自分が行く土地、行けなかった場所。

まずお知らせです。


私の(セブンスウィル)のタロット講座を受講された方向けのメルマガ第2号を、10日(月)に送信いたします。メルマガ登録されている方、メールボックスにご注目ください。(設定によっては迷惑メールボックスに入っている場合もありますので確認されてください) 10日に届いていない方は当方までご連絡ください。

さて秋の行楽シーズン、連休でどこかにお出かけされている方も多いのではないでしょうか。


ところで皆さんはこれまで自分が訪れた土地を思い返したことはありますか?


人は生きていることに意味や価値を見い出すとするのなら、自分が興味をもった場所、あこがれを抱いている所、実際に訪れた土地などにはやはりそれなりの意味があるのではないかと考えられます。


そして、普通は何回も行った場所や、訪れることのできた所に意識を向けますよね。


ところがマルセイユタロットのリーディングを行ってきますと、私はあることに気がついてきました。


それはシンクロニシティという偶然のように見える中での必然性に関することです。


タロットカードのリーディングは、偶然に自分(あるいは他人)が引いた(選択した)カードに意味を見いだすというものであり、それは偶然性の中から自分に関連性のある必然性を発見するということでもあります。


その鍵となるのは、同じことの繰り返し、つまり同一性(同質性)と、逆に同じことの中に際だつ異質性を見ることになります。


この法則を自分の行った場所ということにも適用してみるのです。


そうすればやはり自分が何回も訪れている場所や、特にあまり意識することはなかったのに(偶然で)何度も行くことになった場所には意味があるということになります。


そしてここが意外な視点なのですが、行った所の中でなぜか行けなかった場所というのもあるはずです。


あるいはあとで重要な所と知ったのだけれども、その時は偶然に素通りしていた・・・行きたくてもある理由で行けなかった・・・というような所にも意味があると考えられるのです。


たとえば私の場合ですが、スペイン一国の有名な観光地を回ったことがあるのですが、バルセロナではモンセラート (奇岩の山に修道院のある場所)という所には行けませんでした。


そしてマルセイユタロットと接するようになって、ここがマルセイユタロットの奥に流れるある教えと関係する特別な場所であることをあとで知りました。(重要なシンボルでもある黒マリア像がここにはあります)


それからスペインにはサン・チャゴ・デ・コンポステーラという町がありますが、ここに至るための巡礼路(「愚者」と関係します)があり、そういう霊的な場所が色濃くちりばめられた所がスペインでもありました。


ちなみにこの時、サン・チャゴ・デ・コンポステーラにも行っていませんが(当時は存在も知りませんでした)、なぜかこのような場所の多くあるスペイン一国のみを私は回っていたのです。


そしてトレドというマドリッド近郊にある古い伝統的な町に、この時のスペイン観光で最初に訪れていたのですが、私はそこの大聖堂に圧倒され言いようのない感覚を味わいました。町自体にもどこか懐かしい気分も感じたほどです。


それで、あとでこれもわかったことですが、トレドがカバラなど密儀の伝統を学ぶ重要な場所となっていた時もあったのでした。


スペイン旅行のあと数年して、私はマルセイユタロットに導かれるかのように出会いました。今ではこの旅のことはタロットの関連としても私の中で息づいています。


皆さんも偶然と必然を意識しながら、あえて行けなかった場所、中でも訪れていた地域なのにそのポイントは見逃していた、行けなかったというところにも注目してみてください。


何か自分の人生での意味が出てくるかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Top