この状況で、あえてバランスを取ること。
地震から三日、まだまだ混沌とした状態です。
しかしこんな時だからこそ、日常生活をありがたくも送ることのできている者が、落ち着いた感情を皆様に届けることもまたひとつの方法かと考えます。
今回のようなことがあれば、普通の生活ができることへの有り難み、感謝を思わずにはいられないでしょう。そのことはやはり大事です。
次に、だからと言って困ることなく日常を送ることができていることに対して、罪悪感や負い目を持つ必要もないと思います。(反対に優越感もいりません。もはや日本で災害を体験しない人はいないと言ってもいいからです)
他のアメブロガーさんが書いていらっしゃいましたが、自分の現実の生活を忘れ(被災していない地域の場合です)、災害情報のテレビを呆然と見続け、恐怖と不安、無力感を増大させていってもかえってマイナスです。
元気で何もない私たちこそ、そのまま元気さを維持し、普段の生活を充実させていくことが求められていると感じます。(もちろん贅沢をするという意味ではありません)
私たちはいつも、「自分の人生をよりよくするにはどうすればよいのか」という観点を忘れてはならないでしょう。
非被災地域の人は、災害情報のテレビは正しい情報や公からの広報を入れる目的意識をもっての視聴に留め、ただ漫然と見続ける態度は避けたほうがよいと思います。
大事で必要な情報を入手したら、あとは静寂な空間を取り戻し、ヒーリング音楽を聴いたり、穏やかな映像を見るなどのことをして心を落ち着けることも大切でしょう。
事実、私もあまりにテレビからの情報を入れすぎ、気分的にかなり滅入ってしまうこともありました。
そこでタロットを引いてまずは落ち着きました。カード的には不思議なことに、「運命の輪」「女帝」「星」という順で三枚が出たのです。
このカード三枚はカモワンタロットをしている人にはすぐピンと来るはずですが、タロットマンダラの三列目のすべてのカードに当たります。
いろいろな解釈があるとは思いますが、私はこの場合、「運命の輪」で象徴される時間や運命の流れを個人としては正常に取り戻すこと、「女帝」と「星」はセットで、希望と自分のできることの計画と展望、自分の心の環境を癒しの気持ちとして調和させていく(簡単にいえば穏やかにする、平和にする)ことだと感じました。
つまりは、先述した感情や心の落ち着き・調和、混乱から日常へのサイクルに変換することを示唆しているととれたのです。
私たち非被災者が元気と勇気を蓄えておけば、反対に危機にある人たちに対して何らかの力にいつでもなれることができます。
東日本が急激なピンチと落ち込みの中にあるのなら、西日本は逆に普段の平常心を養って、健康で心豊かに生きていくことがバランス的に求められていると感じます。
これからは普通でいられることがいかに貴重であるかを実感するでしょうし、またそれを尊く扱い、人生の時間を無駄にしないよう、しかし自己を窮屈にさせないようパワーを蓄えておくことです。
タロットでも救済の天使「節制」は「13」ではないのです。しかもマンダラ縦列的には「戦車」と「世界」の間に位置する余裕があるのです。
人のために尽力できる余力を持つためには、自分たちが同じように巻き込まれないことも大切だと感じます。
コメントを残す