タロットが呼ぶ展開力

前回の続きのようなお話となります。

タロットを展開すると、物事が実現したり、問題解決が早くなったり、事態の進行スピードが上がったりすることがあるということを書きました。

今回はその理由の推測です。

ひとつは、心理的要素が指摘できます。換言しますと、心の整理ができるためというほうがぴったりでしょうか。

私たちは何かの問題を抱えていたり、悩み事があったりするというのは、複数の心による迷いがある状態と言うこともできます。

「心」ってひとつじゃないの? 

と思うかもしれませんが、実はよく分析してみると、私たちはいろいろな「心」を同時に持っていることに気がつきます。

心裏腹という表現があるように、普通は、ある人や物事に対して、二重三重にも思いがあり、そのどれかを局面・場面に応じて選択していると考えることもできます。

ちなみにタロットは、この心の(選択している)種類を象徴的に表現しています。

例えれば、ある問題における自分の取るべき方向性において、冒険者財務官などが言い争っているような状態が葛藤であり、問題と感じている自分自身だということです。

タロットを展開した時、絵柄の象徴とカードが紡ぎ出すある種のストーリー性によって、その輻輳した心模様が整理され、いわば、自分の複数の心の会議状態に、ひとつの結論が見い出せたり、終止符が打たれたりするようになるのです。

もっとも、これはやはりカードの象徴性をよく知り、課題であることのストーリーをうまく納得できるものに導けるタロットリーダーと共同で見たほうが、会議の結論は出やすくなります。

ただ自分一人でも、カードの絵柄の象徴性を知れば、カードに自分の複雑で捕らえきれなかった心を投影する(鏡のように写す)ことができるので、非常にわかりやすい状態になるのです。

カードは絵であり物質(カードとしての)ですから、それだけ「」として捕捉しやすくなります。心は逆に目に見えず、思考やエネルギーの世界であって、自分では捕らえがたい代物です。

ここにカードという物質を間にはさむことで、まさに実際のもの・形として自らの思考や感情を扱うことができるようになるのです。

さらにそれ(カード)を動かすことで、(内面)を変化させることも可能です。※その効果を高くするためには、カードと自分・事象との関係が十分についていることが重要となります。

自分の心が整理されると、どうすればよいのか、どう動けばよいのかも明らかになりますので、当然課題についての実現へのスピードも上がることになります。

これがまあ、常識的・心理的に見た、カード展開による実現スピード上昇の理由です。

常識的というからには、実は非常識的なもの(理由)もあります。(苦笑)

ただし、この非常識的というのは、かなり飛躍したと言いますか、より非科学的(現代の科学的視点においての非科学的)になってきますので、通常では理解しがたいことになって、話を受け入れられない人もあるかもしれません。

ということで、こんなこともあるかも?くらいで読んでいただければと思います。

マルセイユタロットには特別な幾何学的構造がもたらす効果があります。

これは比率がもとになっているのですが、占星術でも星の配置やアスペクトでの影響を見るように、「比率」と「象徴」は、天・地・人に各次元の異なるフィールドに同じ性質を響き合わせます

何を言ってのかわかりづらいと思いますので、思い切っり省略しまして、要はタロットカード(マルセイユタロット)は、世界や世の中のミニチュア盤・ひな型であるということです。

つまり、カードの世界はそのままあなたが現実と思っている世界を凝縮・象徴化したものになっているのです。ここで重要なのは、「あなたが現実と思っている世界」ということです。

カードのひな型性質によって、あなたが展開し、理解したカード内の世界(それは、最終的には「あなたの思っている世界」でもあります)は、外の現実の世界に影響を及ぼし、小宇宙と大宇宙の連環・共鳴のように、実際に現象が変化していきます。

未来を前もってカートで予測・経験し、今カードの世界で対処・処置しておくことで、現実の未来も変わるという仕組みです。

これがカードを展開すると、現実化したり、物事の変容したり、変化のスピードが上がったりすることが起こりやすい理由のひとつだと考えられるのです。

ほかにも理由はあるのですが、それはあまりに理解しがたいことになりますから、ブログではこのあたりまでとしておきます。

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