目標達成、願望実現の方向性
何か目的や目標を達成(願望実現)するのには、大まかに分けてふたつの方向性(方法)があるように思います。
ひとつは、達成したいことを強くイメージしたり、詳細に計画したりというようなものです。
そしてもうひとつは、これとはまったく逆に、いったん目標を思いはするものの、あとは自然に任せるという放置気味のやり方です。
前者がいいのか、後者がいいのか、世間では様々な人が書籍・セミナーなどで方法論について述べています。
おそらく、私の見るところ、願望実現のテーマに関わらず、「こうすればうまく行く」といったものは、基本はその通りなのだと考えています。
ただ、それが全員に当てはまる普遍的・再現性のあるものかどうかは確定できないことです。そこが一般的な「科学」とは異なる点です。
精神世界や心理的なテクニックは、特に形がはっきりしなかったり、目に見えなかったりすることが多いので、非科学的・非論理的に思われがちです。
まだ心理系はデータを取るなどして、ある程度の再現性を見い出されることもないわけではありませんが、心の中の問題は細かく見れば一人一人違っていると言え、厳密には科学実験のようには行かないでしょう。
それを認識したうえで、それでもあえて私が言いたいのは、ある人がうまく行ったのなら、その方法は誰かに人に当てはまる可能性もあるということです。
ここからは一般「科学」とはまるで違って、一種の信仰とか宗教的世界観になってしまいますが、なぜなら人は全員違うようで、皆共通しているところもあるからです。いわゆる「全は一、一は全」というスピリチュアルな思想に基づくものです。
話が逸れましたが、目標達成・願望実現には明確にイメージしたり、計画したりする方法と、そうではない緩やかなもの(何か大いなるものに任せる)のふたつが多く語られるということで、これらは普遍的と言えないまでも、使えたり、考察したりする部分があるのではと言っているわけです。
先程、人は皆ひとつでありつつ、それぞれまた別(一は全、全は一)であることをお話しましたが、これを適用すると、共通することはあっても、個性としては違う表現になるというのがこの世界のルールと言えます。
ならば、目標達成の方法が大まかに二種方向としても、個人的にはどちらかの方法に向いていたり、実際に役立ったりするのかは違ってくると言えます。
ここが非常に大切だと思います。
つまり、願望実現法は確かに大まかな共通的方法はあるものの、人によって適用できるかどうか(使えるかどうか、合っているかどうか)は異なるということです。
もしふたつの方向性があるのなら、そのどちらかに合う人もあれば、両方の中間みたいなことが役に立つという人もいるのです。
古の叡智であり宇宙法則をシンプルに挙げていると言われる「ヘルメスの法則」を適用すれば、ふたつの方向性があるのなら、それはどちらも真実であり、ただの程度の違いでしかないということになりますから、両端の極にそれぞれのふたつの方向性を置いておけば、その間の目盛り分だけ個性が出現するということになります。
それでもアバウトに目盛り・ポイントを取り出してみるとすれば、以下のようなことになります。
●強く願望をイメージしたり、詳細に計画したりする方法
●願望を思うものの、あとは自然・宇宙、天(神・仏)・自己の神性等、大いなるものにお任せする方法
●強く願望をイメージして、なおかつ、大いなるもの(上記のもの)に任せる方法
●大いなるものに任せるのが基本だが、願望実現を細かなステップに分けたり(詳細化)、フィードバックして軌道修正したりする方法
おそらくこの中に(もちろんそれ以外でも)、自分に合った方法があると思います。
合うかどうかということはやってみないとわかりませんので、まずはレベルの低い、小さな目標達成から試してみるとよいのではないかと思います。
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