くよくよ悩むことで失われるもの。
一般的に、くよくよしたり、取り越し苦労したりして思い悩むとよくないと言われます。
私自身も、もともとそういう思い悩む傾向がありました。
しかし、タロットや精神・心理の学びをすることによって、だいぶん改善されましたし、その仕組みやメカニズムなども分析するようになってきました。
そこでわかってきたことは、単純にエネルギーの無駄使いになるからよくないということです。
そんなことは誰でもわかるよとおっしゃるかもしれません。まあ、その通りですね。(笑)
ただそのエネルギーの本質が、マルセイユタロットで言えば、「女帝」や「13」、また「力」や「悪魔」などとも関係するものであり、言い換えれば創造性や生命力とも関連するということは、あまり意識されていないことだと思います。
「思い悩む」ということは、実は精神の世界ではその「思い」の創造(想像が創造)を行っていることになり、それだけ何らかの思念エネルギーを使っていることでもあります。
おそらくそうしたエネルギーは、本来、人には無限にあるものと考えられるのですが、それは宇宙や自然といった、私たちの存在を包み込む大きな空間とつながっていることが意識できている人にはそうであると言えますが、通常は遮断されたような感覚となり、限界したものになっていると考えられます。
わかりやすく言えば、宇宙と一体化したような感覚のある人は無限のエネルギーを使えますが、普通の人は自分の思う「自分」という範囲内で限界設定しているということです。
もっと言えば、一般の人は通常、創造エネルギーの容量に限度がある(個人差はあります)ということです。
従って、「ああだ、こうだ」とくよくよ悩むことは、エネルギーの無駄使いとなり、あまりやり過ぎているとガス欠のようになって、そもそもの生命を維持するエネルギーも不足してくることになります。
こうなると、本当に体か心の何らかの病気となってしまうこともありえます。
実はこのエネルギーの扱いは、マルセイユタロットの「運命の輪」と、先述した「力」にも関係し、つまりは自分の運命・運勢にも影響が及ぶことになります。
シンプルに言えば、エネルギーを無駄に使いすぎると自分の運が悪くなった状態になってきます。
ということで、やはり悩み過ぎるのはよくないと言えましょう。
ではどうすればよいのかということです。
それは「悩む」ことの本質を見ることです。
結局のところ、「悩む」ということは、現状では選択できないとか、解決策が見つからない、わからないということです。
であれば、今の自分を超えることで解決されます。
今の自分を超えるとは、具体的には現状の自分の思考・知識・行動パターンを変えることですが、そのアイデアを持つ自分に移行させることが先決です。
すると、自分自身で移行させるか、他人(または外部環境)によって移行させてもらうかになります。
前者は情報収集や学習、自己の行動よる環境の変化ということになるでしょうし、後者は他人、特にその悩み事のテーマの専門家などに相談したり、強制的な外部からの介入だったりするということになるでしょう。
つまり、自分自身でレベルを上げるか、フィールドを変えるか、あるいは、自分よりレベルが上であったりフィールド(分野・場所)が異なったりする人からの救済(引き上げ)の方法が存在するということです。
いずれにしても、どちらもせず、ただ現状レベルの自分のままでくよくよしたり、あれこれ考えていたり(堂々巡り的なもの)していても、解決にはならないことがわかります。
ただし悩みをずっとし続けていくと、ある瞬間に爆発したり、インスピレーションが降りてくることもありますので、必ずしも無駄とは言えません。しかし、その多くはたいてい、その思い悩むことに対して積極的になったり、必死になったりした時です。
後ろ向きの漫然とした「くよくよ」的なものでは、いい意味での爆発は起こらず、エネルギーを消費していくだけに終わりがちです。
タロットカードを使うことは、自分で移行させるひとつの方法ですし、また他人にリーディングしてもらうことは、自分でできにくい次元移行を、より簡単にする方策でもあります。
タロット使う人は、「タロットを使って何をしているのか」を今一度、自覚してみるとよいでしょう。
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