タロットの使い方は、いろいろとあるのです。

タロットと聞くと、皆さんは「占い」という言葉がすぐ浮かびますよね。もちろん、タロットは占いのツールとしてとても優れているものです。ですから、ほとんどの占い師さんの方は、タロットカードを使っていらっしゃいます。


でも、タロットはもっともっと幅広く使えるものなのです。本当にいろいろと応用が利くすばらしいツールだなと私は感じています。


その中でまず、私がもっともおすすめしたい使い方は、「思考の整理道具」あるいは「記憶装置」としてのタロットを利用するというものです。

たとえば、あなたがある本を読んだとします。その本の中では、「思ったことが実現するよ」と書いていたとします。あなたは、「ふ~ん、そうか」と感じたり、「よし、早速明日からやってみよう!」と積極的な気持ちになったりするかもしれません。


けれども、日常生活に戻るとそんな思いはすぐ忘れてしまうか、せいぜい一週間くらいの熱期間(笑)で冷めていくことが多いですよね。


ところがタロットを学習して、カードのある並びの法則を理解すると、あなたが読んだ本に書かれてあったフレーズや重要な部分を、カードに置き換えて考えることができるようになります。


そうするとですね、タロットを見るだけで本のことがあなたの頭の中に再登場するというわけです。


しかも、ここがとても大切なのですが、本の知識からさらに発展考察(簡単に言えば、本ではわからなかったことを自分なりに考えるようになることです)が、自然にできるような仕組みもあるのですね。


上の本の例でいえば、「思いが現実になる」というその方法論が、本に書いてあることだけではなく、「もしかすると、そのカギはこういうことかもしれないぞ!」と推測できる可能性をタロットは与えてくれるということです。


なぜならば、タロットは「智慧の書物」「宇宙の書物」と呼ばれるほど中身が詰まっているからです。ただ問題は読み取る方法を知らないと、何も引き出せないということです。タロットは暗号図みたいなものともいえるのですね。


だからここに、タロットを学ぶ必要性が生じるのです。

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