意味を知らなくても簡単に占える方法

今日はちょっと軽いネタを書いてみよう思います。

さて、今も一般的にはタロットは占いだと思っている人がほとんどです。

私はそれ(占い)だけではないタロット(マルセイユタロット)の価値を伝えている者ですが、占いを否定しているわけではありません。

占いにもよいところはありますし、楽しい部分もあります。ただ、占いばかりに固執することと、タロットが占いの道具でしかないという思い込みの人にはもったいなと思っているところがあるのです。

また占いに凝り出すと、実は深くには自分を縛る怖ろしい原理(これはあくまで私の考え)もあるのですが、それは言わないでおきます。気軽に、楽しくゲーム感覚でやるのなら、むしろ占いは奨励できることも多いのです。

要はタロットは使い方によって、どんなものにでも変化する優れた多機能象徴ツールだということです。

ということで、タロットの知識がなくても、またカードの意味を覚えなくても簡単に占える方法をご紹介します。

まずタロット(この場合は種類を問いません)を用意したら、カードを一通り見てみます

そして直感的に好きなカードと嫌い、もしくは嫌な感じのする絵柄のカードを分けます。

できれば、それぞれ同じ数だけの種類(好きなカード、嫌いカードともに)を選んでおき、次にそのグループ内でも、好きな順と嫌いな順のランクをつけておきます。

あと、残ったカードはたくさんあると思いますが、それはそれでOKです。

それで、占いたいことを頭に思い浮かべ、トランプシャッフル(トランプゲームの時のようにカードをくる)でもよいので、カードをランダムによくシャッフルします。

その後、「これ」と思うカードをカードの束から一枚引き出して、見てみます。

そのカードが、先程行ったグループ分けとランク(順位)ではどうだったかを見ます。

好きなグループのカードで、ランクが上であるほど、思いや結果は良好であったり、イエスであったり、GOであったりと判断します。

逆に嫌いなカードグループで、ランクが上(つまり上ほど嫌いであるということ)であればあるほど、その問いに対してノーとか、バットとか、今はその時ではないと見ます。

好き嫌いグループではない、ほかのカードであれば、どちらでもない、たいした問題ではない、相手か自分も無関心なこと、のように読みます。

例えば、あの人は私のことをどう思っているのか?という問いでも、イエス(好きな)カードグループなら、「好き」「まあまあ好き」「好意を持つ可能性あり」「友達としてはOK」・・のように自分でランクと意味づけをしておき、ノー(嫌いな)カードグループなら、「まったくダメ」「ほかの好きな人あり(ライバルあり)」、「あまり好ましく思っていない」「単なる友人」・・という具合にしておいて、それをあてはめるということです。

吉凶を順位つけるか、その吉凶の中でも具体的に設定しておくかで、面白さのレベルが変わると思います。

具体的に設定しておいたほうがちょっとした占いぼくなり、ドキドキしますが(笑)、大まかな吉凶設定のほうが、吉であれ、あまり良くない結果であれ、衝撃は少ないです。(苦笑)

やり方を書いてしまうとわかるように、これはおみくじみたいな方法であり、タロットでなくてもできることです。(トランプでも、おはじき(笑)でも可能)

でもタロットのほうが絵がついていて、直感や感性が働きやすく、それはたいていあなたの潜在意識とリンクしており、頭(理屈)で凝り固まった悩みを、スーと心で解いてくれるところがあるのです。

そう、実はこれは「占い」なのですが、ある種の訓練でもあります。

それは自分の好き嫌いの感覚が、意外に物事の判断の元にもなっており、それがよいこともあるということを理解するためのものです。

もちろん好き嫌いばかりで物事を選んでいてはまずいこともありますが、現代の複雑な情報社会(視覚と聴覚の文字・言葉情報の多い世界)では、好き嫌いの感性さえ鈍っているので、こんな単純なことでもセンサーを磨いたり、取り戻したりできることもあるのです。

私が占いを評価するのは、人がもともと持っている、こうした動物的(しかし実は霊的なところもある)センサーを取り戻すところがあるという点です。

あと、カードを知っている人でも、「このカードが出ればOK、このカードの時はノー」みたいに決めて引いてもよいですし、シチュエーションごとにイエス・ノーカードを設定しても面白いです。

あえて受動的でスピリチュアルな言い方をすれば、タロットカードは、あなたとタロットの精霊とが決めた約束・ルールにおいて、それなりにうまく出してくれるものなのです。

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