2016年を数秘とタロットで見る。

新しい年になりました。

本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

ところで「2016年」という年号、これもなかなか興味深い数字です。

タロットをやっていますと、数秘術とは別に、数字や数をタロットと関連させてしまうことが増えます。

簡単に言えば、数を見たとき、その数を持つタロットカード(の絵)が浮かんでくるというものです。

言わば、タロティストの癖のようなものです。(笑)

しかし、これが意外にあることとシンクロしていたり、自分や人へのメッセージに気づいたりすることもあるから不思議です。

それもタロットにある(ついている)数が、無意味にふられているわけではないということが、ひとつの理由としてあげられるでしょう。

すなわち、これも象徴なのです。

さて、2016年ですが、まず私が目に着いたのが、後半の「16」という数です。

16というのは、マルセイユタロットでは「神の家」というカード(大アルカナ)になります。

このカードは、マルセイユタロットにおいては、相当強いインパクトと大いなる力、高い見地からの祝福、果たすべき使命のようなものを感じさせます。

文字通り、「神」と、その神が住まう「家」というイメージで、崇高で偉大なものか伝わってくるのです。(ほかのカードの絵柄では破壊的なイメージが強くなりますが、マルセイユタロットでは、むしろ積み上げてしっかりしていく印象になります)

一方で、その強力なものを受けきる備えというものも想起させ、安易に喜びだけではない、それに至るための厳しい試練のようなものも受け取れます。

一方、「2016」の数の前半部分は「20」です。

この数を持つカードは、マルセイユタロットでは「審判」となります。

これまた大きな広がりをイメージさせるカードで、絵柄的には巨大な天使がラッパを鳴らして、それを見上げている三人の人物というもので示されています。

いわゆるお告げのようなものを受けているとも見えますし、天使が、生まれ出でた者に、祝福の音楽を奏でているともとれます。

いずれにしても、(情報・言葉・波動・周波数等)が重要だと考えられます。それも小さな規模ではなく、高次で広域なものをイメージさせます。

さて、マルセイユタロットを持っている人は、「審判」と「神の家」のカードを並べてみてください。

ここからどんなイメージやメッセージを読み取ることができるか、それがあなたの2016年の示唆になるかもしれませんし、世界的・全体的傾向という場合もあるかもしれません。

一方、数秘の世界ではポピュラーな方法ですが、数字を単数化(根にする)ために、大きな数を一桁になるまでばらして足し続けるというメソッドがあります。

すると、2016年の場合、2+0+1+6ということで、合計がであり、これが一桁ですので、すなわち、数秘的に、今年は9のシンボル・象徴とて表れると考えることができます。(あくまで、たくさんある数秘的技術・考え方のひとつです)

タロットと数秘は結びつくようで、実は違う分野になりますので、あまり当てはめすぎると本質からずれていきますが、一応、象徴的に関連させてみることも可能ですので、そうしますと、「9」の数を持つ「隠者」というカードが浮かんでくることになります。

ただ、数秘で出したものですので、「9」という「数」をメインとしたほうがいいと考えますと、大アルカナよりも、むしろ小アルカナ・数カードをリンクさせたほうがいいかもしれません。

すると、数カードのそれぞれ4組の「9」が、今年は象徴的に表現されると見ることができます。

9は10の一歩手前であり、意識的・イメージ的・理想的世界での頂上・ピークと言えますが、現実的・実際的・形的には、まだ次の次元「10」に移行しなければならない状態でもあります。

ということは、2017年に向けて、あなたの計画はより実現性を増していく(蓄積と詳細な練り込みをしていく)ことが必要とされ、すでに後半では実行に入っていることが望ましいと予想されます。

あることを実現したいのなら、計画書と手はず(実行に移す様々な準備・手配)は今年のうちに完成していなくてはならないということです。

世界的には、次代の変革の種が蒔かれ、激動もあれば、胎動として不気味な、あるいは冷静な静寂と観察状況もあるかもしれません。

今はまだ未来的で奇抜だと思えているもの、またはアイデアの段階でしかないと思っていたもの、非常識やありえないと思っていた変化等、すなわち、次の段階の世界では実は当たり前となっていくモノや状態が、今年、少しずつ現実に見えてくることになると、「9」の象徴からイメージされます。

個人としてのあなた自身は、ますます自己の統合(相反する部分、いろいろな自分の統合)を進め、本質と外の表現とが一致するよう、心かげていくとよいと思います。

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