自分の気持ちに正直かどうか。
世の中には優しい人が多いので、自分の意志より他人や相手を優先してしまうことが多い気がします。
いやいや、そんなことはないですよ、私は自分勝手な人ばかり見ますよ、という人もいらっしゃるかもしれませんが、それはそれで(自分勝手は)問題ではありますが、優柔不断であったり、人を優先しすぎたりするのもバランスが取れているとは言えません。
そういったことで、今日のテーマはタロットカードでいえば「正義」ということなるでしょう。
あなたは自分の意志をきちんと相手に伝えているでしょうか?
相手とトラブルになることを恐れ、あるいは相手から嫌われることを思って、自分の気持ちとは裏腹に周囲に合わそうとしていませんか?
これを繰り返していると、いつか自分の感覚が麻痺してしまい、自分の意志なのか人の意志なのか、選択においてわからなくなってしまうことがあります。
そして人によって人生はコントロールされ、ほかでもない人のために人生を消費することになります。
また他人ばかり気にすることになるので、気が休まる暇がありませんし、そもそも自分の気持ちには嘘をついていることになるので、その罪悪感から自分を潜在的に苦しめます。
時には自ら罰を与えるかのごとくの状況を自分で引き寄せ、不幸やトラブルを我が身にふりかからせます。それによって自分(の気持ち)を許す仮の行為をしているわけです。
いずれにしても、自分に対する不正直さは自分のため(人のためにも)になりません。
結局のところ自己評価の低さから来ていることが多いわけですが、逆にいえば自分に自信が持てるようになれば、自分への不正直さも消失していくことになります。
よくあることに、何かの行事の参加や行動を促されている時に周りを尊重し過ぎて(というより自分を卑下して)、本当は断りたいのにOKの返事をしてしまうという人がいます。
それで最悪なのは、直前になって思い直し、いわゆるドタキャンをしてしまうというパターンです。これは自分も気分がよくないでしょうが、誘った人にとってはもっとも嫌なことでしょう。
このことも元をたどれば自分の気持ちに正直ではなかったことに起因します。不正直さは決断のスピードさえ遅らせるのです。
「正義のカード」には天秤のほかに剣も手にしているのは興味深いことです。剣は決断もひとつには意味します。
波風を立てないようにする「なあなあな態度」は、結局のところ、逆にあとで波風を周囲に立てることになります。
八方美人が終局的には誰からも特別に好かれないのと同じです。(奇しくも「正義」の数は「8」です)
自分の気持ちに正直になること、これは言ってみれば自分を救うことにつながるのです。(カードとしては「節制」と関連します)
今日の内容はグサグサ突き刺さります。
イヤなのに、イヤと言えなくて約束してしまって、前の日に仮病を使ってドタキャンしたことが何度かあります。
きっと相手もわかっていたと思います。
正義のカードの女神が怖くて直視できなかったわけがわかりました。
これからはイヤなことはイヤだと言える人間になりたいです。
これから正義のカードと話してみます。
>あざみさん
正義のカードが恐く見えるとき、それは確かに自分の心の正直さが問われていることが多いです。そして本当に自分に素直になった時には、正義はまさに「女神」として、またあなたを守ってくれる(くれていた)「守護霊」として理解できるはずです。
まさに今 この問題を乗り越えようとしています。
やっと少しずつ脱皮出来ているように感じています。
自分に自信を持てるようになりたいです。
>メール相談☆ケイさん
これは簡単なようで難しいことですよね。
私もこう書いてはいますが、課題はあります。
あせらず、あくまで自分自身と比べて
前進・解放されていたらよしということ
です。
結局、素直になるということは苦しい
ようでいて、実は自分にとっては気持ちいい
ことだと思うのです。