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集団の力
ちょっとお知らせです。
私の講座を受けられた方のために、メルマガとレターを用意しているのですが、現在HPも含めてすべて変革しているところで、新しいドメイン名でメルマガも送りたいため、お待ちいただいている方にはしばらくの猶予をお願いいたします。
さて、話は変わり、
あなたは集団の力というものを信じますか?
もちん物理的には一人よりもたくさんの人数の力が合わされば、大きな力が出るのは当たり前のことです。
実は心理的な部分、精神的な世界でもこれはある面言えることなのです。
たとえばタロット講座でも複数の人がいたほうが、理解が早くなることがありますし、個々の問題の解決力が早くなることもあります。
これは理屈で見た場合、たくさんの人がいたほうが、それだけの意見が出ることも多いので、いわば多角的視点をともなって、思っても見なかった解決策がカードから読み取れるということがあるためです。
ですから多様性こそ解決策の(出る)大きな要素でもあるのです。
しかしそうした論理的なことだけではなく、目に見えない世界での効果もあると考えられます。
それはたくさんの人の思念が集まると、それだけパワーを生み出すということです。ただ同じ方向性(波動・波長)を持つ必要性があります。
一致団結することは物理的なことだけではなく、力を発揮するには精神的な面でも重要なことです。
また自分の問題が違う形で他の人の問題と奥底ではつながっており、自分の解決が人の解決にもつながり、その逆、人の解決が自分の解決にも影響を及ぼすのです。
それから集団だけではなく、突出した一人の力があれば、その影響が他の人にも及び、普段では発揮できない力が普通の人にまで出ることもあります。
それらにはやはり「多くの人が信じる」ということが大切で、信じる人か多けはれ多いほど、その信じられたことは影響と力を持ち、現実に作用します。
多くの思いはちょうど波のように拡大しつつ、伝播していくのです。
整理しましょう。
集団の力は物理的にも精神的に影響が大きいこと。
意思統一が重要であること。
一人のカリスマ的な力は、ほかの通常の人にまで普段以上の力を出すことに作用すること。
信念(信じること、確信)が力になり、現実化に大きく影響すること。
信じる思念も伝播していくこと。
ということで、集団の力、あなどってはいけません(いいも悪いも両方あります)し、一人の力では難しい問題も、多くの人が集まれば(共同すれば)スピードも力も増していくことが可能なのです。
気持ちを楽にする基本
タロットリーディングなどで人の相談をしていますと、単純なことに気がついてきます。
しかしそれは実はとても重要なことです。
何かと言いますと、人の思いと話すことのバランスです。
人は、話したいと思う気持ちと実際に話せない状況との均衡が取ることができず、バランスを崩していることが多いのです。
自分に何かの事件が起こればそれに印象づけられた心の作用で、心理的要因として葛藤やストレスが自身の中に生じ、次第に蓄積されていきます。
このあたりはマルセイユタロットの知識がある人ならば、カードの「月」を見ると理解できるかもしれません。
そして普通は家族や友人、身近な人に自分に起こった事柄や気持ちを話すことで、自分のこと(気持ち)をわかってくれることを期待したり、心の整理を図ったり、感情の発散を行ったりします。
つまりは人は話すことで癒され(聴いてくれる相手が必要ですが)、調和し、心のバランスの回復を行うのです。出すものと出されるものの関係であり、心(たまった感情)と行動・実際(話すこと)とのバランスだとも言えます。
しかしながら、それができないこともあるわけです。
家族や友人にさえ話すことができない内容である、最初は理解してくれていたが次第に聞いてもらえなくなった、自分が我慢すれば事は済むと耐えてきた、そもそも話を聞いてくれる相手がいない・・・などのケースです。
では行き場のない溜まった気持ちはどうなるのかと言えば、それは膿のようにさらにドロドロと心の奥底に堆積し、潜在意識にまで落ちていくこともあります。
そうなると身体症状や自分でも思ってもみなかった行動が現れ(心身の排出作用や回復運動のこともあるのですが)、体か精神に変調を来して「病」になることもあるわけです。
また精神世界的にいうと、潜在意識や深層心理にまで積み重なってしまったものは、それと同じようなネガティブな波動を自分にまとわせ、同等の波長や性質を持つ事柄を現実的に引き寄せてしまうことがあります。
有り体に言えば、悪いと思えること(不幸)が立て続けに起こることもあるのです。
それゆえに、心の思い(たまった感情)を話す(吐き出す)ことは、バランス的にも浄化的にも大変重要なのです。
まじめな人ほど、泣き言や愚痴のように感じて自分の苦しい気持ちを人に話そうとしません。耐えてしまうのです。それがうつの要因になってしまう場合も少なくありません。
