タロット関係を継続する方法
タロットを学習しても、タロットが続けられる人は、案外少ないのかもしれません。
独学か、学校や先生について学ぶかで言いますと、意外と、独学の人のほうが続けられている気もします。
もちろん、学校や先生において習う場合でも、継続率が高いところもあります。
やはり、習ってそれで終わりだけではなく、継続して興味が持て、学習できる体制があるのとないのとでは、その差も大きくなるのは当然と言えます。
私自身のことで言えば、かつて一緒に学んだ方々でも、今でもタロット活動をされている人は、ほとんどいない感じです。
当時、その学校関係でアフターフォロー的なことも少しはありましたが、やがて学校自体がなくなるに等しくなったことで、その時点からタロットをやめる人が増大した印象です。
たぶん、当時習った皆さんでも、カードは残されているとは思いますが、同時期やその後数年間において、同じ学校で学んだ人で、いまだ名前をお見かけしたり、実際にタロットをされていることを知っていたりする人は、ほんのわずかです。
あと、趣味の場合は、タロットが本当に好きならば長続きしますが、ビジネスや対外的に事業としてやっていくとなると、純粋にタロットだけの問題とはいかなくなりますから、結局、事業が立ち行かなくなると、タロットへの関わり自体もやめてしまう場合があります。そういうのはちょっと悲しいですね。
ということで、せっかくタロットを習っても、それっきりで終わらないようにするために、アドバイスや注意点をポイント別に書きたいと思います。
●習う費用と期間の問題で変わる
入門的に、あるいはちょっとした興味ということで、内容がライトなコースとか、一日とか数日の短期間のコースを選択してタロットを習うと、結局、タロットに対して軽い感じになり、興味もすぐ冷め、そのまままやめてしまうことがあります。また、料金があまりに安いコースだと、お金の重みが感じられず(つまり真剣さや重要度が薄くなる)、継続意欲・活用への興味もなくなりやすいです。
ただ反対に、入口がライトだっただけに、さらに深いものを学びたいと、逆に興味と感心が増してくることもあります。
●アフターフォロー(体制)の充実があるか
タロット講座が終わると、「あとは自分で勝手に・・・」というような感じで放置されるものだと、先にも書いたように、どうしてもタロットへの定着率は下がります。また、習う組織や学校自体がなくなったり、組織改編などあって事後体制が変更されたりして、継続学習ができなくなると、同じようなことになります。まさにタロット学習難民と化すわけです。
●学習仲間や自主的なタロット学習のグループを作る
習う側においても、学校や組織、先生ばかりを頼りにせず、自分たちで学習グループや研鑽組織を作り、学ぶ意欲を継続させていくとよいです。私自身も、昔、習った者たちで学習グループを立ち上げ、それがあったからこそ、何人かの人とともに、タロットが続けてこられたというのもあります。
やはり仲間がいると、タロットを続けて行きやすいです。
●学校や先生のスタッフ、ヘルプをする
タロットの学校とか先生の場合、タロットが仕事であったり、生きがいであったりすることがほとんどでしょうから、タロット活動が一般の人よりも続いていく可能性は高いです。ですから、当然、そこにスタッフとか何かお手伝いするヘルパーとして入れば、タロットとの縁が途切れず、自分もタロットと関わり続けることができます。
●自分なりの課題やルール、あるいは目標を設定する
タロットにおける目標、課題、ルールなどを決めておくと、それを達成するまでは続けることがモチベーションにもなってきて、気づけば、タロットを長くやっていることになってきます。例えば、毎月何人リーディングするとか、あのカードのこの謎を解明するとか、なんでもよいですが、具体的なほうが効果は高いでしょう。
●ビジネスとタロットへの思いとを切り離す(分けて考える)
タロットがビジネスとからんでしまうと、お金や経済的なことと結びつき、何でもそうですが、好きなことをビジネスにしたつもりが、ビジネス自体がうまく行かなくなって、好きなことそのものも嫌いになる、あまり扱いたくなくなってくる・・・という悪い影響を及ぼしてしまうこがあります。
逆に言えば、ビジネスが好調であれば、タロットも余計好きになり、長く続けていくことも可能になります。しかしながら、純粋な意味でタロットが好き、タロットに興味があるという気持ちがあるのに、ほかの要因・要素によって、それが影響されてしまうことは避けたいところです。
お金儲けや成功することが好きなのか、タロットができる自分を評価してもらうことが好きなのか、それとも、タロット自体が本当に好きなのか、それらをいつの間にか、混同してしまうわないように注意しましょう。
●タロットをアテモノだけの興味で考えない
タロットを占いとして、当たる当たらないの観点で見てしまうと、当たらない時にタロットの予測と実際の結果にがっかりして、タロット自体への信頼、興味を失ってしまうおそれがあります。これはそもそも、タロットをアテモノ的な占いで見ているからこうなるわけです。
だとすれば、自分の興味を失わない使い方を、タロットにおいてするべきなのです。
●自分の興味や価値観と、タロットの活用とをリンクさせる
自分は何のためにタロットを習い、使うのかということを、今一度、はっきりさせることです。
自分の目的や好きなこと、自分が高い価値を置いているもの(これは人によって違います)に対して、タロットを活用することができるか、もしタロットを活用するとすればどんなことができるのか、どのように使えばよいのか、このように考えることで、タロットと自分が大きく乖離することなく、使い続けることができるでしょう。
もし、自分の価値観、人生において、あまり役に立たない、活用する方法が見つからないということであれば、タロットはお蔵入りとなってしまうのもやむを得ないでしょう。
いろいろと書きましたが、結局、一番大事なのは、タロットが本当に好きかどうかが一番肝心かと思います。
そして、別に長く続けることがよいこととは限りません。タロットの縁、その意味にも、個人差があります。
人によっては、タロットは単に学びのひとつ、ある目的のために一時的に接したツールという場合もあるのです。その後、別のもっと強い関心を抱けるものに出会うこともあります。
要するに、タロットとの出会いと学びは、自分にとっての(必要な)過程である(であった)という場合です。
ですから、自然に興味が離れ、タロットを扱わなくなってもよいのです。
まさに人それぞれで、あなたがタロットを選びつつも、タロットのほうもまたあなたを選びます。あなたがタロット必要としないのなら、タロットからも働きかけは弱くなり、あなたから離れていきます。
それでも、タロットとその奥底に流れるものに縁のある人は、一度離れても、再び戻ってくることもあります。その時は、前よりも、タロットが身近に感じられたり、以前とは違った面を見せてくれたりするようになるでしょう。
タロットにも種類があるように、それぞれの種類別で関わる縁があります。
マルセイユタロット縁がある人には、私のほうで門戸を開いておりますので、一度、扉をノックしてみてください。マルセイユタロット難民(笑)の方もご相談くださいませ。
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