占い
タロットと誕生日の数で見る今後の傾向、テーマ
今年最後のブログとなりますので、本年の終わりと関係しつつ、来年一年の(2015年から続き、2016年に中心となる)テーマ、課題、傾向などをタロットで象徴的に見てみたものを(占い的ですが)記載したいと思います。
今回の分類(区分け)は、誕生日数を一桁にした「数」を元にしています。
その「数」の出し方です。
まず自分の生年月日の「日」だけ取り出します。
例えば、1975年12月31日生まれの人だと、年と月を除く、31日のみを取り上げます。
次に、それをばらして、3+1のように足します。この場合は4になり、すなわち、この人は「4」の数の項目で見るということになります。もし29日生まれの人だったら、2+9=11で、まだ二桁ですので、さらに足し込み、1+1で2となって、「2」の数の項目を見ます。
要するに、年・月に関係なく、生まれた日を見て、それが二桁の日であれば、ばらして足して行き、一桁の数にするということです。(5日とか、もともと一桁の場合はその数となります)
そして、この生まれ日で出す数が基本で主なのですが、ほかに、普段自分と縁があるという一桁の数、もしくは、今、ふと思った数、好きな数(いずれも一桁の数)の項目も、自分と関連すると見てよいです。その場合は、サブ・補助的なものとして見ます。
それではどうぞ。
◎「1」の人
今、大きな融合や統合、成長に向けて、ひとつの切り離し作業が行われようとしています。それはなかなか大変なものであるのですか、何段にもレベルが向上するための試練であり、古いものから新しいものに変わる体験のプロセスと言えます。真の仲間やパートナー、創造性が鍵となります。
◎「2」の人
自分が献身的に打ち込めるもの、相手、そうしたものとの出会いが期待できますし、それを求めることにもなるでしょう。大胆かつ繊細に、行きつ戻りつも、確実に昨日のあなたより前進してくはずです。スピリチュアルな能力の開花もあるかもしれません。バイブルのような大切な本、教えが鍵です。
◎「3」の人
生活の安定、さらに深くは心の探求という、現実と精神のふたつの豊かさの追求が始まっています。一筋縄で行かないかもしれませんが、希望や喜びとして、気持ちが自然に向いていく方向が、あなたを本当の意味で安心させます。現実に働きかける行動、勇気が鍵です。
◎「4」の人
仕事や公の面での地位の拡大、責任あるポジションの就任、特別な技術・資格の取得が目標とされます。経済・収入面の増加への画策、行動もよいでしょう。一方で、十分に自分の人生を楽しむことも必要です。使いこなす道具、外部依頼、専門外の協力者が鍵です。
◎「5」の人
どちらかと言えば、精神や心の充実がテーマとなります。過去を振り返ることも、これからの発展のためには重要で大切なことになります。やり残したことは確実に終わらせ、後悔のない状態にしておくのがよいです。メンターや師匠(特に心の)を得るのが鍵です。
◎「6」の人
本来の自分と、社会に向けるペルソナのような自分との調整のうえ、本来の自分を思いきって出していく時にきています。一時的な葛藤もありますが、すでに自分が気がついている使命、やりがいに素直に従うとよいでしょう。ビジョン・映像・イメージが鍵です。
◎「7」の人
内外、心身の調和、無理のない自然な流れに乗るということが大事です。目に見えることだけではなく、感覚や心の内側にも着目し、無意識のうちに調整してきた自分の大いなる力に気がつくことです。お金に対するノーマルな感情、(心で想う)収支バランスが鍵です。
◎「8」の人
建築、組織、作品など、何かを建てていくこと、まとめあげること、完成すること、形にすることがテーマです。孤独に行う作業もあれば、人と協力しあって成し遂げられものもあります。さらに、今後の自分のベースとなるものが現れます。父性、男性性、守るもの、永続性が鍵です。
◎「9」の人
人に何かを伝えたり、教えたり、自分の考え、事業を広く知らしめるとことを行っていくとよいでしょう。これまで培った経験の伝承や人材育成ということも考えられます。また愛について深まる体験があるかもしれません。奉仕活動、公的支援、学校、セミナーが鍵となります。
直感で選ぶタイプ別、今年の後半
夏至も過ぎ、一年周期の後半に入りました。
この辺りは、いわば、いろいろな意味でターニングポイントとなる時期です。
