今自分に何か起きているのでは?と感じる人に。
皆さん、最近調子のほうはいかがですか?
もうすぐ夏至でもあり、このタイミングでは、変化が起こっている人も多いのではないかと思います。
その理由は星の動きに関係するという人もいますし、全体的な波動の上昇とか、地球や宇宙の成長とか、スピリチュアル的な考えを理由にする人もおられるでしょう。
また国際的・政治的な動きも関係があるかもしれません。
私は理由を求めていくことも悪くないとは思いますが、自分に起こっていること自体を観察するのが重要だと感じます。
つまり理由より現象です。
そして、逆説的なのですが、その上で、やはり現象より理由へと反転していくプロセスが肝心でもあります。
まず理由より現象というのは、単純なことですが、起こっている理由をあれこれ考えるより、「今自分は落ち込んでいる」とか、「気持ちがナーバスになっている」とか、「眠気がひどい」とか、逆に「眠れない」とか、「仕事がうまくいかない」「人間関係が変わってきている」など、生じていること自体に注意します。
それ(起こっていること)には漠然としたものもあるでしょうし、パートナーとうまくいかないとか、右手が痛むようになったとか、仕事で失敗が続くとかといった具体的なこともあるでしょう。
いずれにしても、何かの変革や変化があるからこそ、「何か気になる」「おかししいな」と感じているはずです。
原因や理由がないわけではなく、むしろあるからこそ、そうしたことが起こっていると言えますが、いきなり原因追及に走るよりは、まずは現象面を観察することも大切ですよと言っています。
ところで、私の思うところに、心にはある種の二元パターンが存在し、内側に入る時と外側に出る時が交互にやってきます。その時期は人によって違いますが、大きな周期では共通しているものもあります。
わかりやすく言えば、誰しもうつ的パターン(マイナス)と、そう(プラス)的パターンを持ち、その調整にはおそらく昔は祭祀や神事を利用していたと思われます。民俗学的にはハレとケのパターンと言ってもいいかもしれません。
個別(個人)的な二元パターンをムラ全体として次元を上げて(統合して)、祭りとして調整していたのではないかと考えられるのです。
ただし現代はそうした共通祭祀的なものが少なくなりましたし、逆にデタラメなイベント・催事は無数になりましたので、踊りたくもないのに踊らされたり(躁状態にさせられる)、その反動でうつ状態が長引いたりと、個別状態だけが一人歩きし、多くの人が自己の二元パターンを調整できずにいる気がします。(大きなイベントで盛り上がりたい人の欲求、反対の引きこもりなども、そういう調整作用を求めていることもあると思います)
その歪みが人や物理的現象となって表れていると感じるのです。
個別ですから、表れる具体的パターンも様々になります。その人の一番力を入れているものや、関心のあるもの、あるいはそこに問題が起きると注目せざるを得ないもので多く表れると言ってもいいでしょう。
心のプラス・マイナス二元パターンは、人によっては色々なパターンがあり、プラスひとつにつき、小刻みなマイナスがたくさんある場合や、逆に小さなプラスがたくさんありつつ、マイナスがドーンと深く来るということもあります。
理想としては気にならないマイナスが多く、プラスが大きくあるという状態かもしれません。
とにかく、変化があるという時は、このパターンの転換期(波形の変動ポイント)である場合が多く、もうひとつ、そのパターン自体を変えるチャンスでもあります。
特にマイナスと思えるような時期にもがいてしまうと逆効果であり、しゃかりきになって原因追及に迷走するより、変化のタイミングそのものにいることを自覚したり、見直しを図ったり、やれることだけに集中したり、今まで多忙で取り組んでいなかったことを腰を据えて始めてみたりするのがよいと思います。
少し長くなりそうなので、続きは次回に書きます。
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