受け入れるスペースがあるか。

皆さんは何かを学んだり、新しい物を購入したり、人と交流し始めたりする時にいっぱいいっぱいになってしまうことはありませんか?


つまりは余裕がない状態です。


これはもちろん、行き当たりばったり、無計画さ(この意味ではタロットカートでの「愚者」の問題状態です)によるところが大なのですが、それ以外にもチェックしてもらたいことがあります。


それはそもそも何かを受け入れるスペース(空間・空白)が、あなたにはあったのかどうかです。


一番わかりやすい例で言うと物理的なことになるでしょう。


例えば新しい服を買ったはよいものの、もうクローゼットがいっぱいで入りきらず、やむを得ず部屋に無造作にかけたままにしている、本を購入したけれど本棚がいっぱいで床に置いてある・・・というような状況です。


これは見た目にも乱雑で息苦しく、いざ本当に着たい服や読みたい本があっても見つからないという事態にもなりかねません。


またお客様商売をされている人でも、お客様を招く場所がなかったり、技術や商品が不足していたり、あなたの時間そのものに余裕がなかったりすれば、お客様もやってこないと言えます。


このことは物理的な(目に見えることの)意味だけではなく、心理的な、あるいは目に見えない世界における影響もあると想像できます。


あなた(のお店や教室)にお客様が来ないのは、あなたのスペースの準備(余裕)がないからで、そのことがすでにお客様の無意識の中で感じられるていることもあるかもしれないのです。


ほかにも、「新しい恋の出会いがない」という方では、その人の中にまだ元カレ・元カノの影響が色濃く残っており、それがエネルギー体のような形であなたの心理的スペースを占めていて、そのために新しい人が避けている、入ることができないということも予想されるのです。


いずれにしてもここで重要なのは、何かを受け入れたいという場合には、そのための受け入れるスペースを作ることであり、もし雑多なもので埋まっているのなら、それを整理・処分しておく必要があります。


いわばタロット(カモワン版マルセイユ)で言えば、「斎王」と「女帝」、そして「吊るし」と「13」の関係になるのです。(あえてカードの意味を詳しくは書きません。またそれぞれで、「手品師」「力」の段階も重要となります)


受け入れたければ、その前段階のことをきちんとしておくことが大切となります。


ただ高次の段階では、たとえ処分や整理がなくても限りなく受け入れることもできるようになるとタロットは語っています。


それはもう自分の中が広大無辺になるからであり、また自動的に入るものも処理されていくからだと考えられます。


しかしながら、まずは私たちは準備をもって受け入れていく段階を進むのがセオリーと言えましょう。

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