「愚者」になっているといいことがある。
前にも書いたことがありますが、人が亡くなる時や病気になって死期を悟った時、いろいろと後悔をするようです。
特に日本人はその傾向が強いと言われます。
それはやはり、何かと我慢や忍耐をする、外に出すことを控える民族性というものがあるのかもしれません。
でも「この自分」としては一度きりの人生であり、楽ばかりを追い求めていても学びにはなりませんが、反対に自分を閉じこめる一生もとてもつまらないものだと言えます。
特にもう皆さんは気がついたと思いますが、日本は災害の多い国であり、安定的な変わらない生活や状況が続くことは実はまれなことだったのです。
そうした時、求められる心や姿勢というものは、タロットでいえば「愚者」的なものだと言えるでしょう。
元来すべては移り変わるものであり、だからこそ、それを思って自分自身も自由にそして身軽に、人生を楽しむかのような態度を取っていれば自然の理にもかなうと考えられます。
そこで、死ぬ間際に後悔しないように、自分自身にも言い聞かせることが最近はあります。
それはやはり「愚者」のカードに関係することです。
「愚者」は先ほど述べたように、どんどんと旅するかのように移行している人物が描かれているカードです。
つまりはどこかに行こうとしているわけです。(しゃれではありませんが・・・)
「行く」ということは目的があるためで、この目的を「人」と「物」にわけるとわかりやすいです。
そう、私たちは「愚者」となって、人に会いに行ったり、ある場所に行けばよいことになります。
一番最初に述べた死ぬ間際の後悔でも、「あの人に会って伝えたかった、謝りたかった、感謝したかった」というものと、「もっと行きたい場所に実際に行っておくべきだった」というものが多いらしいのです。
ということは、私たちはなるべく「人に会う(会って話をする)」「行きたい場所を訪問する」ということをしていれば後悔が少なくなるというわけです。
ずっと安定した状況が続くとは限らないことは先述したとおりです。極端なことを言えば、明日どうなるかわからないのです。
ですから、今日からでも自分の縛りをもっと解放して、会いたい人に会い、行きたい場所に行くという姿勢と行動を取ることだと思います。
今はGW真っ盛りです。まだ何も決めていない人は、早速上記を実行に移してみるのもよいのではないでしょうか。
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