こうしたポイントとなる時期・地点というのは、天体のサイクル(天体の回転運動と言ってもいいでしょう)で生み出される周期的時間のものと、個別に体感する時間とのものがあります。
言い換えれば、全員に共通するものと、一人一人によって違うものとがあるということです。
しかしながら、前者のものはやはり皆に適用されるところがあります(地球にいる限り)ので、そういった特別点をあらかじめ強く意識することで、実は個別的な点とも共鳴しあって、二重の意味で重要な位置時間になることがあるのです。
言い換えれば、もととも強い転換点の気質を持つ時間・ポイントに、自分の意識を込めることで、本当に個別的にも影響を及ぼす「時」になるということです。
ということで、何かを変えたい、生み出したい、終わらせたいというようなことには、そうした時(ポイント)の力を使うといいわけです。
さて、これからの後半を、タロットで見てみました。
少し占い風になっていますが、当たる当たらないで見るのではなく、あくまでひとつの情報として参考にしていただければと思います。
なお、今回も前にやったように、4つの図形で分けていますので、今しっくりくると思う図形を、あまり考えずに直感で選んでみてください。その選んだ図形の項目が、あなたの今年の後半を象徴的に示していたり、何か関係していたりする可能性があります。
4つの図形は、▲■◆●です。
◆このタイプを選んだあなたは、チームを組んだり、協力関係によったりして、実績をあげるということがテーマとなってきそうです。行き当たりばったりではなく、きちんと計画性と目的意識をもった活動が重要です。
ポイント月 10月
●このタイプを選んだあなたは、自分が過ごしやすく、落ち着く環境作りに取り組むとよいです。新しいものと出会っても、それが自らにとって心地よいものであるかどうかで、善し悪しの判断にするとよいでしょう。
ポイント月 12月
▲このタイプを選んだあなたは、パートナーによって運命や今後の流れが大きく変わる可能性があります。また単独においては自立がテーマで、さらにはその意志を固めるだけではなく、実行に移す時期に来ています。
ポイント月 9月
■このタイプを選んだあなたは、自分の殻を破る出来事や知識に遭遇し、自己改革が始まります。自身を規定していた従来ルールは変化せざるを得なくなり、これまで見えてこなかったものがあなたに開示されます。
ポイント月 7月
意味を知らなくても簡単に占える方法
今日はちょっと軽いネタを書いてみよう思います。
さて、今も一般的にはタロットは占いだと思っている人がほとんどです。
私はそれ(占い)だけではないタロット(マルセイユタロット)の価値を伝えている者ですが、占いを否定しているわけではありません。
占いにもよいところはありますし、楽しい部分もあります。ただ、占いばかりに固執することと、タロットが占いの道具でしかないという思い込みの人にはもったいなと思っているところがあるのです。
また占いに凝り出すと、実は深くには自分を縛る怖ろしい原理(これはあくまで私の考え)もあるのですが、それは言わないでおきます。気軽に、楽しくゲーム感覚でやるのなら、むしろ占いは奨励できることも多いのです。
要はタロットは使い方によって、どんなものにでも変化する優れた多機能象徴ツールだということです。
ということで、タロットの知識がなくても、またカードの意味を覚えなくても簡単に占える方法をご紹介します。
まずタロット(この場合は種類を問いません)を用意したら、カードを一通り見てみます。
そして直感的に好きなカードと、嫌い、もしくは嫌な感じのする絵柄のカードを分けます。
できれば、それぞれ同じ数だけの種類(好きなカード、嫌いカードともに)を選んでおき、次にそのグループ内でも、好きな順と嫌いな順のランクをつけておきます。
あと、残ったカードはたくさんあると思いますが、それはそれでOKです。
それで、占いたいことを頭に思い浮かべ、トランプシャッフル(トランプゲームの時のようにカードをくる)でもよいので、カードをランダムによくシャッフルします。
その後、「これ」と思うカードをカードの束から一枚引き出して、見てみます。
そのカードが、先程行ったグループ分けとランク(順位)ではどうだったかを見ます。
好きなグループのカードで、ランクが上であるほど、思いや結果は良好であったり、イエスであったり、GOであったりと判断します。
