メッセージ

視線の下にあるもの

 遠大な理想があっても、視線がずっとそれに向いたままでは、何もとりかかることができないことがあります。いわく「理想とかけ離れている」「それは考えに合わない」などの理屈をつけて。しかし、意外に避けていた卑近な事柄が、理想に近づく現実での第一歩であることもあるのです。


誕生すること

 「生まれてくる」ということには、人に限らず物事の場合でも、ただそれ単独で突然生まれてきたわけではないでしょう。そこにあるものが生まれるのには、背後にはさまざまなものがからんでおり、関わっているわけです。だから製品であれ何であれ、あるものが「誕生」することに、感謝する気持ちは大切です。


主体感覚

 あることがてぎずに内にこもってしまうことがあります。そんな時は休息により、エネルギーを充填したあと、まずはとても簡単な、自分でコントロールできることから始めるとよいでしょう。例えば何時にこれだけはしてみるといった感じで。それは、自分が主体となる感覚を取り戻すということにつながります。


欲求

 自分の中にあるやりたいことや欲求を無視して、無理に抑え込んだりしていませんか? 欲求が利己的なものではあっても、それがあるのが人間というものです。まずは欲求があることをきちんと認め、それが本当は何なのか、耳を傾けていく必要はあるでしょう。


とにかく踏み出す

 あれこれ悩んでいても、その悩むこと自体にエネルギーが注がれ、結局本来の創造的なパワーが不足してしまって、また何も出来ずに悩んでしまうといった悪循環に陥ります。ここは「失敗してもいい、とにかくやれることからやってみよう!」という開き直りに似た気持ちが大事になります。思っているより、人生の修正の機会と方法は案外多いものです。


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