タロットによる願望実現のシステム
昨日の続きのような話になります。
昨日の記事 では、「あやふやなままのイメージでは、未来を本当の意味で形作ることができない」というお話をしました。
それで、当然ながら、あやふやなもの(イメージ)をはっきりしたものにすることが現実化においては重要であることがわかります。
それは言ってみれば、「どうなりたいのか?」という質問に対して、「こうなりたいです」という明確で具体的な「映像」を思い浮かべることができるようにするということです。
このことは、カモワン版マルセイユタロットのタロットマンダラ、「月」「力」「皇帝」のラインに描かれていることでもあります。
そして、このラインから、もうひとつ重要なことがわかります。
それは単純なことですが、先述した質問「どうなりたいか?」というものに対して、「こうなりたい」という映像とともに、声に出して言えるか、言葉に出してそれが言えるかということです。(なぜ「声に出す」ということがカードから読み取れるのかはここでは指摘しませんので、見つけてみてください)
映像だけではまだ自分が思っているだけ、イメージしているだけなので、それをさらに具体化させるには、声に出してそのイメージを語ることであり、つまるところ、それは人に「具体的に」説明できるかどうかということになります。
人に説明できるということは、かなり詳細に形になっているということであり、自分でも次第に映像や想像の世界ではリアルになっていることでもあります。
そして人に語るので、言葉だけで終わらせてはいけない強制力のようなものも働きます。実直な人ほど、これは自分に働いてきます。言霊と言ってもいいかもしれません。
説明できない場合は、やはりそのことの実現に対してブロック・抵抗があるので、スムースに現実化することが困難になります。
「こうなりたい」という映像を詳細に、そして人に対しても説得力を持つほどそれを語ることができるのなら、もはや実現は時間の問題と言えましょう。
その途中段階で、特に人に語ることができない場合は、やりたいこと、なりたいことに対して抵抗があるか、自分にはそれができないと、どこかで許可していない(認めていない、無理だと思っている)ことがあるということになります。
その場合は、さきほどの「月」「力」「皇帝」のラインの真ん中のカードである「力」の段階をよく検討し、今度は下の「皇帝」に向かうのではなく、水平ラインの「運命の輪」「隠者」「正義」、あるいは「吊るし」「13」「節制」の方向にスライドさせて考察すると、自分の弱み、抵抗がわかってくるでしょうし、どうすればよいのかにも気づきがあるでしょう。
もともと自分に縛りやブロックをかけていることが多い人は、イメージから実現化を図る前に、浄化や解放をしておく必要性があります。
逆に、すぐ思ったことがかなう人は、それだけブロックがはずされているか、縛りが少ない人だとも言えるでしょう。
結局とのところ、イメージであれ、行動であれ、望む「現実」を「実現」させるには、自分の人生について能動的になれるかどうか、それにかかっているのです。
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