タロット事始めに際して。
ちょっと公私ともにバタバタとしており、ブログに間が空いてしまいました。
体調不良ではありませんので、ご心配なくです。
あと、6月末に一度ブログを休止して7月に再開した際にも書きましたが、これまでは記事掲載ペースを二日に一度にしていましたが、今後は少しランダムになることと、内容的にもガッツリ記事(笑)ばかりでなく、ライトな比較的短い記事も掲載しようかと考えています。
連続して書くこともあるかもしれませんし、一週間くらい空くこともあるかもしれません。ですが、二日か三日に一度のペースくらいに、基本はしたいと思っております。ということで、あらかじめご了解ください。
さて今日は、タロットを始めたいという方、あるいはすでに学習している人にも参考になる話をしたいと思います。
まず、何はともあれ、タロットを選ぶことがタロット事始めみたいなものと言えます。
自分がどのタロットを選択するのか、どのタロットを使いたい、学びたいのか、これを決めるのはすんなり行く人もいますし、かなり迷う人もいます。
ですが、私は思いますが、人とタロットには縁と相性のようなものがあり、結局、最終的には、自分にふさわしい、自分に合っているタロットに出会うことになると思います。(タロットに関心があり、学びたいと真剣に思えば)
たとえ最初に選択を間違ったとしても、途中で違和感が生じ、あまりそのタロットに興味が行かなくなり、別のタロットとか教室とかで学び直す可能性も高く、最後にはしっくりしたタロットと巡り合う(あるいは自分が納得するタロットの使い方に出会う)ことになるでしょう。
中にはカード好き、タロット全般好きというタイプの人もおりますので、複数のタロットを持つこと、扱うことが合っているという人もいて、いくつかのタロットを学習して、使いこなす場合もあります。
私のところに来る方でも、別のタロットをやっていたけれど、マルセイユタロットを学ぶことになったという人、その反対に、マルセイユタロットを学んだけれど、ほかのタロットや教室に学ぶ縁ができ、結局そちらが自分のタロット活動の中心になったという人もいますし、ほかのタロットを使っているけれど、マルセイユタロットも使いたいので習いに来たという人もいらっしゃいました。
まあしかしながら、全体的には、マルセイユタロットに縁がある人が集まってくるように思いますし、私の生徒さんは、マルセイユタロットオンリーという人のほうが多数派です。こういう点からしても、人とタロットの縁とか相性というのは感じるところです。
あと、同じタロット種であっても、
●厳密にどのタロットを使うのか
●何を目的をしてタロットを学び、使うのか
●実際にタロットを活用するフィールド、シーンは何か
●タロットリーディング・タロット占いの場合、どのスプレッド(展開法)をメインとするのか
などによって、かなり変わってきます。
同じタロットであっても、実は版とか、大きさなどに違いがあり、例えばマルセイユタロットであっても、「〇〇版」というように、作られた年代、工場(出版元含む)、作者などによって絵柄は異なっています。
一見、同じ絵柄に見えても、微妙なところで結構違っており、そのため、一枚全体の大まかな解釈では同じところはあっても、細かいところでは差が出るため(採用する読み方によっては、小さなことでも、解釈の決定的な違いになる場合もあります)、実はタロットの読み方、見方、とらえ方、示唆の受け方なども変わってくることがあるのです。
さらに深く言えば、霊的にも違いが出る可能性さえあります。
これに、自分がメインとして使う展開法(スプレッド)も、教わる教室や先生、本によって異なってくることがありますから、自分の採用するそれによって、また大きく差が出ます。
カードだけでも違いがあるのに、展開法も異なるとすれば、やはり、同じ種類のカードを使ってはいても、人それぞれで、表現・個性はまるで違うことになる場合もありうるのです。
そして、自分はタロットを占いで使いたいという人と(そもそもタロットは占い道具でしかないと信じているような人もいます)、自己実現やセラピー、その他違う目的に使いたいという人とでは、学習内容や活動場所、シーンも違ってくるのは当然です。
気をつけないと、自分がタロットを使ってやりたいことと、教わる内容がかなり乖離していて、たくさんお金を払ったのに、目的とは違うものを学ぶことになったという不満が残ることもあります。
よって、独学ではなく、先生や学校のようなところからタロットを学ぶ場合、その先生や学校が何を目的として(教えて)いるのかを見極めたうえで、学ぶ選択をしたほうがよいです。
よくわからない場合は、その先生自身、または学校の出身者の活動内容、活動している場所を見るとよいです。
占い師として活躍している(人が多い)のならば、それは占いの学校、占いの先生と判断するのが普通ですし、セラピストとして活動されているのなら、セラピー的な内容を教えることが多くなるでしょう。
有名だからとか、すごい活動しているとか、よくネットや広告で目にするとか、そういうもので選んでしまうこともあるかもしれませんが、やはりタロットと同様、先生や学校も相性がありますから、ばっと見だけのことで選ぶと、あとで後悔することになります。
有名な先生は当然多忙ですから、一人一人について面倒が細かく見られないこともありますし(講義はたいてい、多人数同時となるでしょう)、先生自身、最初から特別に能力を持っていて、普通の人の感覚がわからない、ズレているということもあります。
しかし、有名になる人は力とカリスマ性もあり、一方、陰では大変な努力をされている人も多いですので、その感化を受けて、自分も飛躍的に変わることができる場合もあります。
一方、そんなに名は知られていなくても、まるでカードの「隠者」のような人や、教え上手の人、親身にマンツーマンで教えてくれる人など、よい先生もいらっしゃいますので、これもまた縁かもしれません。
無名ながらもよい先生は、広告とか宣伝をあえてしないとか、それ自体が苦手という傾向の人がありますから、見つけること自体がすでに修行、縁を見つける旅になることもあります。(笑)
ですが、きっと、あなたが志を持てば、その志に応えてくれ、まさに「志」を持った先生、教育機関に出会える可能性は高いです。マルセイユタロットで言えば、「恋人」カードの天使の矢が当たるようなものです。
この天使は「志」以外に、まるで逆のようなことともいえる、ふとした瞬間や、関心をちょっともった程度のことでも現れることがあります。
いつもは見ない情報をなんとなく見てしまった、ついついネットサーフィンしていて見つけてしまった、友達に誘われて参加してみた、久しぶりにあるサイトを見た・・・こんなようなことで、タロットとの出会いが生じることがあります。
タロットを習いたいと最初から「タロット」に関心があって出会う場合と、タロットはほとんど知らず、無関心ではあったものの、自分が悩んでいること、知りたいこと、興味のあることに対して(答えとか手がかりを)探していたら、偶然タロットに出会ったというパターンがあります。
私自身も実は後者なのです。
ですから、やはり、タロットに出会う人には、出会う「運命の輪」があり、それが回る時、「恋人」の天使から放れたれた矢が当たるようなことがあるのだと思います。
今、この記事をたまたま目にした人は、もう、そういうことになっているのかもしれませんね。(笑)
あと、最後に、いくら縁が生じても、自分が決断し、動かないと、現実世界では何も始まりませんから、最終的に選び、活動するのは自分自身であることは覚えておかれるとよいと思います。
タロットに限らず、結果がどうあれ、自分が興味や関心を抱いたものを、やるかやらないかは、結構、この現実世界の中では、大きな意味を持つように思います。
コメントを残す