講座ワンクール修了、そしてこれから学ぶ人のために。

昨日は京都新聞文化センター (カルチャーセンター)でのタロット講座最終日でした。


昨年秋よりこちらで講座をさせていただくようになったのですが、その受講生のかなりの方が、ずっと半年間続けてくださいました。ありがとうございます。


そして昨日は、いわばその受講生の方々の卒業日みたいなものでした。


カルチャーセンターでは、私のオリジナルな展開法で、誰にでもわかりやすく、シンプルにマルセイユタロットを学んでもらえるように教えています。


とはいえ、単にアテモノ占いで終わらせないように、せっかく人類の宝ともいえるタロットと接する機会を得られたのですから、タロットがいろいろな要素に活用できることを知ってもらい、あなたの人生の質を高めていただけるようエッセンスをお伝えしています。


ついマルセイユタロットのことになると、熱が入り、お話しすぎて時間が少なくなることもしばしばですが(苦笑)、タロットを学ばれる皆さんとの時間を何よりも楽しみにしております。


さて、そうして学ばれた皆さんの最後のリーディング発表をお聞きしていますと、本当に皆さん、きちんとリーディングされていることに感慨深いものがありました。


この時は、いっさい私がアドバイスしない形でチャレンジしてもらったにも関わらずです。


もちろん厳密にいえば、まだこれからのところも多くはあります。しかし、タロットの展開からのメッセージ、方向性を読み解くことは、ほぼ全員クリアーされていたと思います。


皆さん、自信を持ちましょう、そしてさらに上を目指しましょう。それと、何もリーディングがうまくなることだけがよいのではありません。


講座でもお伝えしていますように、自分とタロット、そして世界との結びつきを思い、自分の人生を質的に充実させるために、タロットで再構成を行うよう活用してみてください。


さて、今後このようにタロット講座で学ばれる皆さん、あるいは卒業された方に対しても、タロット学習において有用なことをお伝えしておきたいと思います。


それは準備と復習です。


なんだ、そんなことか、と思った人もいるかもしれません。


また「そんな時間ないのよねぇ」と嘆かれる方もいらっしゃるでしょう。


確かに、学生時代の勉強のように、授業の予習や復習と言われると反発心も感じますし(私もそうです(^_^;))、趣味としてのタロットと割り切るのなら別にそこまで言われなくてもいいことではあります。


でも、何事も二つの層、そして実際的には三つの層(場面)で考えていくと効果的なのです。


学習における三つの場面とは、ひとつは予習であり、もうひとつは学んでいる時間・最中、そして最後は復習です。


つまり、過去(復習、見方を変えれば予習)・現在(受講中)・未来(予習、見方を変えれば復習)としてのとらえ方で学びを考えるということです。


余談ですが、タロットでも過去・現在・未来の三枚引きは「スリースプレッド」としてポピュラーな引き方であり、カモワン流でも使う方法なのです。


まじめに言えば、予習と授業中、復習を意識的にとらえてタロット講座に臨むということになりますが、先にも言いましたように、忙しい方にはそれほどまでは求めません。


皆さん、少しでも楽しくやりたいでしょう?


ではタロットの学習ならばタロットを使うのです。


一番簡単な方法は、


1.講座の前にあらかじめタロット展開してみる

2.講義中に1で展開したものを時々思い浮かべる

3.講座後、1の展開と2の実際のことと比べ、その意味や象徴を検討する


というやり方です。


展開はカルチャーセンタークラスの方はボックス法、その他基礎コースなどの方は22枚を使う方法でやってみましょう。(これにとらわれず、習った時点の展開法でOK)


これならそんなに無理せず予習、復習もできるでしょう。


もちろん、きちんとノートを見たり、整理し直したりする普通のやり方をされる時間と意欲のある方はそれをやってください。それだけで、後に大きな効果があるでしょう。


たとえ復習ができなくても、ただ漫然と講義を受けるのではなく、講師に質問したいことや今日は特に学びたいこと、知りたいと思うことを考えて臨むだけでも、かなりあなたの聴いている講義の質が変わります。


先生の講義努力も大切ですが、受けるあなた自身の姿勢によっても、その時間の密度が大きく変わってくるのです。

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