自己表現の無限性

世の中にはまだ現れていないものも含めて、様々な表現の世界があります。

例えば、どこかへ移動する手段・方法・表現として、昔は徒歩がほとんどでしたが、今なら電車・車・飛行機・・・とたくさんあります。そのうちロケットとか宇宙船とかUFO的なもの、タイムマシンすら入ってくるかもですね。

また物理的移動だけではなく精神的移動の方法としては、瞑想して乗り物にイメージで乗るという、タロットカードの「戦車」に描かれていることも可能です。

皆さんも夜見ている夢の中で、世界や宇宙旅行、あるいは異次元の旅をしているかもしれませんね。

というように、表現方法は物理・精神の二元においても、、またさらに細かく分かれて、無限に存在すると言ってもいいでしょう。

さて、そこでタロットの活用についてもこのことが言えます。

タロットを現実に使う(仕事とかお金、実際の効果を得るために使う)のか、あくまで精神の範囲(イメージや想像の世界)だけに使用するのかというものもあれば、タロットリーダーとして表現するタイプを様々に分けて考えるということもできます。

それは、22枚の大アルカナと56枚の小アルカナで構成されているタロット自体に描かれ、分け方も記されているのです。

例えば、自分はどういったタロットリーダーで表現していけばよいのかと思った時、22枚の大アルカナを並べて考えます。

時にはシャッフルしてカードを選んでみてもいいでしょう。

一枚だけではなく、数枚選んでもOKです。複数の組み合わせのほうが、さらに表現方法が複雑になったり、可能性を多くしたり、意外な発想も得たりすることができるからです。

そうして、「手品師」が出れば、まさに仕事として表現してみようと考えることもできますし、「斎王」や「隠者」が出れば、読んだ内容をブログや文章にして書いてみようとか、メールリーディングしてみようとか思えるかもしれません。

「正義」が出れば、クライアントの正しさや誠実さが(自分自身でもよい)表現できるようなアドバイスをしていこうとか、「戦車」が出れば、成功を目指す人のサポートや活用をしていこうとなるかもしれません。

さらに具体的な場所や時間、協力者などを見たければ、小アルカナを使えば可能になります。

ブースでリーディングするのか、家でするのか、お店で提供するのか、車とか移動して行うのか、何かの特典やおまけ、サービスとして付随させるのか、お金をいただくのならどれくらいなのか・・・こういうこともタロット自体でわかることなのです。

ここで重要なのは、タロットで示唆された表現方法が、「絶対」や「正しい」ことだと思わないことです。

いえ、本質的には正しいのですが、それは表面的・現在的価値観での正しい・正しくないの判断で見るのではなく、例えば、「今はそれが適切」であったり、「自分の成長に必要」であったり、「バランスが取れているもの」であったり、「新たな、または意外な可能性」であったり、ということで参考にします。

そうしないと逆に自分の表現を、ある形に縛ってしまうことにもなるからです。

そしてタロットといえど、自分の色メガネ(自己の価値観・思考パターン)は入りますので、ほかの人にもそのタロットから連想される事柄を聞くなどして、表現の可能性を大きく探すとよいでしょう。

人に聞く場合は、ふたつのことを意識するとよいでしょう。

1.ひとつは同じタロットを知っている人から意見を聞く。

2.もうひとつはまったく知らない人から聞く。

1は共通理解(知識)があるので、話しがしやすいことがまず言えます。そして自分も相手も同じことを知ってはいるものの、微妙にズレがあることも利用して、新しい発想を得るということもできるのです。

例えれば、同じ知識があるので回転を共同して回していくことができ、回転のスピードも上がっていきます。しかし相手とのタイミングのズレもあるので、一瞬リズミカルな回転が乱れる時が生じます。

ところが、それが実は新しい回転率や輪に変わることでもあり、新しいアイデアがわきやすいことも意味します。

2はまったく回転率や輪が違うものを最初から合わせようとすることで、当然そこには齟齬や違和感が大きくなり、回転すら成立しないかもしれませんが、両者の歯車がもし合った時、巨大な推進力を生み出すこともできます。

つまり相反するものから第三のエネルギーが出るようなもので、ものすごい発想が生み出されることもあるわけです。

どちらを取るかは、その時次第です。

ともあれ、あなたの表現する方法や形は、時代によっても、またあなたの心やアイデアによっても、いかようにでも変化し、数も限りなくあるのだと思うとよいでしょう。

その時や人に合うものを表現するのもよいですが、まだ表現されていないものを見つけていくのもチャンスを得たり、新しいことを招き入れたりするためにも必要なことがあります。

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