見えないネットワークシステム

タロットリーディングでも思うのですが、例えば一対一の相談をしていても、そこには、ほかの存在や、何か別のデータバンクのようなものがあるのではないかと感じる時があります。

つまり、(カードとしての絵の)タロットや人間のみで問題について検討したり、解決しようとしたりしているのではないということです。(ほかの情報や支援も受けているということ)

タロットの場合は、例えば、タロットの精霊というものの助けがあると言われます。このタロットの精霊については、様々な意見や考え方があるので、ここでは何者であるかは言いません。

ただ、私はそれが存在していると感じますし、そこからのコンタクトによって、得られる情報はあると思っています。

しかしながら、これも次元の違うひとつの情報とか、エネルギー場と見れば、「精霊」というのも、あくまでそういったところの象徴や通路(アクセスポイント)と考えることもできます。こちらの考えのほうが、受け入れやすい人もいるかもしれませんね。

さて、もうひとつ、「存在」という意味では、「ネットワーク」ということもあるのではないかと思っています。

逆に表現すれば、ネットワーク全体がある種のひとつの情報存在になっているような、そんなイメージです。

私たちの世界には、現実のネットワークとして、生身の人間同士のつながりや、今はインターネットなど、実際にはそのシステムは見えないにしても、巨大な通信網でのつながりがあります。

今、こうして、このブログを読まれている人は、別々の場所の人たちですが、インターネットあればこそでブログの場所につながり、書き手と、その内容を読む人として、ネットでの関係・つながりができています。

今やインターネットを介せば、かなりの人とつながれますし、自分が知らなかった情報を知ることもでき、反対に、自分から発信することもできます。

そうしたネットワークシステムですが、私たちの世界には、インターネットのようなものだけではなく、現実を超えた、見えない世界でのつながり、ネットワークがあるのではないかと想像します。

例えば、集合意識というのもそうかもしれません。

おそらく、人間同士、いや、地球や生命全体とつながる、何かのシステムとネットワークは存在しているのだと考えられます。

それは、レヴェル別と言いますか、次元別にも存在し、そこにつながるかどうかについても、いくつかの条件や作用が働いているのではないかと考えられるところがあります。もしかすると、アクセス権の許可が必要なものもあるのかもしれません。

反対に、自分の意志とは無関係に、勝手に、あるいは強制的につながれてしまうものもあるかもしれず、そういうものは危険なにおいがあります

相談のことで戻りますと、人は悩みや迷い、問題を抱えますと、まず自分から、あるネットワークについて、まるでインターネットを検索するかのように探索し、解決を図ろうとする(ネットワークにつながろうとする)機能があるのではないかと予想しています。

実は、インターネットでさえも、その影響は受けている可能性もあるかもしれないと見ています。

そうすると、自分の問題や悩みを解消してくれたり、軽減してくれたりする人や情報に行き着くように、自らが導いているような働きがあると言えます。

同時に、実際にタロットリーディングなど、相談の場面でも、あるネットワークにつながり、その情報網からの何らかのデータが直感のような形でダウンロードされ、解決策などが見つかることがあると思わされることが、度々あります。

秘教や古代の叡智では、すでにそのようなことが知られていた可能性があります。

マルセイユタロットには、そういった、私たちにはまだ通常知られていない、目に見えないネットワークとつながる、アクセスツールと機能を持っていると思っています。(それには図像としての秘密があるからです)

ただ、さきぼとも書いたように、ツールを使えば誰でも自由にアクセスできるとは限らず、やはりそれなりの条件やレヴェルがあるのではないかと思われます。

要するに、道具を使いこなすには、使う側の成長や技量向上、ネットワークへの鋭敏な感性のようなものが要求されるのではないかということです。

それから、もうひとつ、ネットワークには様々なものがある(からみあっている場合もあり)と考えられ、それがさらに、あるポイントや分岐点、中継点で、電気信号が切り替わるかのように、別のネットワーク系へとつながってしまう(変化してしまう)こともあると仮定します。それはまるで、体や悩の神経ネットワークみたいなものです。

