今生での自己表現

これまでも自分の生き方に迷うことの多い時代と言えましたが、3.11以降の災害から、さらに生き方について悩まれる方も増えていらっしゃるかもしれません。


そう思いつつも、おそらく皆さんは、この時代のこの国に、今の年齢で生きていることに何か意義があるのでは感じているのではないでしょうか。


日本人の意識や霊的な考え方の多くには「輪廻転生」の思想が根底にはありますので、短絡的に見てしまえば、つい「まだ別の人生がある」というように思ってしまいがちです。


ですが、「この自分」である「自分」を生きるのは一度きりですから、むしろ今生をもっとも大切に考えないといけないでしょう。


そしてこのような状況になれば、もはやいろいろなことを躊躇している暇はなくっているとも言えます。


もちろん状況の変化により、わがままな意味で自分の思い通りに生きるということは難しくなってきたのは確かでしょう。


しかし、自分が本来やりたかったこと、自己を表現することを、様々な理由をつけて先延ばしにしてきた人は、そろそろ本腰を入れて今生でそれを実現するように行動していく時が来たのではないかと感じています。


もしかすると、これまでやれなかったのは、今までの社会状況が自分にとって合わなかったからかもしれませんし、経済活動ということを常に意識させられてきて、それとの融合か見い出せていなかったからなのかもしれません。


けれども、今後の社会の急激な変化によっては、あなたのしたいことが時代にも合致することになるかもしれませんし、あなたのやりたいことと社会との接点が見つけやすくなる可能性もあると考えられます。


一般的に、現在は全体の先行きは不透明ではあります。これまで「こう進めばいい」と確信に満ちていた人も迷ったり、方向転換を余儀なくされたりしている場合もあるでしょう。


そんな中で自己表現をしていくということは大変難しく、社会状況と相容れないこともあると思います。


これまではやはりどうしても「経済成功の観点」から「自分の(確立、表現の)成功」ととらえられていたことが多かったように感じますので、むしろ今後はパラダイムシフト(今までの常識的な価値観からの変化)が起こり、違った意味での自己表現での評価というものがなされてくるように思います。


いわばそれは、ここでも再々登場しているタロットマンダラの順序を、いきなり中層(「正義」から「節制」)から始めるようなものです。


このような意味からも、自分のやりたいことを、これまでとは違う方法での表現、形態で行っていくということがやりやすく、また実行に移す機会に来ているとも言えるのではないでしょうか。


残された時間、今生を大切にしましょう。

コメント

  1. こんにちは。宮岡さんわざわざありがとうございました。おぼえていてくださり嬉しいです。宮岡さんのタロットのブログを読んでいますと、私にはたまにお話の映像が(タロットの絵柄がアニメみたいに動く)浮かんでくる時があり、だからとてもおもしろいなと思って楽しく拝見しています。今後ともよろしくお願い申し上げます。

  2. >心を穏やかにしてあなたのパワーを取り戻します!☆きりさん
    コメントありがとうございます。
    まさに今回の記事のテーマのごとく、自己表現されて、明るく飛び立つがごとくの印象を受けました。一層のご活躍をお祈り申し上げます。

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