集中力を高めるには。

皆さんは物事に集中するには、どうしたらいいと思いますか?


実はタロットカードからその答えのいくつかの導き出すことがてきます。


集中を意味するカードは少なくありませんが、仮に私の判断でマルセイユ版で14の数を持つ「節制」というカードを挙げることにします。


なぜこのカードが集中を意味するのかは、簡単にいえば「節制」の天使の持つふたつの壺の扱いが集中力を要すると見られるからです。


そして、このカードの前の数を持つカードは「13」(名前を持たないカード)です。マルセイユ版の場合、13と「節制」を並べると向き合う関係になり、カモワン流などではペアやカップルとして扱われるカードです。


「13」は大きな鎌を持つ人物が描かれており、そこからそぎ落としや合理化というような事柄が浮かんできます。


さて、数としては14の前は13ですが、14の次はというと当然「15」です。


15の数を持つカードは「悪魔」です。


13と14が関連するなら、14と15、つまり「節制」と「悪魔」も何か関係しているのではと考えてみます。


「悪魔」も単体で集中性を意味する部分があるのですが、それとは別に、「節制」と一緒に考えると「集中」ということでは面白いことがわかります。


「悪魔」は楽しみや楽しむということを意味のひとつとして表しています。(「悪魔」カードに描かれている者たちは皆笑顔です、もちろんこれには深い意味がありますが、とりあえず「楽しんでいる」と取ることができます)


皆さんも、何か時間を忘れるほど集中したという経験を思い出してください。たぶんそれは楽しかったことが多かったのではないでしょうか?


楽しい講座であっという間だった、趣味やゲームに熱中して気がつくと時間がすごく経っていた、旅行やデート、家族とのふれあいで休日は楽しく、あっという間に終わった・・・などなど。


以上のことから、集中にはふたつの重要な要素があることがわかってきます。


ひとつは、余計なことをせず、シンプルに物事を絞るか整理することで集中力が生まれること。


そしてもうひとつは、楽しいもの、楽しくできるものが集中につながるということ。


です。


もちろん両方の条件が満たされていると、より強い集中力が発揮できるのでしょうが、片方だけでも十分だと思います。


そして集中が本当にできているこの時、時間は相対的なものとなり、ある意味時間を超越します。また時間を有効に使っているとも言えます。


これが裏で出てくる「節制」の意味でもあります。そう、実は「節制」は時間とも大きく関係しているのです。そのことは、節制のカードの名前(書き方)にも現れていることなのです。


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