「人に話す」その機会をコンスタントに持ち続けることは、自分の、特に心の健康を保つためにも大切です。
前にも書きましたが、話すことは離すことにつながるのです。
そのような機会や相手が見当たらない時は、やはりプロがいます。カウンセラーや占い師もそういう仕事の人になるでしょう。
できれば困り果てて症状が出る前に悩み事を話すことをしていったほうが重傷にもならず、早期解決につながります。相談する相手への極度の依存にならずにすみます。
そして日頃から自分をオープンにすること、自分がどう見られるのかを気にしないようにしていく心を作っていくことも防御になっていきます。
それには外に評価を求めていくのではなく、自分で自分を評価・確立していくシステムを中心に置くことです。
平たくいえば、昨日の自分より今日の自分が成長したか、よい心でいたかを比べるだけでよく、他人や世間の状況と比べないということです。
マルセイユタロット講座(神戸)のご案内
今までも時々予定として書いておりましたが、いよいよ秋からの新しいマルセイユタロット講座のご案内をさせていただきます。
この講座は今までの基礎講座に該当するものですが、今回から大幅にバージョンアップと内容の刷新を図りましたので、実質的にはこれまでのアドバンス的なコースである発展コースの一部も含んで大変充実したものになっています。その分料金は上がっております。
この講座を受けることで、まったくのタロットの初心者からタロットリーディングを仕事にしていくことが決意できるまでに導いて行くことも目標としています。
もちろん、自己分析、自分の再統合、人生の質を向上させてていくこともタロットによって解説し、タロットを一生のツールとして使いこなしていける基礎部分をみっちりと構築していきます。
この講座で何をし、受講者が何を得てどう変わっていくことを目指すのか?
具体的に書きたいと思います。
●受講者の個性と希望を尊重した講座内容
少人数制クラスにより、全体講義の中でもお一人お一人の希望・個性に配慮し、事前カウンセリングとタロットリーディングを行う(希望制、遠方の方はメール・スカイプOK)ことにより、受講者の現状と理想をお伺いし、それに応じたものも講座の中で提供していきます。これらはすべて講座費用に含まれています。
●マルセイユタロットリーディング技術の習得
当方で行うのは宮岡が今まで学び、研究してきたマルセイユタロットの知識とリーディング技術をもとに、誰でも使いやすいように臨機応変にリーディングしていけるメソッドを数種類開発しています。それを個性や場面に即して選択実践していける知識と技術をお伝えし、他人に自信をもってリーディングできる実用可能な域まで導いていきます。
●マルセイユタロットの智慧の伝達
マルセイユタロットには様々な深い知識と智慧が含まれています。それらをわかりやすく解説し、ただ知識として頭に入れるのではなく、自分のタロット体験として実感してもらう内容を提供します。またタロットがあらゆるものに有効に使えるツールであることを説明します。時にはタロットを使う楽しいゲームも行い、いろいろな方向からタロットを味わっていただきます。
●自己再発見と再統合の旅
講座は単に学ぶだけのものではありません。講座期間を通じ、他の受講生とともにタロットをツールとして「自分」「人」「人生」「世界・森羅万象」を見ていくことになります。それは自己開示や自己変容にもつながり、今まで気がついていなかったブロック・自分・能力・可能性を発見し、古い自分と新しい自分の再統合を図り、現実的にも人生を変えていきます。
●趣縁・仲間との出会い
これまでの講座でも必ずといっていいほど、一緒に学ぶ皆さんの間での交流・絆が深まりました。それはタロットを共通項としての、いわば年齢・性別・職業などを超えた、自分が素になる特別なご縁で結ばれた人たちでもあります。今生だけのつきあいではない場合もあるかもしれません。そうした貴重な方たちとの出会いが講座では待っています。
講座後も宮岡の講座を受講した人たちだけに配信される特別情報のメルマガやレターなどが希望者に提供され、人間的なおつきあいとしてのフォローもあります。
秋は学習にはよいシーズンです。是非この機会にマルセイユタロットを学んでみてください。
【マルセイユタロット講座】
◆日時
9月17日,9月24日,10月22日,
10月30日,11月19日,11月26日
基本土曜日(10/30のみ日曜)、9時30分から17時まで 全6回
◆場所
神戸市中央区多聞通り 2-4-4 ブックローンビル西館8F
JR神戸駅北へ徒歩3分の素敵なスペースです。
主催は宮岡の新しい機関・セブンスウィルです。
※10/30のみ新大阪のルームになります。
◆料金
15万円 分割OK お支払いについては期間・回数などご相談に応じます。プリント資料・タロット代金、事前タロットリーディング料等すべて含まれています。
◆定員
限定4名 残り2名
◆お申込み・お問い合せ
