占星術の象徴の入り口として。

現在、風邪で体調不良のため、もしかすると、ここ数日で定期的なブログ更新がストップすることがあるかもしれませんが、ご容赦くださいませ。

さて、諸説ありますが、タロットには(西洋)占星術の象徴や知識も織り込まれていると見る向きがあります。

まあ、占星術を主としますと、逆に占星術(的知識)がタロットを作ったという人もいらっしゃるかしれません。

それはともかく、やはり私自身もタロット(マルセイユタロット)には占星術と関連したものがあると思っています。

そのため、占星術についても、学んだり親しんだりすることがあります。

ただ、ここでも何回か書いてきているように、私自身の立場としては、占星術をやはり占い的には使わず、自己探求や自己の向上「モデル」や「地図」「指針」のように見ています。

そのほうが自分としては面白いですし、そういったことに関心と価値を置いているからです。

とはいえ、入り口としては星の動きの影響を占い的に見たり、ゲーム的に遊び感覚で親しむこともいいと感じています。

そのひとつに「曜日」と惑星の関係を見るというものがあります。

あまり知られていませんが、現在使われている曜日も、星(惑星)の象徴として見ていくことができるのです。それは曜日の成立自体、惑星(の名前)と関係しているためです。

惑星の名前がギリシアやローマでは神の名前になっているように、古代の人は惑星に神のエネルギーや力・働きを見ていました。

そのため、その名を宿すものにも、それと同質のものがあるとされていたのです。曜日はその典型的なものと言えるでしょう。

月曜日には月が支配し、火曜日には火星が支配し・・・みたいなことですので、ある曜日には「その惑星で表されることを行うのがよい」と考えられていたわけです。言い換えれば、その惑星に象徴されるエネルギーのサポートを受けるということです。

これを今の人たちが行うと、少し違和感があると思います。

というのは、多くの人の仕事と休日のリズムによって、土日が休みで月曜から仕事が始まるというパターンに慣れているためです。

しかしながら、それでもその奥底に流れる惑星の象徴性を曜日に見ていくことは、今でも興味深いことです。おそらく今までとは違った観点が見いだせるでしょう。

また自分の生まれた日が何曜日であったかとか、自分にとって変化があったり、特に記念となった日が何曜日になっているのかを調べてみると、自分がどの曜日(惑星)に守護され、どの曜日に変化や問題がありがちなのかもわかってくることがあります。

やはり人によって縁のある曜日、すなわち惑星やエネルギーがあるものです。

もちろんホロスコープを見ればもっと詳細に理論的にわかりますが、こういうゲーム的な見方も楽しくて、惑星(のエネルギー)を象徴として感じるのにはよい入り口です。

慣れてくれば、これら惑星の諸力を、私たちの住むこの世界のあらゆる事象に表現されていることを見て取れるようになってくるでしょう。

これは「惑星」の部分を「タロット」と置き換えれば、同じ意味になります。

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