「皇帝」「神の家」「太陽」を考える。
地震災害にあわれた方々に、心からお見舞いを申し上げたいと存じます。
私は阪神淡路大震災の時に逆に生かされた人間です。(このことは、いずれ書かせていただくこともあるでしょう)
被災した人にとって近しい人や知人の言葉、正しい情報以外は、当事者にはほとんどあまり意味のないことは自分の経験からもわかります。
今回は、大災害が起こったことを知りつつも、非被災地域にいる人の気持ち(刻々と伝えられる悲惨な情報への暗澹たる気持ち、そして何か自分にできることないかというもやもやしたあせり・・・それでいて日常的で安堵感もある気分、それへの罪悪感などのもろもろの気分)を知ることができました。
私も含めて、今の自分にはその場での生活、現実があると思います。そこでやるべきことはあるでしょう。
ずっとテレビを見続けて必要以上に不安になり、被災した当事者でもないのに右往左往して、暗くなっていても始まりません。(被災した直接の方々、被災地域にご家族や親族・知人がいらっしゃる方はもちろん別です)
それに役割分担というのもあります。自衛隊や自治体の皆様にお任せしなければならない部分もあれば、被災していない遠くの私たちができることもあると思います。その逆もまたしかりです。
タロットでも「神の家」と「皇帝」が出ています。(ここから以降は、カモワン版マルセイユロットになぞられえてお話します)
「神の家」は確かに見た目は破壊ですが、積み上げて行くことと、試練、そして大いなる始まりも意味します。「皇帝」は現実をもっとも象徴するカードです。ふたつとも建設的なことの意味で象徴を共有します。
おのおののできる「皇帝(現実)」の範囲で、祈る人もいれば、知識として情報を提供する方もいます。
またいずれ整えられる義援金制度に応じてお金をお送りされる方もいらっしゃるでしょうし、ボランティアとして現地に救済活動に赴く方もおられるでしょう。
そのどれも正しい(正義である)と思います。
それとは別に、目の前の家庭・仕事にしっかりと専念することも、また「皇帝(現実)」なのです。それでいいのだと私は思いますし、むしろそのことはとても大切だと感じます。
ふたつの「皇帝」(自分の日常と災害や危機に対応すること)を、地に足をつけて考え、自分の今できることで選択し実行することが、また「実際」であり、「現実」なのではないかという気がしています。
その上で、「神の家」の大きなことを考えてみるとよいでしょう。(上からの光の意味や、自分一人一人がレンガになることなど)
その他、今回のことに対する皆さん(公・民間・一般含む)の対処や行動を見ていますと、「神の家」が日本人の力と誇りを表しているように感じるのです。
「神の家」は「選択」(「恋人」カード)とも関係します。神の選択と個々の選択が大きな分岐点になると想像しています。「選ばれている」ということもあるのかもしれません。
さらに、「神の家」にあるレンガは、「太陽」のカードにも存在します。
そして「太陽」のカードは日本(「日」の本)を象徴するとも言えるカードです。
タロットカードの「皇帝」「神の家」「太陽」、これを身(見)ながら、今私が感じているところを書いてみました。
宮岡さん
そのときそのとき出来ることをタイミングよく行えるように
自分の考えや思いを積み上げて確固たるものにしておかなくては、
そんなふうにも思います。
宮岡さんの言葉ひとつひとつ
とても心強く感じます。
ありがとうございます!!
宮岡さん 素晴らしい記事ですね。
阪神大震災経験者の宮岡さんならでは
の記事に感銘を受けました。
ありがとうございます。
>炎のビジネスコーチング 情熱と涙の売らせるコーチ@永澤恵一さん
いえいえ、私は昔、被災したとはいえ、家を完全に失ったというほどではありませんので、被災者の皆さんの本当の気持ちには及ばないと思っています。
でも、そんな中途半端な私だからこそ、何か書けることはないかと思ってそのまま素直に書かせていただいたものです。
>Matchy☆さん
matchyさんはじめ、こんな私でもブログを読んでいただいている人がいて、そしてこの未曾有の状態。ただ呆然としたり、書くことを逃げたりせずに、私なりにタロットリーダーらしいことで、書けることだけ書いていこうと思ったものを表現したものです。ありがとうございます。