成長や変化をあせらない。

私事で恐縮ですが、ブログのタイトル部分にもバーンと(笑)記していますように、私は地方自治体の職員、つまり元公務員でした。

だいたい、公務員を選ぶような人は、保守的と相場が決まっています。

表面的な理由はどうであれ、心の奥底には安定・安心・安全の欲求、その傾向が強い人ではないでしょうか。

私が公務員を目指した理由は、安定とは実はほど遠い理由ではあったのですが、しかしなから、よくよく見てみますと、やっぱり「決まっている」ことの安心感・安定感で選択したということがありました。

まあ、実際に入庁してみると、まったく世間の人が思う(当時の私自身のイメージでもありましたが)ものとは違っていて、大変なことろではありましたが・・仕事というものは、どこでも何でも、それなりに苦労はあるものです。

それで、何が言いたいのかと申しますと、このような保守的・安定志向の私であっても、今はタロットの講師やタロットリーダーをしているという事実なのです。(苦笑)

世間一般から見れば、タロットと聞けば「占い」ですし、平たく言えば私のやっていることは、占い師と占いの先生みたいなものです。(^_^;) 

何かうさんくさい感じもあるでしょうし、およそ公務員とは正反対の仕事とも言えます。安定感というものでも、公務員とは比べものにならないくらい、不安定の方に傾いています。(笑)

しかしながら、経済的なことはともかくとして、今の方が気分的には、はるかに公務員より安定しているという不思議さがあります。

なぜなのでしょうか?

開き直りといえばそうかもしれません。ではたとえ開き直りだったとしても、保守的で安心を求める傾向にある私が開き直れているのはどうしてなのでしょうか?

本当は開き直ってなどおらず、まだまだ不安や心配性なところ(もともとそういう性質があります)も多々あります。

それでも、やはり公務員時代よりかは、かなりましなのです。

それは、マルセイユタロットと出会い、いや出会う前からかもしれませんが、精神的なこと、スピリチュアルなことなど様々にふれて、学んできたからです。

しかし、柔らかな感性を持つ女性の方々や、もともと革新的な人、柔軟性のある人とは私は違い、スピリチュアル志向に変転したとはいえ、かなり頭は固いほうで、それこそ、頑固な鎧はなかなか脱ぐことができませんでした。

今でも鎧は、ほかの精神的・スピリチュアル的傾向の方よりも、着ている量が多いと感じます。

それでも、こんな私だからこそ、少しずつの変化でも大きな変容と実感できるのです。

他人と比較する相対的なものでは、「タロットなど扱っている割には堅い人だなあ・・・」と思われることもあるかもしれません。(もう、見た目からしてそうです(苦笑))

しかし大切なのは、他人ではなく自分と比べる絶対値なのです。

私は明らかに公務員時代よりも解放(開放)的になっています。(こう見えても・・・ですが(笑))

モノの見方もずいぶん拡大しました。ほかの人からすれば、薄皮をはぐようなコツコツですが、確実に「はいでいっている」のです。

だから、皆さんも心配しないでください。

こんな堅い私でも、鎧は少しずつですが解かれていっているのです。

重かった分、脱げていけば、すごく軽さを実感します。

漫画・アニメの「ドラゴンボール」で、主人公たちが戦闘力をアップさせるために修行をしますが、最初の師匠・亀仙人によって課されたのが、「重たい亀の甲羅を背負って走る」というものでした。(亀仙人の名の由来でもあります)

主人公・孫悟空たちはこれを背負って生活しつつ修行し、後に甲羅を脱いだ時、自分たちが飛躍的に跳躍力や技、体力が増していることに気がつきました。

このように、堅い人、頑固な人は、この世であえてハンディを最初から背負い、自分を鍛えているようなものなのです。

しかし、いつまでも甲羅を背負っているわけにはいきません。やっぱり大変で、しんどいですから。(笑)

別にアニメの登場人物のように、あなたは戦いをするわけでもないのですし、そろそろ重たい鎧を脱いで行きませんか?

無理に一気にしなくてもよいのです。少しずつでも学びと気づきを実生活とともに行っていけば、自然と鎧ははがれていきます

あせらず、自分にとって必要なことは、「起こるべき時には起きる」ようにできていると信じ、進んで行きましょう。本当に人と比べるのではなく、自分との比較でOKです。

マルセイユタロットを学ぶことは、この鎧を脱いでいくことにつながりますし、加速度が増します。とはいえ、あくまでそれも自己のペースでよいのです。

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