ここでもし、ポジティブであったり、問題や悩みを解決したり、支援したりして、人類の成長・発展を促そうすることが目的中心のネットワークがあると想定します。そして、このネットワークを仮にAとします。

反対に、人類をあるレヴェルに滞留させておいたり、ネガティブな思いが集合したデータ網・データバンク(メモリーレコード)のようなところに行きやすくしたりするものがあるとします。これをBとします。

もしAからBへと、何かの拍子でつながってしまうと、問題がさらに深刻化したり、今まではさほどでもなかったのに、急にネガティブで重い感情や気持ちになってしまったりすることもあるのではないかと思います。

この逆もしかりで、急に明るくなり、問題も解決していくことが回線の変化であるかもしれません。

いわば、一種の電気信号のようなもので、悩内、または別の肉体以外の体の何かに引き寄せ合うものがあれば、その方向に流れて行きやすいことになるともイメージされます。

そうすると、興味深いことに、私たちは自分の意志で、選択や決定、あるいは自己の状態をコントロールできるわけではなく、ネットワーク、すなち、人類やほかの何か全体とつながった情報体ともいえるところからの影響を受け、個性でさえ、個性と言えるものではないのかもしれないと思われるところです。

自己は自分の悩や体が規定しているのではなく、自らの思考、感情等でさえも、全部自分が決めていると言えず、何かのネットワークとつながっていて、影響を及ぼしあっていることは十分に考えられます。

これは自分は他人でもあり、他人は自分でもある可能性でもあり、やはり人類全体としてネットワークを形成し、ひとつの生命、思考・感情体というメインコンピュータ(存在)みたいになっていることが、SF的ですが、想像してしまいます。

そして、そのネットワークに、害ある(コンピュータ)ウィルスのようなものが注入されればどうなるのか?という思いも出てきて、実際にはすでに行われているのではないかという危惧もあります。

ウィルスではなくても、さきほど述べたような集合意識で蓄積されたネガティブなデータが混入されてくることもあるかもしれません。

また、自分が自分だけで決められないのであれば、自分の問題や状況も、自分だけのせい(自己責任)とは言い難く、それこそ人のせい(ネットワークからの影響)ということもあるかもしれないのです。(自分の問題は自分によって引き起こされているのではない可能性と、その解消もまた自分の意志と力だけで何でもできるわけではないという示唆となります)

逆を考えれば、自分の状況や問題も、よきネットワークにつながって、情報が変われば、改善されていくことも期待でき、それも自分だけの力で、必死に努力したり、計画・行動したりするよりも、早いこともあるわけです。

※(見える)現実のネットワークでも、つながりによって、助け合うこと、知恵を出し合うことができ、一人では解決できなかったことが解決できることがあるのと同じです。

見えないネットワークが何であるのかは、まだわからないところも多いかと思いますが、それを意識していくことで、問題への解決の新たな方法や、遺伝や環境だけで規定される自分だけではないことも、わかってくるのではないかと想像しています。

タロットをされる方は、意識を高い点に持っていき、よきネットワークとつながるようにしていると、そういう場へアクセスしやすくなって、リーダーもクライアントにも好影響があるのではないかと思います。(周波数域の違いと言ってもいいかもしれません)

メルヘン的に言えば、悪魔よりも天使のネットワークになつがることを意識しましょうとなります。

特にタロットリーダーは、自分で何とかタロットを読んでしまおう、クライアントにアドバイスを出そうとして、「一人の殻」に閉じこもってしまう場合もあり、それはかえってよい結果が得られなくなります。

だから、多くの支援網(ネットワークからの情報)によって、読まされている、縁を与えられている(ネットワークとつながっている)という気持ちを意識し、そうすると、わかりづらい展開についても、新しい発想や直観が得られやすくなるのではないかと思います。

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