制約設定でリーディングを鍛える。

一昨日の記事の続きのような、でもそうでないような内容(笑)を今回は書きます。

今日はリーディング技術に関することになります。

この前はハンディや制約があったり、問題が起こったりするのが人生で、それによって真の自分を回復させる(思い出す)ゲームを楽しんでいるのだというお話をしました。

何でも可能な自由な状態を最初から設定してしまうと、隠された能力がむしろ発揮できないこともあるのです。

ということで、タロットリーディング(の練習)においても、これを適用することができます。

それはたとえば、カードに制約をかけて修練する方法と、カード以外に制約を設けて行う場合があります。

前者はたとえば、あるカード群を抜いてタロット展開する、またはある特定のカード(普段、自分が読みにくいと思っているカード)だけは絶対出るようにして展開するというような方法です。

これにより、リーディング能力が鍛えられます。

また、展開法で本来出すカードをあえて出さずにリーディングするというものもあります。

私は現在もう純粋なカモワン流ではないので、カモワンタロットについてはあまり言及しませんが、過去、カモワンタロティストだった経験から言わせていただくと、カモワン流においては、たとえば解決カードを引かずに読むというような方法に当たります。

それから後者、つまりカード以外での制約修練技法ですが、これも時間や場所、シチュエーションなど、いわゆるTPOに条件や制約をつけることで可能です。

簡単なのは、制限時間を設けるというものです。これはかなりの効果を発揮しますので、是非やってみてください。

時間も段々短くしていき、最後には1分以内とか、10数秒以内で読み解くくらいまでやるとすごいことになります。

場所(の制約)も面白い練習になります。

私はかつて、大阪・難波の雑踏にある占い館(今はもうありません)で、店長兼占い師をしていたことがありますが、そこは通路でもあり、隣にはゲームセンターの音がひっきりなしに聞こえてくるという、音響的には劣悪な環境でした。

しかし場所を変更することはできないので、やむを得ずリーディングをやっておりました。

私の使うマルセイユタロットとリーディングは吉凶占いというより、心理カウンセリングに近い方法なので、閉鎖された静かな環境が望ましいのですが、望む環境とは違う真逆の状態で大変でした。

しかし、そのことにより、いわゆる占い的なタロット読みのセンスも磨かれたこともあります。騒音中でも集中する力の訓練ですね。

ほかにも一対一ではなく、クライアントが複数(たとえばカップルとか)の時はどうするのかなど、通常の行っている方法とは違う設定を考え、実際に修練してみるといいでしょう。

私のタロットの受講生さんたちは自主的にリーディング勉強会を開催されることもありますが、いろいろなシチューエーションを設定して、寸劇のようにリアルにやってみるのもリーディングの鍛錬になりますので、参考にしてみてください。

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