勇気と無謀の違い
勇気と無謀は違います。
ここに「力」というカードがあります。マルセイユ版の場合、ライダー・ウェイト版とは異なって、11が「力」になりますが、ともかくライオンを手なずけている大きな女性の画像のカードです。
この「力」のカードが勇気をよく象徴しています。
彼女はライオンを強引に力ずくでコントロールしているのではなく、自然体でライオンを操れることを知っているので、それができているのです。
「力」の女性の意味とは少し違ってきますが、いわばサーカスの調教師がライオンを扱うようなものです。
それに反して無謀とは、「オレ、ライオンをコントロールできるかどうかわからないけど、とにかく気合いでやってみるよ」というようなことといえます。この場合、檻の中入った彼がどうなったのかは知りませんが。。。あ、悲鳴が・・・
それはともかく。
「できることがわかっていたら、勇気が出るのは当たり前じゃん」
と思うでしょう。
それはそうなのです。ただ、できることがわかっていながら失敗するかもしれないという恐怖心や、笑われたらどうしようとか、見栄・プライドが邪魔してできないこともあるのです。そして多くの人はそういうことだったりします。
ほら、あなたも、「自分ではできる」と思っているのに、いろいろと条件をつけてやれていないことがあるでしょう。自分にそれができるかどうか、環境や他の要素は除いて、純粋に能力の問題として見てください。
意外にやれるはずです。ではできないのはなぜか、それがいいわけであり、勇気をくじいている部分といえます。
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