タロット展開から テーマ「感情」

父が10/5に亡くなった関係で、慌しく、しばらくブログを休止しておりましたが、落ち着いてきましたので、少しずつ再開いたします。

さて、今日は皆様へメッセージ的な意味を込めて、タロットを展開し、そこから感じたことを書きます。

メッセージと言っても、よくあるように「今月はどうか」とか、「今後はどうすればいいか」という類のものではなく(それは先月書いています)、出したタロット展開から考えた内容、思いついたものを記す形です。

展開されたカードは、星、月、女帝、悪魔、13、節制ということで、全体を眺めていても、非常に興味深いものとなりました。

マルセイユタロットは、出たカードの内部に含まれる図像の細かな象徴を拾い集めて行くことで、一種の論理的・客観的読みが可能ですが、本日、あえて直感的・イメージ的なもので探ります。

すると、浮かんできたのは、水、感情、欲求、整理、浄化というようなものでした。

一言で言えば、感情とどう向き合うのかという展開のように感じます。

よく、感情の発散や、逆の抑制について言及されますが、やはり、私も感情に関しては、その両方が必要であり、同時に、その扱いを間違えると、感情に支配されがちになると言えると思います。

マルセイユタロットから伝わるものでは(これは私自身がタロットから受け取り、読み取ったものですが)霊的(成長)には、感情体験は欠かせないということです。

端的に「月」のカードがそれを示し、「月」が数の順に並べても、最後の方に位置することからも、実は感情の高次機能や役割を、「月」が示しているように思います。

ですが、感情はやっかいな面があるのも事実で、ほとんどの人間は、肉体ベースと感情の欲求とが結びつき、時に、それらの作用に従わさられる(オートマチックに)はめにもなります。

だからと言って、感情を切り離すと、余計に深刻な問題が「人」として出てきます。

それから、実際の体験や経験がないと感情も動きません。(バーチャルでも感情は動きますが、実体験とは質が違うと考えられます)

じっとしていれば気持ちは安定するように見えて、感情エネルギーの自他の交流がなく、電気で言えば発電する機能が未熟で流路も詰まることになるため、大きく成長(受信と発信が)できないというおそれもあります。

つまるところ、暴走させずに感情を味わい、堪能するということが、人間として必要なのでしょう。

また、特定の事柄が感情と結びついている場合が結構ありますが(トラウマ・事件・無意識の反応)、それらをデータとした場合、そのデータをうまく処理・変換していく必要もあるでしょう。

だからやはり、自分と向き合い感情的に反応してしまうようになっているデータ(出来事、無意識の記憶など)を浄化しておくことは有意義と言えます。

そのことで、感情の暴走を防ぐことができ、よい意味で、感情をノーマルに味わうことができるのだと想像できます。

簡単に言えば、詰まりをなくす作業であり、感情とデータの掃除、パソコンの最適化とかクリーンアップみたいなことです。

マルセイユタロットはそうしたことにも使えると思いますし、特に「月」を中心にして、ほかの大アルカナカード21枚を結びつけて見て行けば、感情の整理に役立てることができるでしょう。

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