どうやらこの世界は留まるということがないように思います。従って、今どんな状況にあろうと、その状態がずっと続くというのはありえないことになります。環境であれ、心境であれ、必ず変転が生じていくのです。「時」というのはその変化のタイミングの連続のことであり、世の中と人間との関係は、ある面、そういうものだと認識していると、執着的な心に自動的に力と回転が与えられ、良くも悪くもこだわりが少なくなるでしょう。