月のカードから 感情について その2
昨日の記事の続きです。
昨日は感情を抑圧することの危険性を書きました。
感情は表出させたほうがいいですよ、ということを導くために昨日の記事はありました。
いわば今日のための伏線です。
ところで、私たちの肉体は目に見えますが、精神世界の考え方としては、この目に見える肉体を囲む、あるいは接するように別のエネルギー体のようなものがあるとされています。
とらえ方によってそのエネルギー体の数は違ってくるのですが、肉体に一番近い部分のものを「エーテル体」ということでは比較的共通していると思われます。
マルセイユタロットでもエーテルのことは出てきますが、若干ここでいうエーテル体の意味とは違うところもあります。ただ目にに見えない霊的な物質ということでは共通する面もあります。
このエーテル体こそが感情と深く関係し、いわばエーテル体を鍛える栄養素とでもいうのが、ほかならぬ感情体験なのです。(そう「月」のカードが語ります)
感情を深く味わう体験をすればするほどエーテル体は震え、振動が起こり、強化・拡大すると考えられます。
そしてまたエーテル体はさらに上の次元(霊的世界)と関わるための扉であり、受容器の役割を果たします。エーテル体が整ってくると、それだけ別次元の情報とつながりも得やすくなるということです。
カバラーの生命の木でいえば、イエソド(基礎)に当たるのがエーテル体だと言えるでしょう。いわば霊的な入り口です。タロットカード(マルセイユ版)では、「月」と関係する「斎王」にもそのことが表されています。
私たちが感情を味わう体験をすることで、エーテル体の振動とエネルギー流道が開き、それが循環する仕組みが整ってくるように感じます。
そのエネルギーが一定量以上流れ、循環・縦貫するシステムとしてさらに整備されると、まさに霊的な扉が開くのだと推測されます。
これはエーテル体によって取り囲まれている肉体(つまり健康)にもよい影響を及ぼすと考えられます。
だからこそ、様々な感情を感覚として体験することは必要であり、この世界と人間とで感情的な反応が起こるように設定されていると言えます。
ただ問題は得た感情と感覚に罪悪感を持ったり、悪いモノとしとして評価してしまったりすることでしょう。
「悪く思ってしまう」「つらく感じてしまう」という状態が自分で自分を苦しめ、エーテル体の正常な発展にブレーキをかけていると言えます。
ましてや感じないようにする感情の抑圧はなおさら問題です。
結構わがまま過ぎるくらい思うがままに生きている人がエネルギッシュで溌剌とし、時には運さえよいように見えるのは、感情の発露によってエーテル体が鍛えられているからとも想像できます。
そして一般的には言えるのは、多くの感情を体験すること、感情を抑えすぎないこと、そしてつらく苦しいと思ってしまう状況ばかりにならない(そのような環境と心持ちの自分を改善していく)ことがエーテル体の正常鍛錬には大切なことだと思われます。
ですから厳しいことから逃げることでもありませんし、反対に自分に忍耐をさせ続けることでもないのです。
「月」のカードにおける水たまりはエーテル体のプールとも言えます。波が描かれているのも振動している証拠でしょう。
詳細には述べませんが、エーテル体と月の関係を見ると、ザリガニと後ろにある門も重要な象徴として関係してきます。
私たちの現実(行動による選択・結果)は感情の祖型であるエーテル体に蓄積される部分によって支配されていることもあると考えられますので、感情への配慮はもっと注視したほうがよいと思います。
初コメントです。ぜひ東京でもリーディングセミナーを開催していただけないでしょうか★
>エモーショナルボディメイク・成宮 碧さん
コメントありがとうございます。
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