タロット展開は真実を示しているのか? その1
タロットを学習し、タロットリーディングを実践していくようになると、最初の時とは違った感覚が出てきます。
それにはポジティブなものとネガティブなものがあるでしょう。
今回はそのうちのネガティブなもので、「リーディングにおけるタロットの展開は真実を示しているのか?」というテーマについて書きたいと思います。
まあ、そういう疑問は抱かない人も、もちろんいるわけで、リーディングへの思いというのは人それぞれであるのは理解するにしても、自分のやっているタロット(道)に、実践していくからこそ、すっきりする、クリアーになる状態がいつもとは言えないことがあるのも確かでしょう。
それでも、タロット(道)に限らず、何事も、まったく疑問もなく、純粋無垢に信じ込んでいても成長はなく、対抗する意識(対立する概念)、疑問などがあって、それらを統合(解消)してはじめて、もっと次の段階へと行くと考えられるものです。
つまり、いつも一色、ポジティブ、一面だけでは逆に停滞とも言え、反対に、自分の進む道の過程で行き詰まりや疑義が生じているような時は、飛躍のチャンスだと言えるわけです。
さて、話を戻しまして、「リーディングの展開は真実を示しているのか?」です。
以前、私が所属しているマルセイユタロットの学習グループで、こんなことがありました。
その学習会では、定期的に主に各自のタロットリーディングを、参加者で検討しあうみたいなことをやっていて、会の当日にも、実際にライブでタロットを展開し、それを皆で読んでみる、意見してみるというようこともありました。
ある時、新しい参加者が、自分の問題をタロットで見てほしいということで、その質問をもとに、タロットをライブで展開されました。当然、参加したメンバーは、その質問に基づき、展開を見て、各自いろいろと意見したり、リーディングしたりしていたわけです。
そして、ひとしきり意見が出尽くした頃、その質問者(お題を提供した参加者)がこう切り出しました。
「実は、この質問は嘘なんです、皆さんの実力を知りたくて、あえてこんな嘘の質問をしてみました。でも、誰もこの質問が嘘だと見破れなかったみたいですね、がっかりしました」と。
本当のところを言えば、何人かほかの参加者は、この質問の内容と、出たカード展開、そしてこの参加者(質問者)の醸し出すニュアンスからしても、何か違和感を覚えた(質問の全体に整合性を感じ取れないという思いがあった)のですが、それはせっかく勉強に来られているのだからと、相手(質問者)に失礼かと思い、確認することはなく、普通にリーディングの意見を出し合っていたわけです。
とは言え、展開から、誰も質問が完全に嘘であるということを見破れなかった(言えなかった)のも確かです。
では、この嘘の質問で展開されたもの(タロット図)とはいったい何(を意味するもの)なのでしょうか?
考えられることはいろいろあるとは思いますが、代表的なものに以下の4つを挙げたいと思います。
A 質問が嘘であることを示している展開図
B 嘘の質問ではあるが、その嘘の質問そのものに対応した展開図
C 質問が事実か嘘かは関係なく、この質問者の何からが示されている展開図
D その他 ケースバイケースで、展開の意味が決まるのは別の要因
さて、皆さんは、どう思われるでしょうか?
このケースは今回のテーマにふさわしい面白い事例だったのでご紹介していますが、実際のリーディングの場面においても、特に不特定多数の方がやってくる市場の占い(占いの館とか電話占いとか)の現場では、質問が本当かどうかわからないものが結構あるものだと思います。
ここで結論めいたものを書いても面白くありませんので、ちょっと趣向を変えまして、皆さんからコメントで意見を伺いたいと思います。
上記、嘘の質問に対して行ったタロットの展開の意味は、A、B、Cのうちどれかという形でお答えいただいてもよいですし、あえてDの選択肢を書いているように、どれもでもなくて、ある要素や理由で決まってくるとして、それを書いていただいてもOKです。
また、嘘の質問に対してのことだけではなく、そもそもタロットが出す内容(展開図)とは何なのか?ということのコメントでも歓迎です。
それから、コメントひとひとつに回答していくというものではなくて、皆さんからご意見を伺いたいという趣旨なので、個別回答は期待しないでください。
コメントを見て(コメントはないかもしれませんが・・・(^_^;))、いずれにしましても、このことについては続きを書く予定です。
では、コメント、よろしくお願いいたします。
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