あなたの人生を作っているもの

単純な話ですが、人生を変えるには、信念を変えるのが一番です。


信念もシンプルにいえば、信じていることです。


ということは、人間、信じているもので自分の人生が作られると言ってもよいかもしれません。


信じることがいかに大きな力を生み出すのか?


これは何も精神世界でのことだけではないのは、皆さんも理解されていることと思います。


人の想念というものは、普段私たちが考えているより、もっと大きな影響力を持ちます。


たとえば、水道水を飲む時でも、「まろやかになれ!」と念じながらコップに手をかざして念を込めれば、本当に水の味が変わります。


暗示なんじゃないの?と言う人もいるでしょうが、その暗示でそう思えることそのものが、すでに思いの力が人(自分)に働いている証拠です。


どちらにしても思いは効くのです。


ですから、タロットでいえば「愚者」、あらゆることを自分の夢の実現に同化して考えられる楽観的な思考最強の人生を作り出すと言ってもよいでしょう。


それゆえ、私が思うに、「愚者」は非常に強い転換エネルギーを持つのです。(別の意味では「13」もそうです)


ところで信じるもので自分の人生が作られるのなら、今自分が信じているものは何かを検証してみるのは重要なことになります。


わかりやすく言えば自分の信仰が何かということです。実はこう考えると、誰もが何らかの宗教を信仰しているようなものなのです。(笑)


自分にとっての宗教は何か、もちろん本当の意味での「宗教」ではありません。自分の信念の元になっている考え方、教えという意味です。


そしてそれはほとんど自分の価値観と同一です。何に価値を置いているのかで自分の宗教が決まってくると言ってもよいかもしれません。


それから世界は自分の信じたものによって構成され、実在していく仕組みがあります。


自分が信じていない、不要なものと思っているものは情報として抜け落ち、実際には存在していても、あなたの世界観からは欠落します。


このように考えていくと、今更ながらやはり「引き寄せの法則」はよいところを指摘していると感じます。


信じていることは実現していくのです。というより、実現するように自分自身が作用させていくと言ってもよいでしょう。


このことはたとえばタロットを信じるということにもつながりますし、その信じ方によっても影響力が異なってきます。


吉凶的なカードの使い方をしていると、そうなる(いいカードが出るといいことが起こり、悪いカードが出れば悪いことが起こる)ということです。(いい悪いと思う自分の価値観が生まれ、その判断でのモノの見方になるというのが真相です)


吉凶的にやっていると一喜一憂してジェットコースターのようで面白いでしょうが、それだけのことです。当たったところでそれでどうなの?ということにもなると、吉凶使用ではやがて飽きが来ます。


とはいえ、いずれにしても、カードを信じると当たるようにもなりますし、そう感じる自分の宗教ができると言ってもよいでしょう。


タロットは宗教かといえば、先述したように広義の意味ではそうなります。


こうやって説明していくとタロットは欺瞞(だまし、あざむき)であり、単に「信じるか信じないかで使えるかどうか決まるのだ」と思えるでしょうが、それがいわば始まりであり、ポイントなのです。


欺されながら、あえて欺されることを選択するのです。


そこから大いなる気づきへと実は変化していきます。カードでいえば「悪魔」から「神の家」へと言えるかも知れません。


意味がわからないと思いますが、タロットとはそういう不思議なものなのです。

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