あなたの運はよいほうですか?

あなたは自分は運がいいと思っていらっしゃいますか?


私がタロットで相談してきたクライアントさんや普通にお会いする方々などを見て思うのは、やはり自分のセルフイメージ(自分が思っている自分)というものがとても大事で、それは運までも左右することがあるという印象です。


「私は運がいい」「私はピンチに陥っても誰かが助けてくれる」「私はなかなかついている」などと思っている人は、やはり強運だと言えましょう。


反対に「いいこともあるけど、悪いことも多い」「なんかついていない」「私の人生悪いことばかり」「きっとまた悪くなる」


と考えている人は、これもまたその通りに近い人生を歩むことになります。


では「運がいい」と思ったもの勝ちなのかと言われれば、実は精神(心)と実際の作用の働き方から考えればそうだと言えるでしょう。タロットカードの「戦車」の意味の隠喩にもなりますが、「勝ち」は「価値」になります。


私たちの精神と現実は、自分の思い(思考)によって選択された行動が大きな要因を占めると考えられます。


私たち(の脳)は、自分の思考に基づいた情報を集めることができますし、逆にいえばあまりに膨大な日々の情報の中で、自分の思考からはずれたものは省かれたり、見なかったことにされたりします。


これを運のことで言えば、自分の思っている運勢の状態を証明しようと自分の脳が情報を集めるのだとも考えられます。


つまり、自分は運がいいと思っていたのなら、そう思える情報(実際の出来事)を拾い集める傾向にあり、反対に運が悪いと思っている人は運が悪いと思える情報を収集するということになります。


また集めるだけではなく、意味づけも行います。ニュートラル・中立に起こったものでも、自分の普段の思いの傾向によって「これは自分にとって運がいいこと、悪いこと」と判断・ラベル付けをするわけですね。


ギャンブルや偶然を相手にする遊びや作業をする初心者に多いのが「ビキナーズラック」という初心者専用の幸運です。


これは初心者なのでそのことに対する知識や意味づけがニュートラルであり、何も考えてない状態なので、初心者にとっては普通のことが起こっているに過ぎないのに、端から見れば幸運に見えてしまうというものです。


ということは、元来、ニュートラルでは比較的私たちが思う「運がいい」ことが起きる(起きている)のです。ですから自然状態では運がいいとさえ言えます。


それを悪運や不運に変えているのは、私たち一人一人の想念であり、思考であり、そしてまたその集合体ではないでしょうか。


タロットカードで運を象徴するカード「運命の輪」(マルセイユタロット)の三匹の動物、特に輪の上にいるスフィンクスにこの運のとらえ方の示唆が隠されていると考えられます。


とにかくあなたは今日から「もともと私は運がいい」と思い直し、これからも「運はいい」のだと信じることです。


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