逆に嫌いなカードグループで、ランクが上(つまり上ほど嫌いであるということ)であればあるほど、その問いに対してノーとか、バットとか、今はその時ではないと見ます。
好き嫌いグループではない、ほかのカードであれば、どちらでもない、たいした問題ではない、相手か自分も無関心なこと、のように読みます。
例えば、あの人は私のことをどう思っているのか?という問いでも、イエス(好きな)カードグループなら、「好き」「まあまあ好き」「好意を持つ可能性あり」「友達としてはOK」・・のように自分でランクと意味づけをしておき、ノー(嫌いな)カードグループなら、「まったくダメ」「ほかの好きな人あり(ライバルあり)」、「あまり好ましく思っていない」「単なる友人」・・という具合にしておいて、それをあてはめるということです。
吉凶を順位つけるか、その吉凶の中でも具体的に設定しておくかで、面白さのレベルが変わると思います。
具体的に設定しておいたほうがちょっとした占いぼくなり、ドキドキしますが(笑)、大まかな吉凶設定のほうが、吉であれ、あまり良くない結果であれ、衝撃は少ないです。(苦笑)
やり方を書いてしまうとわかるように、これはおみくじみたいな方法であり、タロットでなくてもできることです。(トランプでも、おはじき(笑)でも可能)
でもタロットのほうが絵がついていて、直感や感性が働きやすく、それはたいていあなたの潜在意識とリンクしており、頭(理屈)で凝り固まった悩みを、スーと心で解いてくれるところがあるのです。
そう、実はこれは「占い」なのですが、ある種の訓練でもあります。
それは自分の好き嫌いの感覚が、意外に物事の判断の元にもなっており、それがよいこともあるということを理解するためのものです。
もちろん好き嫌いばかりで物事を選んでいてはまずいこともありますが、現代の複雑な情報社会(視覚と聴覚の文字・言葉情報の多い世界)では、好き嫌いの感性さえ鈍っているので、こんな単純なことでもセンサーを磨いたり、取り戻したりできることもあるのです。
私が占いを評価するのは、人がもともと持っている、こうした動物的(しかし実は霊的なところもある)センサーを取り戻すところがあるという点です。
あと、カードを知っている人でも、「このカードが出ればOK、このカードの時はノー」みたいに決めて引いてもよいですし、シチュエーションごとにイエス・ノーカードを設定しても面白いです。
あえて受動的でスピリチュアルな言い方をすれば、タロットカードは、あなたとタロットの精霊とが決めた約束・ルールにおいて、それなりにうまく出してくれるものなのです。
タロットを依存的占いで使い続ける危険性
私がタロットを教えていて、占いの形をメインにしないのは、いろいろな理由があるのですが、その最大のものは、自分の人生を運任せ・人(他人)任せにしないためにあります。
もっとも、占いを全否定しているのではなく、その良さを知り、研究や実践もしつつの上で述べています。
占いには占いのよい面があり、人生をよりよく生きる上ではバランスよく採り入れれば、すばらしいものになります。
要は何事もそうですが、ツールや知識自体は中立で、それを使う人の心がけや目的によるものなのです。
しかしながら、世間ではタロットを使うとなると、やはり状況を見る、運勢を見る、吉凶を見るということがタロットの使い方として主要になっている現状があります。
先述したように、それ自体が悪いわけではありません。タロットカードを物事の象徴に見立て、いいもの(カード)・悪いもの(カード)という区別をした上で、タロットを引いてみることで、問いたい内容についてのこれからを予測してみたいと思うのは、人情というものです。
そしてタロットはよく当たります。この仕組みについては、講座では時々解説することがありますが、ある条件を満たしていくと、結構当たるようになってきます。特にいい・悪いでカードを分けて判断する場合は、なかなかにインパクトのある出方をすることが多いでしょう。
ところが、これを続けているとどんどん落とし穴にはまります。
その「穴」というのが、第一に「依存」です。カードや占い師の言うことが当たるため(本当はここは検証の余地があり、そう思い込んでいることは結構あります)、何かの決断をする時に自分で決められず、占い任せにしてしまうようになります。
別に占いを参考情報としてもよく、むしろそれは推奨したい(一意見として)ところなのですが、最終的には物事の決断は自分でしたほうが望ましいです。それは自分の責任も伴うからです。
