自分は固いのか柔らかいのか。
皆さん、自分は楽天的だなあと思っている人と、逆にちょっと悲観的に考えるタイプという人がいらっしゃると思います。
同じように自分はまじめでどちらかという堅い人間だという人と、大らかで柔軟性に富むタイプだという方もおられるでしょう。
ここでそれらのタイプを思考として分類してみると、いわゆる頭が固いというタイプと柔らかいタイプということになります。
やはり柔軟性があるほうが世間からはほめられる場合が多いですね。
よって頭が固いことは悪いことだと思われがちです。
だからといって、今日は頭の固いことにもよいことがありますよ、というのではなく(それも確かにありますが)、もう少し違った意味での発想の転換をお話したいと思います。
簡単にいえばこういうことです。
自分の中には頭が固くなる部分と柔らかくなる部分があるのです。あるというより、現れると言ったほうがいいかもしれません。
たとえ頭が固いと思われる人でも、ある得意分野や、逆にまったく普段自分とは異なる分野においては柔らかく物事を考えることができたり、突飛な発想をもったりすることができます。
反対に普段柔軟性があるような人でも、未知の分野、ある特定の状況においてはやはり頭が固くなることもあります。
確かに全体の傾向として思考の堅い柔らかいはあるものの、結局それは人の心の状態によるところが大だということです。
緊張したり、不安に陥ったりしていてはどうしても物事の見え方が狭い範囲になりがちです。
そしてここがよく誤解されるのですが、好きなことでもあまりに興奮したり、熱中したりする状態では視野は極端に狭くなります。
いわゆる「あばたもえくぼ」と言われるような、ものすごく相手を好きになってしまうと何でもよく見えてしまうという錯覚にも近いでしょう。
ということで、頭が固い柔らかいという前に、自分がいかに自然体でリラックスできているかを確認することのほうが大切です。
その上でやはり決まり切った思考しかできないという時は、そもそも頭が固くなっていると思って、自分を変えていく必要があります。
その場合は新しい知識を学ぶ、環境(場所・人)を変えるということが有効です。
また考え方としては「こうあるべき」という「ベッキーちゃん(笑)」と別れる、つまりはずしていくと少しずつ変わっていけます。
しかし、そのベッキーちゃんの元になっている思考法・思いこみの観念が何かを発見しないと、すぐまたベッキーちゃんが戻ってきます。
いずれにしても、まずリラックスして自分をノーマルな(力が入りすぎていない)状態にして物事を考えるということをしてみるとよいでしょう。
マルセイユタロットの「愚者」や「運命の輪」を見ることは、その役に立ちます。(カードの内容を知っているとさらに効果的です)
ついついベッキーちゃんが顔を出しますが(笑)過去のブログを読み返すと意外と本音が書いてあったりします。愚者や運命の輪。愚者は私の好きな一枚です。
>ありのままさん
そうですね、愚者は困ったときには「愚者」(の気分)というくらい結構すごいカードですね。さすがに数を持たない自由性のカードだけあります。