夢を語りましょう。

新年らしい話題として、「夢を語る」ということを挙げたいと思います。


夢と言っても初夢などの、夜寝ている時に見る夢ではありません。


将来や未来に、「こうしたい」「ああなりたい」という願望・希望のものです。これを語るには、やはり年の初めなど、フレッシュな時分がよいものです。


けれども別に新年に限らず、親しい人と集まって、制限や制約をなしにして自分の夢を披露し合うという会を催してみてはいかがでしょうか?


私たちは普段、特に仕事や公の場などでは、とかく批判や指導を受けがちです。


もちろんそのことで自己の修正を図り、いい意味で向上させていくことも可能になるわけですが、逆に意気消沈したり、夢を大きく抱けない心境になったりすることもあります。


そして、人から「いいね!」とか「それ、とっても良さそう!」とか、「素敵な考えですよね!」「なんてすばらしい夢なんでしょう!」と評価されたり、褒められたりする機会もほとんどありません。


フェイスブックはじめ同意を表現するボタンが、日本語では「いいね!」という言葉で表現されているのは、こうしたこととは無関係でもないと思っています。


とにかく家族でも友人でも、少人数からでもよいので、今年の初めは皆さんで自分の夢を語り合い、それを「無理だよ」とか言って非難せずに全肯定してみることを企画されるとよいでしょう。


これは実は自分の神性を発現させるのにはとてもよいことなのてす。


先述したように、日常では自分以外のことも含めて、否定的な言葉や批評に満ちあふれていますから、本来私たちが持つ無限の可能性は極端に押し込められ、牢獄に閉じこめられている状態だと言えます。


神性とは神なる性質であり、神は万能ですから、人にも神と同等の創造性と万能性が内在していると見ます。これはグノーシス的な考え方です。


神性の開花は霊的な向上の道でもあるのですが、難しい方法だけではなく、単純に自分の中に眠っている夢を出す(語る)だけでも、神性とつながることがあるのです。


幼き頃、私たちは大きな希望と夢を抱き、何かになれる、何かができることを信じていたと思います。その気持ちを取り戻すわけです。


悲しいことに、成長して大人としてのしがらみの人生を歩む中で、次第に「自分は小さい人間だ」「ほどほどのところでいい」と思い込まされるようなります。


そしてそこから今度は大きな人間として、再び自分を取り戻して行くのは、自分一人の単独では難しくなります。


なぜなら、自分が人間として小さくなってしまったのは、人目を気にし、他人や世間からの評価や言葉によってなされてきたところがあるからです。


つまり他人からの言葉の影響が大きいので、自分自身で跳ね返すことも困難になっているわけです。


それならば逆に、人からの言葉で励まされ、勇気づけられると、人はまた大きな人間に戻ることができるかもしれません。


本来は人(の評価)に頼っていては問題ではありますが、この場合は有効なこともあります。


ということで、肯定的に夢を語り合う機会が重要となってくるのです。ここでは人からよい評価と肯定を与えられるので、大きな影響力が及ぶのです。


さあ、今夜にでもあなたの素敵な夢を語り合ってみましょう。

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