自らの人生について、自らで責任を取るという姿勢を見せて行動しない限り、本当の意味では状況は動きません。
ここまではよく聞いたことがあると思います。
実は、自分の決意と責任の放棄、依存の問題だけではありません。
第二に、自分の真の力を失うということが重大なのです。
「自分の人生は自分が創っている」という自覚とパワー(力)を自分の中に目覚めさせるためのステップが、占いに頼りすぎると、下手すると永遠に訪れなくなるのです。これが本当の意味で問題なのです。
私たちは生まれながらにして奴隷というか、ある睡眠状態に置かれていると言われています。このあたりは、映画の「マトリックス」などを見るとわかりやすいかもしれません。
そのまま普通に生きるのもそれなりに意味があるのですが、多くは人に操られ、お金に操られ、星に操られ、宇宙に操られ・・・の何重もの牢獄に見方を変えればつながれている状態とも言えます。
自分に力を取り戻さないと、テレビなどのメディアで簡単に洗脳され、自分の意志で動いているようで、実はまったく他人から操作されているような「操り人形」の一生になってしまいます。
質が悪いのは、操り人形生活自体にも見せかけに近い「幸せ」を見せられるということで、操られていることそのものに快感と充実感を味わう仕掛けもあります。
ここは大変難しいのですが、人生、それそのものには宝物が含まれていて、皆さんそれを経験や体験の思い出として、あるいは瞬間の感情として記憶に留めます。どんな時にでも、「ああ、素晴らしきかな、わが人生!」と感動したり、祝福したりする局面は訪れます。
だからそれぞれの人生には意味があり、すばらしい世界であることは間違いないのですが、反面それは幻想でもあるということです。
この「幻想」を自覚しながら体験を味わうのと、無自覚のまま味わされるのとでは、同じようでいて、決定的に何かが異なるということです。(コントロールする側とされる側の体験と充実度の違い)
このシステムは非常に奥が深く、普通の人は気付くこともできないほどです。私もいまだ縛られているものがたくさんあることを実感しています。
マルセイユタロットでは「悪魔」と「神の家」によって、このことを象徴しています。
人間には神性があり、創造の力があります。それをすぐに自覚できなくても、少しずつ自らのパワーを蘇らせることができ、それは日頃から依存的な言葉であったり、そういう態度だったりするものを改善していくことに鍵があります。
状況判断を求める占いは、「どうなるでしょうか?」というものを見ることがほとんどであり、その質問をして占っている限り、まさに運任せ、良くて人任せという状況がさらに固定され続けることになります。
つまり、自分でもともとつけている束縛の綱を、さらに強くしていることになるのです。
運や人の影響がないと言っているのではありません。それ(運気など)はあると言えばあります。ただそういうものに自分をすべてゆだねてしまって、操られるようになってはまずいということなのです。
私の考える本当の「占い」は、その、人を縛っている綱のからくりを見るための象徴知識と実践だと考えています。
ですから占いによって運をよくするのは、入り口であり、一時的なものなのです。
その段階は、人によっては飛ばしてもよいくらいですが、「自分は運を使いこなせている」と錯覚して、現実を充実させていくのも、ある意味ひとつの段階ですので、そのアプローチを取るのも場合によってはアリだと思います。
あなたが大人なら、あるいはもっと成長を望むのなら、「いいカードが出たからラッキー!」「悪いカードが出たから怖ろしい・・・」などと単純に喜び悲しむ次元からは卒業しましょうと指摘しておきます。
もっともその使い方で人生を楽しむ方法もありますので、否定はしませんが。
占いで未来傾向を知ることの良さ。
いつもは「タロットは占いに使うよりも、自己認識や成長のツールとして活用するほうがよい」ようなお話を書いていますが、今回はあえて「タロットで占いする」ことの良さをテーマに書いてみたいと思います。
さて占いのひとつの作用に、「未来を当てる、予測する」というものがあります。
多くの人が占いに興味があるのも、今の不安や選択について、常識的な判断では予測がつかないために、占いによって情報を得たいということが挙げられます。
