人や環境を変えるチャレンジ

これはマルセイユタロット、「運命の輪」の法則のひとつみたいなものですが、人付き合いが変わると、自分も変わります。

もちろん。反対も言えますので、自分が変わりたければ、人付き合いを変えればいいわけです。

余談ですが、これもカードの「吊るし」の法則というようなものですが、逆転して見る、反転して見る、逆もまた真なり、ということがあります。

さて、とにかく、人との関係が自分自身にも「関係」してくるわけです。

これはなぜなのかと言えば、いろいろと考えられるとは思いますが、一言でいえば、「周波数」の影響かもしれません。

ただ、これもエセ科学(笑)というか、ちょっとわかりづらいので、単純に今は固有の「雰囲気」「状態」と言います。

場所にも人にも、ある種、独特の雰囲気・状態というのがあります。それが自分や人にも移ったり、転写されたりするのだと考えられます。

似たような状態のもの(人)が集団となれば、さらに大きな力となり、影響も強くなります。

ある集団全員が強く信じ込んでいれば、自分もそこに入ると、その雰囲気に飲まれて信じてしまうようなものです。

「雰囲気」「状態」は、わかりやすくいえば、「データ」や「ある情報で形成されたフィールド」みたいなものと言ってもいいかもしれません。

この「ある特定の雰囲気・状態、つまりデータ」を利用すれば、いろいろと面白いことができます。

よく言われるのには、成功者や、自分が目標とすることを実現している人たちのグループに入れば、自分もそれになじんで、目標達成がしやすくなるというものです。

自分が望ましいと思う人のデータや情報量は、今の自分よりも巨大で、レベルが高いのかもしれません。

コンピュータもそうですが、扱える情報量が多ければ、データもその分多くなりますし、当然、それを活用する能力、処理速度も速くなければなりません。

まあ、自分が「すごいな」と思う人は、言ってみれば、自分より精度の高いコンピュータになっているということですね。(全部の性能ではなくて、部分・部分の可能性もあります)

機械だと性能を上げるのには、機械を壊したり、新しい部品を追加したりしなければならず、またそもそも土台が違うと、飛躍的に性能をアップさせることは難しいものです。

しかし、これが人のすごいところでもありますが、人の場合はそれが可能なのですね。

というのは、土台・作りにおいて、皆同じところがあるからです。

潜在的性能は誰もが同じで、大げさに言えば、無限大の可能性が誰しもあるわけなのですね。

とはいえ、現実的・物理的法則も働きますので、特に肉体的・物理的・目に見える部分では制約はあるにはありますが。

あと、機械と同じように、壊したり、追加したりすることで、象徴的に、やはり人間の性能もそうやって上がります。

壊すとは本当に壊すのではなく、考え方や囚われを壊すということで、追加は創造、新しいものを生み出す(ためのアイデアや創意工夫)というのに近いです。

そういうようなことで、自分よりも性能のいい人たちのデータや活用(インプットとアウトプット、OS)を自分にもダウンロードさせたり、性能そのものも鍛え上げたりして、一気に自分も向上させるという方法になるのですね。

あと、あえて、違和感を持つグループや場所に入るというのも、自分に化学反応を起こさせる手段です。

同じ雰囲気・データ・性能を持つ人たちの間では、心地よく、いつまでもそこにいたいという気分になるかしもれませんが、反面、ぬるま湯のようなもので、刺激による成長・促進ができません。

ということで、たまには全く考えや雰囲気の違う人たちと交流(交流できなくても接してみる、近くに行ってみるなど)してみるとよいです。

人だけではなく、場所にも言えるので、一番いいのは海外とか、やはり全く普段雰囲気の違う場所に行くことですね。

海外が無理ならば、自分の属する「なになに圏」というところから離れた場所がいいかもしれません。

言葉とかイントネーションがかなり違う(言葉や音は、雰囲気の設定に結構重要な役割がありますので)ところもいいでしょう。

そうして、普段とは異なる人、場所とまみえることで、違和感・反感も含めて、様々な思いが自分に出てきます。

やがて、データ交換が行われて、そうした違和感も慣れに変わって来ることがあります。

例えずっと違和感を覚えていても、そのことで、自分の大切にしているものとか、価値観というものを、今まで以上にくっきりと浮かび上がらせる役割もあります。

別種のものと交わったおかげで、かえって「自分は何者かわかった」とか、「自分が本当にしたいことがはっきりした」とかになる、コントラスト作用みたいなものです。

この場合は、異質なものとのぶつかり合いで、もともとあるものが磨かれ、純度が上がったという例えでも表せるでしょう。

いずれにしても、違うものとの交流で、自分の中の何かが変わるのです。

ただ、あまりに激変であると、変化やデータ交換の激しさについて行けず、本当に自分が壊れてしまうことがありますので、かけ離れすぎているものにチャレンジするのには注意が必要です。

人と自分の感情に敏感で、ナーバスな人は特にですね。

日本では春は年度末・年度初めとして、環境が変わることが多いです。

ですから自分が変わる(バージョンアップする)チャンスといえばチャンスの時期なのですが、同じくらい、危険でもあるのですね。

やはり、チャレンジには、自分を労ったり、守ってくれたりするサポートも併せて必要です。

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