コミュニケーションの量と人間関係

人間関係の上でもコミュニケーションは重要ですが、その量によって人間関係のトラブルの要因を見ることができます。


人間関係の問題は、コミュニケーションのバランスの問題によって起こってきていることが多いものです。


すなわち、コミュニケーションの過多か過少かによるということです。


わかりやすく言えば、伝えるべきものを伝えていないか、うざいほど伝えすぎているかの違いということになるでしょうか。


日本人は以心伝心的に相互を理解しあう(察しあう)ことで、言葉少なのコミュニケーションを取ってきた経緯がありますが、情報量が大量であることに慣れた今のこの時代、言葉足らずでは誤解を生む大きな原因となってしまいます。


また逆に人間の間の直接的なつきあいが希薄になってきている現在、相手のことに構わず、ただ一方的に一人が話してしまうこともあります。


もちろん量の問題だけではなく、質としてのポイントや、さらに時間的なタイミングの要素もからんできているのがコミュニケーションを取ることの難しさでもあります。


しかしながら、話し足らずか話しすぎの観点からでも、結構人間関係の問題を解決したり、見直したりすることは可能です。


このコミュニケーションの問題は、相手がいることなので、なかなか自分だけでは判断がつかないことが多いものです。


ですから、そのためにタロットを展開してみて相手と自分のコミュニケーションのバランスを察してみるという方法もとれます。


タロットにはコミュニケーションを示唆するカードや象徴が描かれているためです。


その根拠として、人は無意識の大きな海のようなもので奥底ではつながっているという精神世界での論理があるからです。


そしてタロットは、その無意識層のつながりを、ある図柄として象徴しており、それを読み解くことで目に見えない事柄も見える形で理解することが可能だという考えに立っています。


相手とのコミュニケーションを思いタロットを展開する時、すでになにがしかの無意識におけるコミュニケーション(の調整)は始まっているともいえます。


自分だけではなかなかわからないコミュニケーションバランスをタロットは見ることができますので、実際的にもタロットは有用だということがわかります。

コメント

  1. たろ より:

    先週、職場の人間関係のことをカードに聞いてみたのです。
    出たカードは『法皇の逆』解決カードに『隠者』、隠者の視線の先には『運命の輪』
    伝え方に問題があるんですね。
    解決カードの隠者は私に何を伝えようとしているのでしょうか。
    考えています。

  2. >たろさん
    ほかのカードも見てみないとわかりませんが、法皇の視線の先のカードも大切ですね。法皇と隠者は共通した要素がありますが、隠者のほうが隠れている、表立っていないという点がカギです。視線が運命の輪へ注がれるのも注目ですね。隠者はいったい、運命の輪を見て何をしようとしているのでしょうか? じっくりタロットの声を聴いてみましょう。

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