この会社に入ればどうなるの? この人とつきあうとどうなるのか? あの人の気持ちは? 仕事を辞めたい、始めたいけれど今はタイミングなのか? この勉強するのは私にとっていいことなの?・・・などなど、占いにおける質問は、そのほとんどが状況判断(の要望)に基づくことからもわかります。
そして、占いはその需要・要求に、ある程度応えることができます。
占いは一種の象徴学です。天地・宇宙の理や比率・根源が、私たちの人間世界の現実・事象・事件についても象徴的には同様の影響を及ぼすという考えに基づきます。(その逆も言えます)
ということは、ある自然や道具での顕れが、実際の事柄と根本的には同じようになる(同じことを象徴している)というとらえ方になります。
これにより、たとえばタロットカードを偶然引いたのに、それが未来(未来だけではなく過去や現在も)を表すという理屈になるのです。
この因果関係は、今言われている因果関係(原因と結果)のような再現性や100%の確実性とは別種のものなので、通常の科学的論理からはずれ、得体の知れないもの、信用できないものと一般的には認識されます。
ですが、象徴としては因果関係も成立しているのです。このことがわからないと、本当の意味で占いを信じることはできません。
それはさておき、こうして、特に未来をカードなり、コインなり、筮竹なりで占って出すわけですが、それは予測でもありますが、創造(まだ起こっていないことを生み出すこと)でもあります。
まずこのように未来予測を占いですることにより、心理的不安が軽減されます。
人は目に見えないもの、きちんと語られないもの、混乱しているものに対して不安や恐れを抱く仕組みになっています。
ですからたとえ占いでの予測とはいえ、何かかがそこに顕れ語られるわけですから、ひとつの「形」が見えてきます。それが吉凶や、本当の未来かどうかということよりも、この「形」がわかること自体が心理的には大きな意味を持つのです。
真偽はともかく、何かしら情報がはっきりとしたものが提示されたのですから、安心感や落ち着き感が格段に違います。たとえ悪いことであっても、予想がついている時と、まったく予想をしていなかった時とでは、その動揺に違いが出るのは、皆さんも実際に経験していることでしょう。
次に「創造性」の部分についてです。
占いの未来予測でマイナス面といえば、やはり「悪いことを言われる」「悪いことが出る場合」でしょう。
しかし、それは悪いまま放置したり、それをもって脅すようなダークな占い師の印象があったりするからです。
たいていの場合は、占い技法であれ、占い師であれ、その対処法を教えてくれます。私の扱うマルセイユタロットの技法でも問題を解消・解決する意味を持つカードを出します。
ということは、マイナスをプラスに変えることもでき、自分にとってよい方向性へ未来をイメージさせる(つまりは創造する)ことが可能になるのです。
「思考は現実化する」と言われているように、私たちの普段の思い・考えは思った以上に自分の現実に影響を及ぼしています。
自分の心や頭の中の考え・イメージによって、まさに現実も左右されるのです。
占い、特に占いでの未来予測は、自分にとって好ましくない未来像をよいものに作りかえていく役割と機能があるのです。
タロットカードを使う場合は、絵柄があるためにそのイメージをつかみやすく、また想像しやすくもなります。
そしてこれがあまり言われていないことですが、作られる頭や心の中のイメージの材料と、普段私たちが見て経験しているこの現実世界は同じ材料でできているのです。科学的にも素粒子まで行き着くと、すべては同じになるのと同様です。
それがよく言われているように、波動的なものと表現されることがあります。タロットカードは象徴的にはそのイメージや現実の材料が種類分けされた波動を、その形(絵柄)に持つと考えられます。
ですからイメージの形成の助力にもなりますし、未来をよいものに創造していくツールと力にもなるのです。
大切なのは、占いにおいても「運命だ」と未来像を限定させてしまわないことです。
それはあくまで象徴なのです。ですからそれに対応した別の象徴によって、形やそれが表す作用と影響を変えることもできるのです。
占いの未来予測は確かに情報を得るためのものでもあるのですが、もう一段進み、予測の方法の鍛錬(これができると能率が違ってきます)と、未来をよいものにするためのイメージ・想念の訓練にも利用できるものなのですね。
ということは、占ってもらうより、占いを学ぶほうがよいかもしれません。