あなたの周りの意外な天使とは。

カモワン流のタロットを学習していた時、大アルカナの中でいわゆる天使界といわれるカードがありました。


その名前がついているのももちろん理由があるのですが、ある階層を示すカード群です。


特にそれらのカードたちは、大アルカナ22枚の中でも特異な感じを受けることが多いかもしれません。


この特異さが実は今回のテーマでもあります。


よく精神世界で言われることに、すべては気づきのためにある、学びであるというものがあります。


これはまかり間違えば非常に人や自分を追い込む「言い方」で、本当に苦しい時、つらい状態にある人に言うと傷ついたり、傷つけたりしてしまう場合があります。


とはいえある側面では真実かなと私も思うこともあります。


そしてこれが人間関係人として表された場合、やっかいな人、嫌いな人、あまり好ましくない人、自分に批判を向ける人などして出現してきます。


やはりそういう人でも、スピリチュアル的には(いや、そういう人だからこそ)何かのメッセージ、意味を伝えている人なのだと考えられるわけです。


こういう人を私は「天使」と表現するようにしています。


先述した「天使界」のカードたちにも近い意味を持つからです。だから天使界のカードは「特異」なのです。


それは確実に自分に変化・変容を促している人たちです。いわば形を変えた「愛」です。


愛には実はふたつあると考えています。


それは厳しい愛と優しい愛です。痛い愛と気持ちいい愛と言ってもいいかもしれません。


人は快楽を求める傾向がありますから、一般的に痛い愛は避けられます。


避けるどころか誤解してだと決めつけます。


ところがスピリチュアル的には「宇宙(神)には愛しかない」と言われるように、すべては愛の、形を変えた表現だととらえると、受け止め方も違ってきます。


そうは言っても批判を受けたり、嫌なものを聞いたりすると、動揺して腹が立つこともあるのが人間です。


それは感情として仕方ありません。抑えたり、何も影響していないかのように聖人君子ぶったりするのはかえってまずいでしょう。感じているものは感じている事実だからです。それを無理に否定しては、感情の抑圧にもつながります。


感情は感情として確認、表現し、そのあとで「愛の別表現がキター!(笑)」と思うと、不思議と気持ちも落ち着いてきます。


「この天使さんはいったい私に何を本当は告げようとしているのだろう?」と、自分が推理本でも読むかのような気持ちで少し間をおいて考えてみるとよいでしょう。


思考は素直に感じる時の「感情」の妨げになることがありますが、逆に感情を沈静化するのにも役立ちます。本当に世界や人間てよくできていると思います。


天使さん(笑)が何を告げているのかを見るのに、タロットを使っても面白いです。そうするとますます憤りは少なくなってくるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Top