メッセージ

過大な力

 大きく絶対的な力と信じていても、その力が崩れた場合、逆に一緒に引っ張られるがごとく、その力が下に落ちていくものに悪化することもあります。絶対的な力も、自分と同じような面があり、どこかに並列した意識をもっていると、道連れのような落下は防げます。


苦しみ

 自分の苦しみがいつしか人の喜びに変わる、そういうことはあります。これは人の不幸を喜ぶという意味ではなく、自分が苦しんだ分、人と同じ痛みがわかるようになるので、人への理解と救いにつながるということです。つらいこと、苦しいことは、まさに自分と人のためといえるでしょう。


あと少し

 何かを行おうと考え、長い間の準備と待機の状態を続けていると、時にはもう我慢ができず、あせってせっかくの蓄積を無駄にして行動を起こしてしまうことがあります。しかし、そのあと少しの辛抱ができるかどうかで、卵が孵るか孵らないかにかかってくることもあるのです。


奇想天外

 あまりに着実なことばかりに気をとられていると、何も動けず、自分を小さな範囲に押し込めてしまうおそれがあります。あなたが考えているより、突飛なことでも実現の道は開かれています。例えば、周囲の関係のない人たちの会話からでも、何かのヒントがあったりするものです。


通(みち)を拡げる

 今まで長い間閉じていたものを急に開くことは危険を伴います。物事にしろ、心にしろ同様のことがいえます。まず小さな流れ道を作り、そこから少しずつ流し、それを徐々に拡げていく感覚が適しています。最初の水門は、どんな時にも開けていたあなたの身近な通路の部分にあるのがヒントです。


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