再び会う(遭遇する)出来事の意味

タロットの読み方について、普遍的な意味と個別的な意味(個人特有の意味)があることは何度かお伝えしてきました。

私の場合でも、「このカードが出るとこういう意味になる」とか、「こういう並びになると自分にとってはこうだ」というケースがあります。

最近、そのあるパターンを自分使いのタロット(自己リーディングや自己活用で使うこと)で登場していたので、注意していますと、やはり、という感じでそのことが生じました。

そのパターンとは、以前繋がっていた人で、しばらくは疎遠になっていたような人から再び何らかの形でコンタクトがあったり、自分がその人と遭遇したりすることです。

タロットの話とは別にしても、皆さんにもそういう経験はあると思います。

あくまで自分のこととして、これまでの似たような体験のパターンから分析しますと、こういう時はたいてい、自分の変化が起きるタイミングであると言えます。

逆に言えば、相手の方にもステージの変化や環境が変わっていくサインである場合も多いでしょう。

ただ、なぜに「再び」、そして今なのかということです。

これはいろいろなことが考えられますが、出現するタロットカード(ただし自分のパターンでの展開ですので、普遍的に全員に当てはまるとは言えませんが)から伺えることは、その人物との関係性の問題ではなく、その人物と一緒に過ごしたり、仕事をしたりしていた時代における自分の問題が鍵だということです。

つまり、相手はあなたの問題・テーマを表す「象徴」であり、それは過去の問題のようでいて、実は今の問題(テーマ)でもあるわけです。

例えば、その当時のあなたのテーマが仕事の拡大となっていたのなら、今また、仕事を大きくしたり、変革したりするようなことの問題が再現されてきているということです。

ただし、かつての時代のそのまま(の問題・課題)でははなく、種類的には同じであっても、別のレベルでの課題やテーマであるということがポイントです。

例示すると、前の時は100万円の規模を課題としていたものが、今度は1000万円で思案しているというような感じです。

恋愛結婚などで言えば、以前は結婚相手を探す事がテーマだったのが、今回は結婚したけれども、パートナーとのさらなる発展的な関係性について課題としているという具合です。

現在、あなたが再び、何らかの形で、以前の課題やテーマに取り組んだり、向上させたりすることが起こっており、その自覚やサインとして、当時の人が現れてくると考えられます。

簡単に言いますと、宇宙(自分でもあります)からの「頑張れ!」メッセージ(笑)みたいなものと言えます。

まれにレベル上昇や発展とは逆の、下降・退行的に課題レベルが落ちることもあります。これは「注意せよ!」という警告的なものでしょう。

もちろんこのような意味だけではなく、久しぶりに人と再会するパターンが増えるということは、思い出さねばならないことがある(それはよい・悪いの内容を問いません)という象徴だったり、ストレートに、その人との関連で未処理だった自分の問題を完結させたり、終わらせたりすることの意味の場合もあります。

「未処理の問題の完結」と書くと、ネガティブな、積み残し的問題の処置みたいなイメージがありますが、例えば、その時は本当はつきあうべきだった相手なのに、勇気がなかったり、タイミングが悪かったりしてつきあえなかったため、今再びチャンスが訪れたということもあり得るのです。

カードの展開にしても、実際の出来事においても、シンクロニシティ(偶然の一致、偶然のような必然)として、複数回登場する現象というのは、何か特別な意味が込められていることは多いものです。

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