こちらのフォーム からお願いいたします。
※なお、新大阪のルームでも希望があれば10月より日曜日主体で開講を予定しておりますが、人数は2名限定となります。基本は神戸開催を優先します。神戸での日程がどうしても合わないという方などに検討いたします。
技(わざ)の伝達
私自身は武道をやらないのですが、結構好きなところはあります。
先日の旅の話でも登場しましたマルセタロー氏は武道にも造詣が深く、私も時々氏の宅で氏がコレクションした武道のDVDなどを見せていただくことがあります。
そうすると、いかにも達人という方が出てこられるわけですが、その人たちの技は本当にすごいものです。トリックでもあるのかと疑うほどです。
技が極められるとそれはマジック・魔術と変わらなくなってきます。
このあたりはタロットカードの「手品師」、一般的なタロットの呼称では「魔術師」という名称のあるカードを合わせて考えますと興味深く思えてきます。
ただその弟子筋の方達が、達人の技の域に到達しているのかといえば、残念ながらたいていは一代限り、その人自体がすばらしいで終わってしまうことが多いようです。
これは武道に限らず、精神的にも社会的なことでも結構あるように思えます。
開祖・教祖と呼ばれるような人、ある技術や教義・思想を創始した人、ビジネス手法等で独創的かつ際立つ手法を編み出した人などは、確かにいずれにしても卓越したものをお持ちなのですが、今度はそれを広めていく段階に入ると、どんどん最初にあったものが薄まっていくような気がします。
結局、非常に優れた技や技術というものは、技術そのものよりも人によるところが大きい部分があるのではないかと考えられます。
もちろん計算可能な物理的な分野などでは、優れた技術はきちんと劣化せずに受け継がれていくものなのでしょうが、職人芸という言葉もあるように、物理的なことであっても、人(個人の技)による部分は無視できないものがあると思います。
実はタロット(リーディング)でも同様のことがあるのではないかと感じています。
すごいリーディングの技術、展開法(スプレッド)などがあったとしても、それを縦横無尽に使いこなすには、その技術を開発・発見した人か、何らかのインスピレーションを得て特化した技を持つような人に限られるように思います。
ここに「技術を教えていく」「伝達していく」という点で考えなければならないことが出てきます。
それはあまりにも特異な、人(個人の能力)に依拠した技術は、多くの人に同レベルの技として伝えきることができないということです。
創始者が出来るからと言って、誰でもできると勘違いしてはいけません。
創始者、伝える人とまったく同じ内容やレベルで自分も習得できるというのは幻想です。ただ、必ずしも劣化するということを言っているのではありません。
伝えられた時点で、厳密にいえば、もうオリジナルではなくなるのです。それは受けた人の解釈・思想が必ず入るためです。
人は全員違っています。ですからまったく同じように感じるということはありえません。
従って、創始者の考えや技術は純粋にそのままコピーということにならず、受けた人の思いが入った別のコピー、いや融合・創造されたものになって行きます。
その時点でオリジナルの技術レベルそのものとしては劣化していることがほとんどですが、しかし逆に融合した分、新しい発想や技術も生み出される可能性も内包していると言えます。
受け取る人の知識や別の技術のレベルの高さによっては、オリジナルを超えることも十分にありえます。
よくこういうことがあるでしょう。
師匠のもとで一生懸命学んでいたお弟子さんたちの前に、突然まったく別系統の人が現れ、師匠としばらく過ごすうちに、なぜかその人が師匠から後継者として名指しされてしまったというようなことが。
お弟子さんたちは「自分たちをさしおいて、どこの馬の骨ともわからないヤツがどうして!」と憤るでしょう。
しかし実はその馬の骨の人こそ、別の分野での達人であり、そのことが師匠にはすぐわかったために、後継を託したということです。
つまり、ほかの分野を極めている人は、極めた者同士相通じ合うところがあり、技術的にも同様な(理解が早い、響き合う)ところがあるのです。
このように技術を受ける人が相当の次元にある(他分野や知識等で)場合は、理解や融合も早く、その伝達スピードも速くなるばかりか、複合して新しい技術へと発展していくことも期待できます。
そのことからも、やはり技術も人によることろが大きいのだということでしょう。
これとは別に、普遍的に有効な技術をたくさんの人に伝えていくということもあり、それは人というよりも技術が大切になり、これはこれで技術を生み出すのは大変に難しいものだと思います。
あなたの人生を作っているもの
単純な話ですが、人生を変えるには、信念を変えるのが一番です。
信念もシンプルにいえば、信じていることです。
ということは、人間、信じているもので自分の人生が作られると言ってもよいかもしれません。
信じることがいかに大きな力を生み出すのか?
