サッカー選手のパーソナル・ソウルカード
Jリーグが先週より始まりました。そこでちょっとタロットと結びつけながら、サッカー選手の性質など見てみたいと思います。
私が習ったタロットの技法のひとつに、生年月日から導き出されたタロットカードによる、個人の性格や気質などを大まかに分類する方法があります。それを「パーソナルカード」と「ソウルカード」というのですが、ここでは、それをサッカー選手に応用してみたいと思います。「パーソナルカード」とは、簡単に言えばその人の外面や性格、公的な表情や役割を表し、反対に「ソウルカード」とはその人の内面や本質、特に私的な部分ととらえられるものを示します。このHPでも「メッセージ」のところで「ソウルカードアドバイス」として使っていますが、それと同じものです。
それでは、実際の日本人の選手にパーソナルカードとソウルカードを当てはめて見てみましょう。とはいえ、最近活躍の若手選手や、オシム監督の代表選手などは一般の方にはまだなじみが薄いと思われますので、まずは誰でも知っている有名選手(ちょっと古いかな?)から始めてみます。
最初は何と言っても今のサッカー界の発展に多大な貢献を及ぼし(ている)たキングカズこと、三浦知良選手。彼のパーソナルカードは「11」の「力」、ソウルカードは「6」の「恋人」です。「11」の「力」のカードといえば、非常にパワフルで前向き、自分の力を制御し、ある種の奇蹟を起こすことを象徴するカードで、まるでカズ選手の全盛期のようです。また、カズ選手のよくつける背番号は「11」ということも象徴的ですね。ソウルカードは「恋人」、これは文字通り「恋」を示すこともありますし、「迷い」や「選択」を意味することもあります。さらに「直観」というような言葉も出てきます。まあ、とにかくソウルカードからは柔らかな印象が出ますね。メディアによく登場したり、サービス精神旺盛なところなどはカズ選手の本質が出ているのかもしれません。
次にゴンこと中山雅史選手。彼のパーソナルカードは「15」の「悪魔」、ソウルカードは「1」の「手品師」です。「悪魔」というのはいろいろな魅力やカリスマ性を有しているところもあり、表では人を楽しませることの多い中山選手をよく示しています。ソウルの「手品師」は、「仕事」というキーワードも持ちますし、「新しさ・フレッシュさ」、また「活発さ」を象徴します。中山選手の、いつまでもひたむきで新人のようにサッカーに取り組む、まじめな部分が本質として出ているのかもしれません。
サッカーといえばこの人ははずせないでしょう。先頃引退したヒデこと中田英寿氏。今は旅人?として世界を巡っているようですが・・・彼のパーソナルカードは「7」の「戦車」で、ソウルカートは「2」の「斉王」です。「戦車」のカードは「勝利」や「成功」を意味し、ある意味サッカーにていろいろな面で“成功”した彼の姿を見事に表している思えます。しかも「戦車」のカードは乗り物に乗っている人物が描かれていて、ここから「旅行」というイメージも出ますから、“旅人ヒデ”としても尚更ピッタリです。そして内面を示すソウルカードは「斉王」、これは物静かに読書している女性の姿が出ているカードですが、彼の中にはそのような、とても勉強家で孤独を愛し、自分の静寂なる世界を有している部分があるとも考えられるでしょう。
現在も海外で活躍している選手に目を向けましょう。スコットランド・セルティックで結果を残している中村俊輔選手。パーソナルカードは「15」の「悪魔」で、ソウルは「1」の「手品師」、これは前述の中山選手と同じです。やはりフリーキックの名手ということで、人々を魅了する悪魔的な左足を持つといえましょうか。ソウルカードは「手品師」で、“手品師”という名前がついているように「器用さ」という側面は出てきますが、「始まり」を意味するカードでもあり、いつも気持ちも「新た」に、キックの練習にひたすら励む彼の努力から今の活躍が生み出されているとカードからは想像されます。
今度はドイツブンデスリーガで、今コンスタントに得点をしている高原直泰選手です。彼のパーソナルカードは「14」の「節制」、ソウルカードは「9」の「隠者」。これは私自身、少し意外な感じがしました。といいますのも、「節制」は人を救ったり、癒したりする救済者のカードで、ちょっとサッカー選手、それもアグレッシブな高原選手のイメージに合いません。ソウルカードの「隠者」も老賢人のようなカードで、穏やかで静かなイメージがあります。ですが、実際に他国で「助っ人」として活躍しているわけであり、サッカーにおいて“救済”とはまさに“得点すること”ですから、救うことに関して熱く強い意思を持つ「節制」にはふさわしいような気がしますし、ソウルの「隠者」も、あるいは引退後は指導者としての才能が眠っている、ということも示しているのかもしれませんね。
ほかに視点を変えてみますと、例えば同じカードを持つ同ポジションの選手たちがいます。FWの柳沢敦選手と、先日のJリーグで“どでかい”スーパーゴールを放ち、再び注目を集めた久保竜彦選手、それに久保選手と全く同一の誕生日を持つので、当然同じカードを持つことになる西澤明訓選手。彼らはパーソナルが「神の家」の「16」で、ソウルが「斉王」の「2」です。「神の家」のカードは空から衝撃的な神の光が降ってきている様を示しており、まさにネットにつきささるゴールをイメージできますので、FWにはふさわしいカードなのかもしれません。(余談ながら柳沢選手のドイツW杯でのシュートはある意味すごく衝撃的・・・でしたが。。。)しかし、みんなインタビューなどでは華やかな感じではないですよね。おとなしい印象があります。久保選手なんか寡黙そのものですし。。。だから密やかな女性の絵である「斉王」をソウルに持っているのもうなづけます。現在の少年サッカーの指導者の皆さま、生年月日を計算して「16」と「2」を持つ子供は、将来いいストライカーになるかもしれませんよ(笑)。あ、計算の仕方は学研の本、「秘伝カモワン・タロット」をご覧ください。
えーと、最後にちょっと目線を変えまして、監督も見てみましょう。ここ3代の日本代表監督です。まずは良くも悪くも日本のサッカーを非常に賑わせたトルシエ氏。パーソナルカードは「4」の皇帝で、ソウルカードは「8」の「正義」でした。サッカーにおいてはとても現実的で、選手達にも厳しく支配的に指導に当たっていたといわれる彼の姿は、まさに「皇帝」で示されるカードそのものですし、天秤と剣をもってバランスと決断を表す「正義」のカードも、システマチックに戦術を考え、フォーメーションのバランスを重視した彼にあてはまる気がします。
では、ドイツW杯を指揮した往年の名選手でもあるジーコ元監督はどうでしょう。パーソナルは「2」で「斉王」、ソウルは「6」の「恋人」です。選手を固定して器用していたのが、経験を重んじる「斉王」のカードをイメージさせますし、結局は戦術より直観力やインスピレーションの部分を大切にしていたかのようにも思えるのが、ソウルカードが「恋人」の人という印象があります。
終わりは現在の代表監督のオシム氏。なんとトルシエ氏とパーソナルもソウルも同じ(生年月日は異なります)なんですね。やっぱり欧州人の監督らしく、論理的で「監督」という感じがするのは、「皇帝」(王様ですから監督や指導者というのにはぴったりのカードなのです)と、ジャッジとバランスの「正義」というカードを持つということもあるのでしょうね。
まだまだデータはあるのですが、サッカーに興味のない人、またはあってもタロットカードがわからない方には面白くないと思いますので、このへんで失礼いたします。それならもっとメジャーな芸能人分野でやれば良かったですよねぇ...ま、サッカー、好きなもんで許してください。