過去の経験が生きる。

カモワン版マルセイユタロットには時系列的に見て、過去を振り返っているカードがあります。


一般的には前向きに、つまり未来を見ることがポジティブだと奨励される傾向がありますが、過去を見ることも大切です


今回の地震で思うのは、行政・一般含めて、皆様のすばらしい行動と意識です。(もちろん全部が全部というわけでもありませんし、未体験のことについてはとまどいや混乱があるのも事実です)


これにはこれまでの災害の経験、特に平成以降の阪神淡路大震災や新潟中越地震などの経験が活かされていると強く感じます。


たとえば阪神淡路大震災では、様々な理由で自衛隊出動や他国からの救援部隊受け入れ等が遅れ、助かる命も失われたと言われています。


しかし今回は政府は国をあげて最大限の復旧と支援にあたっていくと宣言した通り、大規模な自衛隊の方々の迅速な対応がすぐ始まっていました。他国からのレスキュー部隊も続々と日本に入って来られています。


阪神淡路大震災で命を失われた方々にはまことに不幸で悲しいことであったとしか言いようがないのですが、その尊い犠牲が教訓となり、確実に今回の地震で活かされているものがあるのではないかと感じるのです。


もちろん命のことだけではなく、物資・医療・人的支援の配送、配給、心のケアも含めて、そのノウハウなど、過去の体験は今回にかなり生きてくることでしょう。

これは、時を超えた魂の救いかもしれません。逆にに考えると、活かさないと本当の意味で魂の救いにならないと言う覚悟もいるでしょう。



カモワンタロットでいえば「手品師」「斎王」「皇帝」「戦車」「隠者」「節制」「星」「世界」


みんな過去を見ているカードであり、タロットを知る人はその意味を考えると、今回のことにどれも今必要なことばかりだと思えるはずです。


もちろん通常時の私たちの生活においても過去の体験を蓄積として、今と未来に活かすことは非常に大事なことと言えます。


さらに同じ事をただ活かすのではなく、新たに別のもの(価値観・実際)を生み出すという「生かし」もあると考えます。


今起こっていることも過去の蓄積として、さらに未来に違った形で生かせることになることを望みます。

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