これは何も精神世界でのことだけではないのは、皆さんも理解されていることと思います。
人の想念というものは、普段私たちが考えているより、もっと大きな影響力を持ちます。
たとえば、水道水を飲む時でも、「まろやかになれ!」と念じながらコップに手をかざして念を込めれば、本当に水の味が変わります。
暗示なんじゃないの?と言う人もいるでしょうが、その暗示でそう思えることそのものが、すでに思いの力が人(自分)に働いている証拠です。
どちらにしても思いは効くのです。
ですから、タロットでいえば「愚者」、あらゆることを自分の夢の実現に同化して考えられる楽観的な思考は最強の人生を作り出すと言ってもよいでしょう。
それゆえ、私が思うに、「愚者」は非常に強い転換エネルギーを持つのです。(別の意味では「13」もそうです)
ところで信じるもので自分の人生が作られるのなら、今自分が信じているものは何かを検証してみるのは重要なことになります。
わかりやすく言えば自分の信仰が何かということです。実はこう考えると、誰もが何らかの宗教を信仰しているようなものなのです。(笑)
自分にとっての宗教は何か、もちろん本当の意味での「宗教」ではありません。自分の信念の元になっている考え方、教えという意味です。
そしてそれはほとんど自分の価値観と同一です。何に価値を置いているのかで自分の宗教が決まってくると言ってもよいかもしれません。
それから世界は自分の信じたものによって構成され、実在していく仕組みがあります。
自分が信じていない、不要なものと思っているものは情報として抜け落ち、実際には存在していても、あなたの世界観からは欠落します。
このように考えていくと、今更ながらやはり「引き寄せの法則」はよいところを指摘していると感じます。
信じていることは実現していくのです。というより、実現するように自分自身が作用させていくと言ってもよいでしょう。
このことはたとえばタロットを信じるということにもつながりますし、その信じ方によっても影響力が異なってきます。
吉凶的なカードの使い方をしていると、そうなる(いいカードが出るといいことが起こり、悪いカードが出れば悪いことが起こる)ということです。(いい悪いと思う自分の価値観が生まれ、その判断でのモノの見方になるというのが真相です)
吉凶的にやっていると一喜一憂してジェットコースターのようで面白いでしょうが、それだけのことです。当たったところでそれでどうなの?ということにもなると、吉凶使用ではやがて飽きが来ます。
とはいえ、いずれにしても、カードを信じると当たるようにもなりますし、そう感じる自分の宗教ができると言ってもよいでしょう。
タロットは宗教かといえば、先述したように広義の意味ではそうなります。
こうやって説明していくとタロットは欺瞞(だまし、あざむき)であり、単に「信じるか信じないかで使えるかどうか決まるのだ」と思えるでしょうが、それがいわば始まりであり、ポイントなのです。
欺されながら、あえて欺されることを選択するのです。
そこから大いなる気づきへと実は変化していきます。カードでいえば「悪魔」から「神の家」へと言えるかも知れません。
意味がわからないと思いますが、タロットとはそういう不思議なものなのです。