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タロットアドバイス 11/7

自分の中の良心を信じ、誘惑を断ち切りましょう。これをしていても何かひっかかると感じたり、いいことではないけど仕方ないという思いでの行動は、結局のところ自分を裏切った感情のしこりが潜在的に残存して、その抑圧にエネルギーを消費し続けることになるでしょう。ただ、人は不完全(完全への途上状態)な良心回路を有するようなもので、この世のしがらみの中では良心に従えない事情もあります。それでも、少しずつ良心を活かす選択を心がけたほうが、長期的にはあなた自身を救うことになっていくでしょう。


タロットアドバイス 11/6

奇蹟を信じなさいというつもりはありませんが、大いなる力を確信するのとしないのとでは、まさに奇蹟の起こり具合も違ってくると言えます。目に見えているものは、そこにあるから見えるだけではなく、「見ようとするから見える」ということもあるのです。目に見えないパワーというものを信じると勇気が自然とわいてくるでしょう。


タロットアドバイス 11/5

自分自身の力で自らを動かすことのできる人は幸運です。しかしながら、多くの場合、あと一歩のところまで来ていても、単独ではなかなか動き出すことが難しいものです。がむしゃらに自分一人でやろうしても、空回りするか、ため込んだエネルギー以上に大きな力が必要となります。ですから、ここで背中を後押ししてくれる人物、車体を線路に乗せてくれる人物、客車を引っ張ってくれる人たちが求められるのです。物理的にも最初に停止している物体を動かすには、それなりの力がいるものです。人間も同じです。何かをやろうとしても力がいるので、大変なのです。努力不足ではありません。あなたは精一杯やっています。そんな時はほかの人に助力を素直に乞い、相互扶助のもと、後押しを願いましょう。単に一声かけてもらうだけでも大きく違うものです。この世の中にはたくさんの人たちがいるのですから。


タロットアドバイス 11/4

世を見渡せば、学ぶべきものや人はたくさん存在します。今は出会っていなくても、求め続ければ必ずあなたの前にそれは姿を現すことでしょう。また今は教えを受ける余裕がないと思っていても、すでに購入した本やあなたが体験してきたこと、日々の日常生活からでも学べるものは考えている以上にあります。学ぶことはもちろん知識・経験の蓄積と向上につながるものですが、まずは受け入れることへの喜びがそこにはあります。「受け入れられる」ということは、自分の空間拡大と余裕に関連し、自分への信頼や豊かさへもつながっていくことでしょう。たとえ苦しい環境でも、すべてをブロックしてしまうのではなく、ほんの少しでもでも学びの自覚を持ち、自分の中の一部の空間を開けるような感覚で、学びを「受け入れる」ことができれば、何かが変わってくるのではないでしょうか。


タロットアドバイス 11/3

人は思ったよりも、自分に厳しくし過ぎていることがあります。心の中に正義の刃(やいば)を何本もつき立てているようなものです。それが自分に向けられている時と他人に向けられている時があります。
世間は言います。完璧であること、向上心を持って常に努力すること、効率よく無駄なく生きること、成功を目指すこと・・・それが人生のよい生き方であるなどと。そして、いいかげんなもの、自分に得にならないもの、非効率なもの、不合理なもの、そんなものや人とは無縁にすべきと勧められ、自分の中の「正義」に過剰な人は、そのことを忠実に自分に再現して、結局自分を追い込んでいくことになりかねません。
生き方は人それぞれです。どんなものの中にも神性を見つけることは可能であり、影を見ることで光を強く意識することもできます。
強くあろうとしながらも誘惑に負けたり、頑張っていても失敗したと思い悩む、あるいは誰かを手本に自分もやってみたけれどうまく行かなかったことで、自分は人よりも劣っていると悲嘆してしまう・・・けれどもそれは、その人がとても正義な人であるからで、またとてもすばらしい心を持っているから起こることだとも言えるのです。最初から正義でない人は、悩むこと自体も少ないでしょう。
まずは自分の中の多様性や多面性を見つめ、ダメなことばかりでない自分、緩やかでいてもいい自分を発見し、少しくらいの「悪魔」でいることを認めると楽になるでしょう。なぜなら、タロットにおいては、「正義」よりも「悪魔」が上に来ているからなのです(※単純な優劣ではありません)。
この場合、「悪魔」は正誤の二元を超えた自分の心にある多様さ、可能性、人よりも自分自身をまず尊重できる特別な思いを表していると考えられるでしょう。
だから、「正義」が真の意味では「正しいことではない」と思い、自分の中の「悪魔」と仲良くなることです。そうすればもっと自分を楽しめることができるでしょう。


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