こだわりを終わらせていく方法
私の幻のセミナーといわれる恋愛セミナー。
なぜ幻なのかと言いますと、決して講座がいつも満員になって受講しづらいから「幻」というのではなくて、単にめったに開催しないからという意味です。(苦笑)
ただ開催すると、結構濃密な内容なので、参加された人にとってはインパクトがあるものになると思います。
この講座はいわばタロットでいえば「恋人」カード一枚について語り尽くす・・・みたいなものです。
と、ここまで書いてくると、「もしかして恋愛講座の宣伝ですか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら(?)そうではありません。(笑)
実は恋愛セミナーにおいても語っていることですが、恋愛にしろ、ほかのことにしろ、「終わり」ということがとても大切になってくるのです。一種の区切りと言い換えてもよいでしょう。
きちんとある事柄を自分の中で終わらせていないと、その残ったエネルギー・感情は自分が意識していなくても、常にどこかでその終わらせていない事に向けてエネルギーを注ぐようになります。昨日書いたこととも関係しますね。
そのために新しいことに向かえないということになりますし、たとえ無理に新しい方向へ進もうとしても、逆方向に引っ張られるようなことが起こることもあります。
時には自分で無意識のままに新しいことを壊してしまうこともあるのです。
恋愛でいえば、昔(元彼・元カノ)の人が忘れられず、極端な場合、新しい人が現れても自分でその関係を壊すようなことをしてしまう(あるいはそういう事態を引き寄せる)ということですね。
それから恋愛に限らず、とても強い思い入れの人(事柄)を突如消失したり、関係が保てなくなって禍根を残していたりする時も、同様のことがあります。
これも心理的にはきちんと線引きができていないままになっており、いわば「終わっていない状態」といえるのです。
そのため、現実的には会えない、時間的に戻ることができない言った場合、儀式的に象徴として終了させていく行為が必要となることがあります。
そのひとつの方法にボックス・箱を使うという方法があります。
それは思い出の品や写真、その事柄や人を象徴するものを、実際にひとつの箱の中にしまい込んでいく作業です。
思い出したい時はその箱を開けて、品物を出しても構いません。ただその後はまた箱にしまい込んでください。
そうして箱に入れていくことで、まさに自分の心が整理され、濃密な感情が物質となって次第に無機質に変わっていくのです。現実に起きたことを、モノクロームのアルバムにしていくようなものです。
最終的にはその箱ごと処分することで、完全に思いを風のよう四散させることができます。
ただ無理に処分しなくても、箱をどこか置いておくだけでもよいです。恋愛で忘れたい場合は処分したほうがよいでしょう。
このことは実はタロットでは、「13」と「審判」のカードに関係しますし、そこからインスピレーションを得た方法でもあります。
マルセイユタロットを知っている人は、「恋人」を加えると、この三枚が特別な並びになることがわかるでしょう。
そしてこの方法には、とても大事なことがあるのですが、それも「13」と「審判」に関連することです。一言でいえば、価値転換して「愛」に気付くことが重要ということになります。
タロット講座(ハイクラス)や恋愛セミナーではそのことは詳しくお伝えします。
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