残りの時間を苦労で終わらせますか?

ブログの読者層の方の年齢がとのくらいなのかはわかりませんが、中高年の域に達している方には特に今日の記事は関係します。


人は自分の年齢を強く意識されている方と、あまり気にかけていない方がいらっしゃいますが、おおむねあまり自分の歳について意識していない方のほうが若々しい気がします。


とはいえ、どんなに若く見えたとしても、年齢は確実に増えて行きますし、やがては誰もが死を迎えます。


そこで改めて自分の年齢を思い浮かべてください。もちろん忘れている人はいないでしょうが、これから述べることのためには自分の年齢が必要なのです。


そしておよその日本人の平均寿命から逆算して、自分の残りの年数を計算してみましょう。今まで生きてきた年数(つまり現在の年齢)と比べてどちらが少ないですか?


また少ない人は、実際にはあとどれくらいの年数が残されていますか? 計算をすることにより、自分が普段思っているよりもかなり少ない年数であることに愕然とするかもしれません。


そう、あまり人生の時間は多くないのです。ましてや中高年の方は、本当にあとの人生はこれまでのことを思うと一瞬です。(時間感覚も次第に速くなると言われています)


ということは、もうあまり苦行や辛抱などして心身を痛めつけるのは、効率のうえでも、人生を有意義に過ごすためにもあまりよくないことだと気がつくはずです。


わざわざ残り少ない人生の時間を、つらいことや苦しいことに注ぐのはとてももったいないことでもあります。またそもそも、若い頃よりもいろいろと無理がきかなくなっていることもあります。


別に怠惰な生活を送れと言っているのではありません。


闇雲に動いたり、理不尽な労苦をするのは時間が少なくなっている人生では意味がほとんどないということを指摘しているのです。


別に年齢が行っているからといっても早々とリタイアしたり、悠々自適に暮らしたりするのが必ずしもよいとは言えません。規律をもって、使命感とともに仕事や運動を適度にやっていくのはいいことだと思っています。


それでもそれは「適度である」からこそいいものでなのであり、やたらと無意味に苦労をしたり、自分に負担をかけすぎたりするのは人生時間が少なくなりつつある人には、特に問題となります。


ですから今後は心身をいたわりつつ、調和のとれた生活を送ることを心がけることです。


調和」という観点が大切で、その意味では適度なプレッシャーもOKとなります。何もしないゆるゆるでダラダラした生活は、これもまた残り少ない人生の浪費と言えます。


相対的に、中高年に差し掛かりますと、苦しいことをして成長を図る段階はすでにもう過ぎていることもあります。


「若い時の苦労は買ってでもしろ」と言われますが、もう若くはない人は別の方法で成長を図る工夫を凝らさなければなりません。


それでも年齢にかかわらず、誰かのため、何かのために力を注ぎ、労苦をあえて厭わない人もいます。それはそれで自分が誰かの役に立っているという実感があるためによいのです。そうしたものは苦労とは感じないものです。


しかし自分の人生は人のものではなく、あくまで「自分の人生」なのです。ですからもうあまり時間のない人は、自分のために生きること、自分を労り、自分の人生を楽しむ方向にシフトしてみてください。


あなたの人生は子どものためでも配偶者のためでも親のためでも<、友人や他人のためにあるのでもありません。あなた自身のためにあるのです。(もちろんあなたの周囲の人のおかげで、あなたの人生は輝いたり、意味のあるものになっていますし、それに感謝することではあります)


そのためには無駄な苦労はもう必要ないと思い、余った時間を自分自身の楽しみや喜びに使うようにしてみてください。

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