タロットからのメッセージとあと書き
今日はマルセイユタロットを引いて、皆様にメッセージを送りたいと思います。
いくつかの項目に分かれますので、自分の気になるものだけお読みいただいてもいいですし、もちろん全部ご覧いただいても結構です。
なお、タロットの展開法は、正逆を取らず、一枚もしくは数枚を引いたものとなっています。
◆マルセイユタロットの展開
「神の家」「世界」「戦車」「悪魔」という4枚の展開
●時系列的、シンプルな占い的メッセージ
(詩的なメッセージ)
ひとつの災厄と思えたものは、あなたの積極的な行動、周囲の援助もあって何とか乗り越えることができます。しかし、それが自分の力によるものと過信すると、奢りとなって、あなたを欲求と堕落への道に追いやるでしょう。しかし、謙虚さを忘れないでいれば、あなたの魅力とパワーはますます勢いを増すことになります。
(やや具体的なメッセージ)
大変な状況に今はあっても、あなたはそれを乗り越えることができます。自分を信じてつき進むことです。経済的、もしくは精神的にあなたの願望はかないそうです。今まで組織や他人、誰かのために一生懸命だったかもしれませんが、今後は自分自身のため、自分の願望をかなえるために人生をシフトしていくことです。また、目標・プロジェクトの骨組みや環境は整いました。次はソフトの部分、特に人間関係、サービス面、人の気持ちの満足・充足が大切になります。
●スピリチュアル・精神的なメッセージ
「神」の名を持つ「神の家」のカードと「悪魔」のカードが両端に立脚しています。つまり、あなたは神の選択か悪魔の選択かの岐路に立たされているのです。タロットの数の原則に従い、左から右に移行していくと見れば、最初に「神の家」が出ていることから、あなたは神の選択、あなたの魂が神性に目覚める方向を、すでに知っていると言えます。しかし、最後に「悪魔」が出ているように、「悪魔」の力に引っ張られたり、誘惑されたりする強いものがあり、いわば、これはかなり大きな試練でもあります。要するに、「悪魔」という力や魅力を十分を知ることで、逆にまだ確信されていなかったあなたの本当の神聖(神性)なる力と方向性が、逆に際立つような仕組みとなっているのです。
このことは、4枚のカードのうち、2枚ずつ、左右半分で分けると、「世界」という、大アルカナではもっとも高い数を持ち、完成や宇宙を象徴するカードと、「神の家」という二枚の部分、さらに精神的なものを示しながらも、物質的な充実と成功を中心とする「戦車」のカードと「悪魔」との二枚で分けられることからもわかります。
全体的には、「神の家」に「世界」の人物も、「戦車」の人物も視線が向かっていますので、言ってみれば、「神の家」「世界」「戦車」の3枚と、「悪魔」1枚のパートにも分けられることになります。「戦車」から見れば、次第に「神の家」に向かって拡大しつつ、固い意志が「神の家」で確立するように見えますから、あなたが現実的フィールドで輝くためには、一般的な幸せや通常の価値観での成功とは別種の、自身の魂の幸福に基づくことを追求する時期に来ているとも取れます。しかしながら、「悪魔」も重要な位置に登場していることから、自分の中にある欲求や願望を抑圧せず、十分に「自分自身」を表現することが求められていると言えましょう。そうすることが、逆に、神性にかなうことでもあるのです。
◆問題・悩み別
●恋愛 「力」
希望がある。過去を振り返らない。これまでの経緯をふまえ、次なる段階へ。押しと引きの駆け引き。あなたのほうの強い気持ち。(過剰なる恋心・片思いに注意)
●仕事 「手品師」
創意工夫。独立より雇用(ビジネスよりジョブ)。とにかく働く。就労・雇用のチャンス。ツール・道具の刷新、購入。新しいバージョンへの作業。初心に戻る。連絡・通信の見直し・チェック。
●選択 「正義」
客観性やバランスを重視した選択。気持ち・感情・パッション的な選択よりも、ほどほど感・中立性・正しいと思える方向性での選択。間(あいだ)を取る選択。どちらでもいいので、とにかく早く決断する。
