リーディング練習 質問についてなど

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では今日の記事です。


タロットリーディングを上達させるうえでは、やはり練習が欠かせません。


これもただ闇雲に数をこなせばいいというわけではなく、前にも述べましたが、ひとつの型や原則を適用しながら、常にリーディングが終わるとフィードバックしていくことが大切です。


フィードバックするということは、検証であり分析です。


これは、実際の結果と比較検討するということもありますが、それより大切なのは、自分の行ったリーディングがどのパターンで、どういう基本の流れに属していたのか、あるいはその基本からはずれて考えなければならないものであったのかなど考えることです。


リーディングのコツや基本がわからずに、数稽古をこなしたところで、陥る先はますますの混沌です。言ってみれば、地図を持たずに無数の穴のある洞窟の中をさまようなものです。


しかしながら数をやっていれば人間は学習能力やもともと持っている感性・直感がありますので、結局数によってある種のパターンやコツをつかむことがあるのも事実です。


実際にはおそらく芸事のようなことは、たくさんのことをこなして、その中から型が落ち着いてきたのではないかと推測されますので、やはり多くの経験から自分なりのやり方をつかむのもありでしょう。


とは言え、すでに型ができあがっているものならば、先人たちの積み重ねによって生み出されているものなのですから、習得もしやすく、理解の鍵となるものであり、最初から型を会得しておいたほうが便利であり応用も利きやすくなります。


ということで、タロットにおいても基本的な型をまずはマスターすることが大事になってきます。その上で数をこなすと大変有意義な練習になってきます。


次によく質問されることですが、「どんな質問(問い)を練習時にすればよいのか」ということです。


この質問にはまず内容以前に、どういう意識で望むのかということも重要です。意外にこれはあまりふれられないことなので、あえてここで述べておきます。


それは練習意識のレベルによって問いを変えていくということです。


当たり前ですが、自分(あるいは他人)にとって非常に重要かつ真剣なテーマである場合と、日常的で些細なものの問いとでは意識も異なります。


ですから最初からタロットに対して質問の内容、自分の気持ちに応じて、「こういうレベルでの質問で、それによる練習です」と宣言しておくことが肝要なのです。


具体的に言いますと、「これは簡単な質問になりますが、練習のためにやらせてください」「これは大変真剣な問いで、練習を超えるものですので、よろしくお願いします」と実際に言葉に出すか、心で思って行うわけです。


これは前提として、タロットの精霊が存在し、リーディング時において見守っていると考えてのものです。


タロットの精霊を人間的に見て、その人物とともにリーディング練習を行っていると想像すれば、こういった問いに(意識に)対する宣言は必要なことがわかってくるでしょう。


このような意識の区別がないままやると、重いテーマでも簡単な問いでも一緒の意識となってしまい、適切なカードが出ないばかりか、時にはタロットに対して失礼をすることになります。また逆にいつも神聖に感じすぎて、練習として気軽にタロットを使うこともできなくなってしまいます。


こうした区別さえつけていれば、基本的にはどのような質問でも練習時には構いません。どしどし修練して、リーディング技術を向上させてください。

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