メッセージ
俺の話を聴け
誰かが話している途中なのに、それをさえぎって自分がしゃべってしまうことはありませんか? このことには、自分の意見の方が正しいのだという心が入った傲慢さを示しています。自分が話したくなった時、少し時間を置くように訓練してみましょう。お互いの緊張感がとれてくるでしょう。
シネマのように
相手との人間関係で、わけもなく相手に腹が立ったり、同じ事で問題が起こったり、自分が不当な扱いを受けているような気分になることの原因のひとつに、実は自分の心の状態を相手に映し出しているということがあります。相手がいらだっているのではなく、自分がほかの場面でいらだっていることが、相手に投影されていたりするのです。同じスクリーンでも、相手ではなく、自分の中のスクリーンを覗きましょう。
ゆれる思い
選択肢の多さに決断できない人は、完璧であろうとしすぎているか、なりたい自分のイメージが不明確だったり、本当に今必要なやるべきことと夢想に近い理想や夢とを混同しているようなところがあるのかもしれません。多層にふくらんでいく思いに翻弄されている状態といえます。そんな時は、簡単にすぐに取り組めることから始めるか、選択したことを想像して、一番感情が身近に感じられ、かつ気分がよくなるものを選べばよいでしょう。
友と呼べるのなら
友達になれるのは人や動物だけだと思っていませんか? 実はあなたの身の回りのモノや道具にもそうした感情を抱くことはできます。すべては「友」と思うだけで、退屈な作業や少々気にくわないことも、楽になってきます。また、当然人間対しても同様です。たとえ相手がそう思っていなくても、心の中でそう思うだけでいいのです。
世界の周囲からあなたを見る
これだけは譲れないとか、これを失えば自分ではないと思っているものでも、大きな視点で見れば、それがあなたの中でたとえ変化したとしても、実は世の中に大した影響は及ぼしません。どちらに転んでも、それはあなただけが思いこんでいる小さな世界の中での話なのです。そう思うと、きっと今まで信じていたものが、自分を縛ってきたことに気づくことがあるでしょう。