書くことで実現するのか。

書くと物事が実現する」ということは聞いたことがあると思います。


それは私の経験上もある程度事実だと感じます。


そういえば、この前もこんな気づきがありました。


私がタロットリーダーとして独立した時は、あまり自営業という意識をせずに開業していました。


自分としてはタロットリーディングの勉強と実践はしてきたつもりなので自信もあり、タロットを仕事にすればお客様も自然に来られるのではないかという、今思うと恐るべき甘い考えでいました。


ですが、やはり広告宣伝などもほとんどせず、「隠者」的な引きこもり研究家みたいな生活をしていましたので(苦笑)、当たり前ですが、お客様も来ない状況が続きました。


そこから営業的なことを勉強して実践すればよかったのですが、私はさらに変な方向と言いますか、精神世界の実現の方から入り、具体的にはイメージングと書くということをやってみたのです。


ただこれ自体も中途半端なもので、今思ってみても恥ずかしい限りものでした。当然ながらあまり効果はありませんでした。


それで、その時やっていたのは、自分のスケジュール帳が真っ黒になるというイメージで、実際にその当時のスケジュール帳をありもしないのに、申込み予定みたいなもので埋めてみたのです。


「いつかはこうなればいいなぁ」などという、やや夢想的なもので、この点でも甘さを露呈しておりました。(笑)

それから何年かたち、今、ふとそのことを思い出したのです。

実は最近結構多忙で、今の余白が少なくなってきたスケジュール帳を見て、今後どう調整を図ろうかと思っていたのですが、その時に「あれ? こうした状態の帳面は前に見たことがあるぞ」とはっと気がついたわけです

そう、昔私がイメージングして書いていた通りのスケジュール帳に近いのです。

これはもちろん、去年からコーチングを受けたり、営業的なことを意識して実践してきたりした事が大きいのですが、あの当時にイメージして書いていたことが、その後の実際の行動と結びついて実現してきたのだと想像しています。(まだまだの段階ですが・・・)

大切なのは、イメージすることと、それを書くということ、さらにここが最もポイントですが、その書いたことを実現するために何らかの行動を取るということです。

これはタロットでいえば、まさしく「斎王」「女帝」「皇帝」の道筋です。(「月」「力」「皇帝」とも言えます)

「斎王」と「女帝」でイメージしたものを「皇帝」で実際に書き、行動に移すということになります。

これは実現の型(鋳型)を、イメージすることから紙に書くという方法であらかじめ実現させておくという象徴行為に当たります。

また実際に紙に書き出すことで、あやふやだったイメージを整理して実現可能なものに合理化するという効果もあります。

書くこと自体が実現に向けてかなり具体化していることになるのです。

ただこの一連の作業はあくまで象徴行為に過ぎないので、まだあなたの小さな世界に閉じこもったままです。

ここから外に出していく、つまり外部世界に実現を図るには、やはり外に「形」として働きかけのできる行動が必要だと考えられます。

言ってみれば設計図を書いたとしても、それで家を建てるには材料を集め、実際に建築していかねばならないことと同じです。

逆に言えば、設計図がなければ家を建てることすら難しいということでもあります。

あなたの夢や希望・目標を現実にするひとつの効果的な手段として、やはり書くということはポイントが高いように感じています。

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