◆種類別(西洋占星術の太陽サイン別、いわゆる12星座占い)
●牡羊座 「皇帝」
生活、経済的なことへの努力と安定、しっかりとした土台作り
●牡牛座 「太陽」
協力、共助、分かち合い、喜びとエネルギーあふれるものの探求
●双子座 「力」
能力や技術を向上させる、勇気を持つ、未来への展望と計画
●蟹座 「星」
与える、貢献する、恩恵を享受する、女性性のテーマ・解放
●獅子座 「運命の輪」
チャンス到来、タイミングを図る、レベルを上げる、一サイクルの終了
●乙女座 「神の家」
積み重ねる、継続、高度な選択、衝撃に備える、大きな解放と変化
●天秤座 「恋人」
恋をする、新たな縁、人間関係の選択と喜び、迷いからの導き
●蠍座 「月」
隠れていたものの浮上、精神的葛藤、成就までの待機・準備期間
●射手座 「斎王」
受容精神、学習、蓄積、母(性)との関係、静かに過ごす、聖性
●山羊座 「節制」
節約する、サポートがある、援助する、交流の促進、ゆっくり行う
●水瓶座 「手品師」
仕事を始める、身近なところを整理する、好奇心に沿ってみる
●魚座 「悪魔」
遊んでみる、緩めてみる、人生を楽しむ、個性を伸ばす、誘惑に注意
以上です。
さて、ここからが今回の記事のタネ明かしです。今までのはネタふりです。(笑)
今回は、別に占いをしたり、メッセージを披露したりするのが主要な目的ではありませんでした。
もちろんカードからの示唆は意味のないものではないでしょう。それなりに、人によっては響いたもの、当てはまったものもあると思います。
この度のテーマは、このようなカードからのメッセージ・占いのようなものを読んだ時に、皆さんの注目や関心、思いはどうであったかということと、その心の仕組みに着目してもらうことにあります。
最初の4枚引きのものでは、フォーカスする次元・目的によって、いろいろいろな読み方、解釈があることがわかったと思います。
占い的なもの(読み方)にすごくビッタリ来たという人もいれば、その後の長ーい(苦笑)スピリチュアル的メッセージのほうが、自分にとってはかえって興味がわいたという人もいらっしゃるでしょう。
はたまた、どれを読んでも「ふーん、そんなもんか」「全然違うなあ・・・」と思った人もいるかもしれません。
そして、次は一枚引きになっていますが、問題や悩みのテーマごとにカードを引いています。
当然、今自分が恋愛に悩んでいる人は恋愛のところを読むでしょうし、仕事のことについて考えている人は仕事のところになるでしょう。
さらに、その次には12星座(西洋占星術の太陽サイン)別に占いをしています。(別に血液型でも誕生数秘でも何でもいいのです)
これも、ほとんどの方は、自分の星座か、気になる人の星座しか見ないでしょう。(笑)
つまりは、そういうことなのです。
人は自分に関心のあること、フォーカスしていること、自分と関係しているものに注目し、さらには、そういった絞られたものでない場合は(漠然したものは)、自分が強く心に抱いていることに沿って、自分で解釈するのです。
例えば、4枚引きのところで、「詩的なメッセージ」だけだったら、その抽象的な内容からでも、自分の関心や注目の事柄に置き換えて解釈するでしょう。
そして、この仕組み自体が、タロットの抽象的・普遍的象徴を通して、具体的で個別的な事柄に落とし込む「タロットリーデイング」の作業と同じものがあると言えます。
よって、今回のものも広い意味では、記事を読んでいる(それは偶然でもありますが、偶然ではないのかもしれません)あなたへのリーディングやメッセージにもなっているのです。
そのほかにも、今回意図したことあるのですが、それは皆さん自身でお考えください。毎日タロットを引いて、ブログにメッセージを書いている人にも何らかの示唆になると思います。
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